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PET  作者: 古屋 零
36/41

036:絶体絶命

ー城内部ー


いつの間にか眠りについていたようだ…

「…?」

知らない間に白衣のローブを身にまとっていた。

少し目がかすむ…

扉を開け、部屋を出た。

しかしそこには沈黙だけ…

城内部のことは知らないのに、足が勝手に動く。

そうだ…そういえばココを逃げるんだった。

早足で城の奥に進んでいった。

すると、玉座のある部屋についた。

そこで玉座の後ろにある仕掛けを作動させると、二つの玉座の間に地下へ進む階段が現れた。

「完璧だ…早くこっちに!」

俺は誰に呼びかけてるんだ…?

すると、向こうの方から俺と同じように白衣のローブをまとった女が…


「…ッガ!!グゥゥゥ…」

頭がキリキリと痛む…

突然体が動かなくなった。

「……マ!」

…今なんて?

「…グマ!先に行って!!」

…一体誰のことを…

女の後ろからあやし黒い煙が出てきたかと思うと、女を包み込んだ。

「シグマーーー!」

それが彼女の最後の言葉だった。

「ハルカ!!!!!!!」


……―――


◆◇◆◇◆◇◆


ー城内部ー


目を覚ますと、全身汗だくになっていた。

「何だよ…最近の夢は…」

喉が渇いた俺は、部屋を後にした。


そういえば、さっきの夢みたいに玉座の後ろに仕掛けはあるのだろうか…?

そもそも玉座自体あるのだろうか?

足の向きをかえると、夢の通りに通路を歩いた。

それにしても、あいつらはどこに行ったのだろう…


後ろから誰かがついてくるような気がする…

でも、振り返っても誰もいない…

そんなことが何度も続いた。


もうすぐ玉座がある部屋の近くまで来た時だった。

誰かの話す声が聞こえる。

「例の町から脱走してきた奴らがここら辺にいるってよ!」

脱走…俺のことか?

「だからあの町であいつらがうろちょろしてたのか…」

あいつら…?

「あんな腐れロボット、何体いるんだろうな!」

…警備ロボがすぐ近くまで来てる!?

「今日は楽しく暴れられそうだぁ!」

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