表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PET  作者: 古屋 零
37/41

037:最後

ー城前ー


<先輩!ココニイル模様デアリマス!!>

<ウム、今日コソハ決着ヲツケテヤル…死ンデイッタ仲間ノタメニモ>

警備ロボの後ろには様々な戦闘を極めた部隊が数万も待機していた。


◆◇◆◇◆◇◆


ー城内部ー


「テキダテキダ!」

ファーはそういうと、幾つものファーに分裂し、他の仲間の元に飛んでいった。

警備ロボがすぐそこまで来ていることが全外級生物に知らされると、力に自信のあるものから先頭に城を飛び出していった。


◆◇◆◇◆◇◆


ー城前ー


最初に口を開いたのは危険度Sで手がハンマーのようになっており、頭に2本の角を持つガスパー。

「おいおいお前らがここに何のようだ?」

<オ前ラガヒトヲカクマッテイルノハ分カッテイル>

「おいおい、そんなわけないだろ?かくまう前にあの方に捧げてるぜ?俺なら」

<魔将ノクセニ名前ヲ持ッテイルコノ城ノ住人ノ奴ノ言葉ハ信用ナラナイ>

「聞き捨てならネェーぜ?」

危険度Bの幽霊のようなゲスは目に炎を出し、警備ロボをに睨みつけた。

「ここらで我らの力にでも磨きをかけますかな?」

危険度Sのブカブカのコートを着たジェズは裾から生きた紐のようなものを操り出し相手を威嚇した。

それが戦いの合図かのように、警備ロボ対外級生物の戦いが始まった。


◆◇◆◇◆◇◆


ー城内部ー


やけに外が騒がしくなってきた…

気にはなったけどやめた。

他の外級生物に出くわしたり、罠にでもはまったりしてみればそこで終わりかもしれないから。

玉座の部屋と思われる大きな扉を力いっぱい押すと、扉はゆっくりと開いた。

この部屋にも誰もおらず、夢と同じように玉座の後ろにあるはず仕掛けを動かしてみた。

「あった…」

すると、どこからか歯車の回るような音が聞こえたかと思うと、二つの玉座の間に地下へと進む階段が出現した。

全く夢と同じ…

この下に何があるか分からないが、今の俺には進むしかない。

暗い地下の世界に俺は1歩1歩踏み出した。


◆◇◆◇◆◇◆


ー城地下ー


階段をおりきると、地下の通路に光が灯った。

それと同時に城へと続く道が消えた。

これで後戻りは出来なくなった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング←よろしければクリックをお願いします。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ