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PET  作者: 古屋 零
24/41

024:水の町

ーチューブー


俺たちが乗っていたボートはチューブの体の中でつぶされてしまった。

今の俺たちもつぶされそうになっている。

「ソラ、こいつの体を長刀で突き破ってよ!」

「手が動かせないんだよ!」

こういうのを絶体絶命って言うんだろうな。

チューブはまた湖の中に入ろうとしていた。

その時上から何かが降ってきた。

碇のような形をしていて、その周りをはさみみたいな感じの武器が回っていた。

そのはさみみたいな武器がチューブを掴むと、はさみを閉じてチューブの体を裁断した。

「今だマイ!逃げるぞ!」

「うっ、うん!」

俺たちはチューブの体から出て、なんとか近くの家にある橋の上に上がった。


◆◇◆◇◆◇◆


ー橋ー


チューブはじたばたと暴れており、3つになった体は湖の中に消えいていった。

「大丈夫か?」

後ろの方で声が聞こえた。

振り返ってみると少し年上程の女がいた。

「この通り大丈夫です。あなたが助けてくれたんですか?」

「あぁ、私のこの古の碇でな。私の名はクレナスだ。よろしく。」

俺たちはそこでよくある展開のように腹の虫がなった。

「お腹がすいてるのか?なら家に来い!」

俺たちはクレナスの家に向かった。

でも今思えば外には、今まで見た中で3人も”ヒト”がいた。

これは自分にとっての大発見だ。

これなら約束の地も…きっとある。

外に出てきたのは正解だったんだ。


◆◇◆◇◆◇◆


ークレナスの家ー


俺たちはクレナスの家に着くと早速ご馳走してもらった。

「それにしても何でお前達はボートに乗っていたんだ?」

「北に向かうためです。」

「北か…私は行ったことはないが、何かあるのか?それよりお前らどっから来たんだ?」

「南の大きな壁のある町から抜け出して、ジャングルを通って、火山がある町を通ってここまで。」

クレナスさんはとっさに反応した。

「あぁ!ダスキールのいる、ファイヤーウォータータウンを通ってきたのか!」

あそこってそんな名前の町だったんだ…

村並にも見えるけどな…

「じゃあここはなんていう町なんですか?」

「ここか?ここは水の町、トゥリーウォータータウンだ。あそこの町とはウォーターつながりで、

いろいろ会う事が多いんだよ。」

そんなどうでもいいことが聞けた。

「トゥリーウォータータウンのトゥリーウォーターの意味は何なんです?」

マイはどうでもいいことを聞き始めた。

「それはな、ここの町は1日に6時間陸になるんだ。

だがその時間が過ぎると、この町にある木から大量の水が流れ出て、今の湖と同化するわけ。それでかな」

「何でその木を切らないんですか?」

「切ってもスグ生えてくるからね」

「切った木からも水は出てくるんですか?」

「無限にね。どういうわけかわからないけど」

マイがこちらに向かってひそひそ声で話してきた。

「ソラ、ここの木の枝でも持っていけば、水には苦労しないんじゃない?」

「無理無理!その木も6時間は流れないし、残りの18時間は流れっぱなしで、

俺たちが寝ている間におぼれて死んだら…」

その後も俺たちの会話は続いた。

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