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PET  作者: 古屋 零
28/41

028:回転

ー船ー


思い浮かべろ!

思い浮かべるんだ!!!

まぶたを少しずつ上に上げてみると、長刀は光り輝きながら赤い、その光景には似合わない、火の粉が吹き荒れていた。

間違った。

少し気が緩みすぎたか…?

またまぶたを閉じ、考えた。

さっきメルボを見たら、スグそこの上空にいた。

もぉチャンスはこれしかない!

その時、鮮明に頭の中で思い浮かべることができた。

かすかに船のエンジン音と一緒に、何かが回転する音が聞こえる。

もっと…もっとだ!

もっともっと!!

俺は閉じていたまぶたをゆっくり開くと、長刀はものすごい勢いで回転していた。

それと同時に船も回転していた。

「どうした?!」

俺はクレナスとマイに聞いた。

「上だ!上を見ろ!」

クレナスは怒鳴って言った。

上を見てみるとメルボが足を動かすのをやめ急降下していた。

「メルボからは逃げ出せない…私が奴を殺る」

クレナスは古の碇を高々と持ち上げていた。

俺はそれと同時に高速回転している長刀を、光の刃ではなった。

光の刃は回転を得ると周囲に風を起こし、メルボの体を玉砕した。

「戦えるのはお前だけじゃないんだぜ?」

今考えればクレナスがあいつと戦ってれば、早く済んだんだよな…

それにしてもかっこつけちゃったかな?

クレナスの方を見ると、また船を動かしていた。

無視かよ…

メルボの肉片がボーン鳥の頭や湖の中に落ちていく。

それと同時にチューブの量が増えた。

メルボの肉片の臭いをかいで集まってきたのだろう。

そのおかげかボーン鳥たちは道をふさがれ、前に進むことなくその場で爆発した。

その爆風はこの船ごと向こうの岸まで飛ばしやがった。


◆◇◆◇◆◇◆


ー岸ー


「何とか着いたようだな…」

クレナスは無傷のようだ。

「いたたたた…」

マイも怪我をしたように思えない。

俺はというと…なぜか俺だけ木に引っかかっていた。

クレナスたちは俺の姿を見て笑っていた。

その後なんとかして降ろしてもらった。


「…クレナス本当にいいのか?」

「あぁ、私はあの町の人間だ…あの町を守らなければならない。

だから私は行かない」

俺はクレナスに、一緒に旅に行かないかと誘っていた。

でも無理なようだ。

「それに…まぁいい。ほら二人とも早く行くんだ」

俺とマイはクレナスに背中を押されながらも、また次なるジャングルの中に入っていった。

それにしても、ダスキールもクレナスも、俺たちとの別れぎわに何を言いたかったのかは、わかるはずもなかった。

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