表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さぃょゎゅぅしゃ  作者: みさわみかさ
【快報】第3使徒・プレアはついに悟リの領域に
131/148

ショートコント『チートアイテム』 オーパーツ満載の大百科を手に入れたぞ。これで女湯を覗いたり…ぐへへ → 難しすぎて読めないし作れないんですけど!

 腕力もない、特殊能力もない、知恵もなけりゃ魔法も使えない、ときたら残る手だてはアイテムぐらいだ。なんらかのマジックアイテムで切り抜けるしかない。

 自称猫型の青タヌキのごとく、脳内であれでもないこれでもないと道具袋をあさる。

 だめだ、クエスト帰りでめぼしいものはあらかた使いきってる。俺がザコすぎてすぐピンチにおちいるから、毎回、片っぱしから消費してしまう。


 文字どおりの魔手が伸び、デネブは魔法を唱えながら青ざめ後じさる。レベルはあいつのほうが上だが、一対多じゃ分が悪すぎだ。

 助けようにも、両脇を固められて身動きがとれない。なにもできない自分が情けない。


 もっと強ければ。最強じゃなくてもいい。せめて普通に戦えるぐらいの力があればこんなことには。


 神、クソ神、今だけでいいからチート能力与えろ。このブタとゴリラの大百科どもを、草生やしながら芝刈り機みてえになぎ払う力をよこしやがれ。こちとらレベル一で毎日ひいひい逃げまわってんだ、それぐらいのサービスしたってバチは当たらねえだろ。神にバチが当たるのか知らんけど。いいから黙ってねえでよこせ、無視かっ。


 俺の心のなかの叫びが聞こえたのかはわからない。いや、聞こえててあのジジイは普通にシカトしてるんだろう。

 だが、あたかも天に願いが通じたみたいなことが、起きた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ