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PET  作者: 古屋 零
15/41

015:語る者

ージャングルー

  {家}


家の奥に進むと大きな布の山らしきものがもぞもぞと動いていた。

俺がその布の山をかき分けると1人の男がいた。

その男は怯えていた。

「大丈夫ですか?」

マイはホントにのんきだ…

「っや、やめろ!お前ら新種か!?」

男はこちらをにらめつけてきた。

「何言ってんだ、同じ”ヒト”同士、新種もなにもないだろ!」

「俺は騙されない!この実験観察室で起こることは全て信じない!」

男は意味のわからない言葉をイクツも発した。

「実験観察室?…上級生物に観察されているのは当然のことだろ。

俺たちみたいに自由にできる奴らは。」

男はこちらに歩み寄った。

「上級生物?奴らはそんな名前じゃない、お前らが思ってるモノより力を持っている!

逆らったりでもしたら、即刻死だ!」

この男…怯えているのか怒っているのか、わからない…

「一体何なんだよ、奴らって。それにこのジャングルには、なにがいんだよ!」

「奴らは奴らだ!それにジャングルにいるのは奴らのペット!我々が敵う相手ではない!」

その時、部屋の中が急に暗くなった。

「あわぁあああ、喋りすぎた!殺される…殺される!!!!」

男は気が狂ったように笑い出した。

「ソラ…外に何かいる…」

確かに何かがいる…

その何かがこの家を覆って潰そうとしている。

「おい!他に出口はないのか!」

「うぃ〜あの方々がおいでになる〜われわれは所詮モルモットにしか過ぎないのさ〜!」

完全に狂ってる。

「ソラ!ここから逃げれそうだよ!」

マイは床に設置されていた隠し扉を見つけていた。

どうやら何とか助かりそうだ。

「おい!お前も来い!」

俺が男の袖を掴むと、男は俺の腕を振り払った。

「はっ、離せ!お前らの言葉なんか信用するもんか!近づくな!」

家が≪ミシミシ≫と音を立て始めた。

「ソラ!早く!」

マイは大声で俺を呼んだ。

「くそ!」

『fy:zfhq@zq』

「えっ…?」

「早く!!」

俺は隠し扉に飛び込んだ。

それと同時に家の天井が落ちてきた。

それと同時に隠し扉は変形し、上に戻ることができなくなった。

さっきの声は…なんなんだ…?

「終わったことはしょうがないよ…」

「…先に進もう…」

隠し扉の中はまるで、迷路のような道があった…

fy:zfhq@zq


これはある意味暗号です。

パソコンで見られている方はわかるかな?

ぜひ解ける方は解いてください。

案外簡単なんですがね。

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