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さぃょゎゅぅしゃ  作者: みさわみかさ
【快報】第3使徒・プレアはついに悟リの領域に
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うちのロリフは地味に毒舌

「ちょっとおっしゃってることの意味がわからないんですがっ。人の話を聞いていないばかりかなにが正妻戦争ですか、パンツですか! 私の立場? ご自身のお立場をよくよくお考えになるべきではありませんか!?」

「ちょっ、声、大きいっ。人が見てるってば」

「怒らせたのは誰ですかっ。勇者様のためを思ってあえて苦言を呈しているというのに、まったくお聞き入れいただけない。それどころか理解しがたい暴論まで」

「わ、悪かったってば。今のはパーティー内の潤滑油として軽いジョークで……」

「どう見ても勇者様の本音だだ漏れでしたが? 百歩譲っておふざけだったとしても冗談になってませんから」

「まあまあ、デネブちゃん、落ち着いて」


 見かねてかソアラがなだめ役にまわってくれる。のはいいんだが。


「アルくんがスケベで甲斐性なしで足手まといで勇者というかゆき先不安な『憂者』というか遊んでるだけの『遊者』なのは今に始まったことじゃないんだし」


 【言葉のダガー/攻撃力:三十六/特殊効果:毒】で遠慮のないめった刺しはやめてもらえないかな。HPどころかLPが〇になって復活できなくなりそうなんですけど。


 デネブの怒りは収まらず、突然、踵を返し、あさっての方向へ歩きはじめる。


「お、おいっ、どこ行くんだよ?」

「勇者様のお供をこの先、続けていくかどうか、少し考えさせていただきます」

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