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さぃょゎゅぅしゃ  作者: みさわみかさ
【吉報】勇者の第2使徒・ソアラはマジ天使というか妖精
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お酒はハ(ーレムの女の子)タチになってから

 日が沈み通りが閑散としていくのと入れ替わるように、酒と食い物を提供する店は活気づいていた。

 注文を取りに来たウエイターに俺は酒と料理を頼んだ。ソアラもそれにならって食いものといっしょにアルコールも注文する。見ため的、人間換算的に、飲酒はいいんだろうか。デネブも同じ疑問をいだき不満を唱えた。


「勇者様、ソアラが飲むのは止めないんですか?」

「一応、実年齢は俺らよりずっと上だからなあ」

「年齢制限って身体的な成長が基準ですよね? どう見たって私より下じゃないですか。店員さんもそう思わない?」


 話を振られたウエイターのお兄さんは「エルフの人は歳がわかりにくいからねえ」と苦笑いした。


「じゃあ、あたしも飲む。あたしはビールを」

「おまえはだめだ。店員さん、こいつにはジュースを」がらにもなくデネブには保護者の感覚が湧く。


「勇者様とソアラだけ飲むなんてずるいです」

「もうわかった、俺らもソフトドリンクにするから」


 なっ、とソアラに同意を求めたが「私は飲むよ?」と笑顔でさらっと拒否。協調性なしかっ。

 こいつが飲むのも止めるべきなのかもしれないが、デネブに対するような保護者感覚がなぜか起こらない。種族の違いで感覚が狂うからか、物理的年齢が上だからなのか。どうもこいつはつかみどころがない。まさか神のいう「裏切り者」ってことは(このおっぱいの大きさからして)ないとは思うが。危険を察知するアイテムも譲ってくれたし。それでもいまひとつ腑に落ちないというか。もやっとする。

 デネブは不満そうだったが、俺が飲まないということで不承不承引いた。

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