表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さぃょゎゅぅしゃ  作者: みさわみかさ
【快報】第3使徒・プレアはついに悟リの領域に
128/148

うちの妹(デブス)が描いてるやつ→『闇病-YAMI-』「言ったよね?僕、妬くほうだって」「や、やめろ」「君のふしだらなココには“鉄の処女”を装着しないと…ねッ」「ギャアァ!」  俺「ヒエッ」

「なかなかべっぴんさんなお顔してんじゃねーか、坊主」


 近い近い近い、っていうほど顔寄せての顎クイをされて、ぞぞぞと全身の毛がいっぺんに逆立つ。おいおいおいおい、まさかソッチ方面のご趣味をお持ちのかたですかあーっ!?


「バーカ。俺ぁ、野郎なんざ興味ねーよ」一瞬、ほっとするも「興味を持ってるのは上得意客のダンナのほうだ」うわあーっ、結局ヤベーんじゃねえかー!


「おう、じゃあ兄ちゃんもついでに来てもらおうか」


 がしっとハーフオークのおっさんの野太い腕が肩にまわされる。そっちやらあっちのご趣味がないとわかっていても気色悪い。

 逃げようにも左右からはさまれ足どりもおぼつかず、半分引きずられるような格好だ。

 女の子も再び叫び声をあげるが、助けに入ろうなんて奴はどっちを向いてもおらず、ソーバッドなフィーリング。


「ボーヤは処女か? あん?」前も後ろも清らかなままですぅっ。「ダンナのプレイはハードだっつーから覚悟しな」ハードプレイってナニ!?


 日本の法律とか百(パー)完璧におよばない、自由と暴力のまっただなかな異世界でのハードプレイってどんだけハードなの!? うちの腐妹(デブス)が描いてる薄い本のヤンホモぐらい危険なやつかなっ? だとするとそうとうエグいことになって発狂・廃人・死亡コース確定なんですけど!


「今日は上玉がふたりも手に入ってついてる――あん?」


 人さらいご一行様の足が止まる。


「なんだてめえ」


 ハーフオークが低い声でドスをきかせた。

 一行のゆく手を阻むように、道のまんなかに何者かが立ちはだかる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ