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さぃょゎゅぅしゃ  作者: みさわみかさ
【快報】第3使徒・プレアはついに悟リの領域に
129/148

最弱勇者語録「静岡に行ったとき再放送なんてしてなかった」

 ハフオクがにらみつける相手が、舞い降りた使徒(てんし)と気づいて思わず叫ぶ。「デネブ!」


 セミロングの黒髪のてっぺんにデカリボンを乗せた、白とピンクの女の子。破顔する俺と対照的に、ハフオクのひとりのハゲオクが「なんだこの妙ちくりんな娘は」と困惑した。「このガキのツレか?」


 胸もとのこれまたデカいピンクリボンをゆらして、魔法少女コスのレイヤーはおもちゃみたいな杖を差し向ける。


「そのかたから手を離しなさい。あんたたちが乱暴をはたらいていいようなかたじゃないのよ」


 ビシッと警告するデネブに、俺は、かっけえ、とちょびっと感動すらした。うちの従者がかっこかわいい件。が。


「ぶははははっ」


 ハーフオークとかクオーターヒューマンな人たちは吹き出し、下品な笑い声をゲハゲハたてる。ゲーハーの奴が特にやかましかった。


「とんちんかんな格好に、言ってることもとんちんかんとくらあ」「ここがゆるいんじゃねえか?」「なーに、こっちがゆるゆるじゃなけりゃじゅうぶんよ」「ちげえねえ。今日は入れ食いだな」


 自分たちの頭や下半身を指して大笑い。なんて下劣な連中なんだ。エロいことしか頭にないのか。俺が言うなという声が聞こえてきそうだが。


 ゲレゲレ笑うオゲレツ大百科たちに顔、殺助のデネブ。さっきも機嫌損ねてたしあんまりあいつ怒らせないほうが……って、まじ☆ステのハートの部分、なんかぼんやり発光してんですけどっ。

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