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PET  作者: 古屋 零
13/41

013:出口

ー???−


前に夢で見た家を見つけた。

中に入ってみるとそこは夢の中で見たものと同じ…

何かしらの恐怖を覚え俺は外にでた。

その時急に家が膨張し爆破した。

俺は危機感を感じるとジャングルの中に飛び込み走った。

ジャングルの中に入ると俺はふと思い出した。

「…マイ!」

マイをどこかに置いていってしまった。

またあの≪ガサガサ≫という葉の揺れる音が聞こえてきた。

何かの気配と一緒に…

俺はその場を後にした。


俺はまだジャングルの中を走り続けている。

後ろから何かが俺の後を追ってくる。

その時、目の前にマイの姿が見えた。

「マイ!逃げろ!!」

マイはにっこりと笑いながらこちらを向いている。

「マイ!!!」

その時後ろから何かが飛んでくる音とともに、何かが横を通り過ぎる音が聞こえた。

そして、目の前を見るとマイの胸に、牙か角らしきものが胸に突き刺さっていた。

「マイ!!!!!!!!!」


◆◇◆◇◆◇◆


ージャングルー


「また夢…か…」

マイの方を見ると、寝言を言いながらぐっすりと眠っていた。

「何で最近…こんな夢ばっか…」

俺は少し…いや、なにもない…

俺はマイを起こすと、すぐに寝床を後にした。

「どうしたの…ソラ?」

「いや……早く約束の地に着きたくて…」

もちろん嘘だ。

俺はここが怖い。

だから早くここから抜け出したいだけだ。

「それにしても、ホントにここに出口はあるのかな?」

「わからない。でも、歩くしかない」

歩くことしか、俺たちにはできないから…

後ろから慌ただしい音が聞こえてきた。

<見ツケタゾ脱獄者!前軍、撃テ〜!!!!!!!>

銃弾の嵐が降ってきた。

そんな事より奴ら、一体どこまで追いかけてくるんだ。

これじゃあ約束の地に着いたとしても、まだ追いかけてくるかもしれない。

近いうちに手を打たないと…やばい…な

俺たちは防ぐものも、戦うための道具さえ持ってさえ持っていない。

俺はマイの手を俺の手の中に包み込み、しっかり握ると全力で走った。

これからが本当に大変なことになるのはわかってる。

でも俺たちは今できることを精一杯するしかないんだ。

俺たちと警備ロボの鬼ごっこが始まった。

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