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さぃょゎゅぅしゃ  作者: みさわみかさ
【快報】第3使徒・プレアはついに悟リの領域に
127/148

JS5 (Japanesejoshi Studentshougakusei version 5.101i) = 悟り

「おい小僧、そいつの知りあいか?」


 コワモテのおっさんににらまれて、ひいっ、とすくみあがりながら首をぶんぶん振る。知るわきゃない。

 俺の陰に隠れる女の子は、薄紫のショートボブで背丈もショート、近くで見ると愛らしさがきわだつあどけない顔だち。悟りのひらけそうなJS5ぐらいだ。

 ロリコンマスターの俺としては、こんな子にうるうると上目づかいに寄り添われるという、事案系のうれしいハプニングは普段なら大歓迎、ウェルカムようこそこのイカレた時代へ君はタフボーイ(×4)。だがしかし。


「関係ないならすっこんでろ、ぶっ殺すぞ!」

「ひいぃっ」


 イカレた時代で肩パッドを装着しヒャッハーしてそうなかたがたにすごまれたら、とてもじゃないがぐへへなんて言ってられない。はいどうぞと差し出し、脱兎の勢いで消えたいところだが、この子に袖をつかまれて逃げられない。くそっ、マドハンドかよっ。


「ほーお、俺たちに逆らおうってのか」


 ギロ、と荒くれ者が目をむく。いやいやいやいやめっそうもないですそんな大それたこと。

 にじり寄られ、ただでさえガクブルの足がもう産まれたての子馬のようで、立っているのがやっとだ。

 間近で見ると超怖えーんですけど。想定の二百%増しぐらいにやべーツラがまえなんですけど。え、えーと、ハーフオーク、とかかな? 顔にかかる息とか超くせーし。

 ステータスを見てみる。あ、【種族:人間】なんだー、へえー。亜人種とかじゃなしにこの迫力はなかなか……。

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