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スターダストフェアリー  作者: 愉魅夢
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エレムの独白⇒消滅

やっとお役目が果たせました。

今後も、マスターの行く末を見守っていきたいのですが、あと数年が限界の様です。転生の際に憑依能力を失ってしまったようなので、この生命体の死が私の消滅の時の様です。

なんでもこの生命体。尻尾が2本になると寿命が延び喋れるようになるという逸話があるとの事ですが、眉唾物ですね。

まあせめて、マスターたちの結婚式を見るくらいまでは生き永らえさせてもらえれば幸いであります。


おや?

いい雰囲気で話し込まれておられますな。

ポチとやら。我らは少し席を外しましょう。

なに?『まだ散歩の途中』ですと?

なれば私がマスターの代わりに綱を引きます故、この場を離れましょう。








何年かしましたが、尻尾は2本位はなりませんでした。

それでも、お二人の結婚式を見ることが出来ました。

何と特等席です。

二人の真ん中に私の入った籠が置かれたのです。

もうこれで思い残すことはありません。

今日まで何とか、この生命体の維持に努めてまいりましたが、もういいでしょう。

後は自然に、滅する時を待つとしましょう。


ひと月後。この生命体の命と共に私は消滅しました。

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