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スターダストフェアリー  作者: 愉魅夢
16/19

散歩⇒出会い

「ポチ、散歩行くか?」

「ワン!」


俺の名前は、大蔵篤也。「オオクラトクヤ」と読む。「アツヤ」ではない。

R大学の2年生だ。

大家さんの犬の散歩。

頼まれた訳でなく、大家さんが犬を飼い始めてから自然と犬の散歩が朝の日課になっていた。


今朝は夢のせいでかなり早起きしてしまったが、ポチには関係ないらしい。


『サンポ!サンポ!イッポニホサンポ!』

そんなに行きたいか!


昔から、動物の言うことがなんとなく解った。まぁ、動物好きの単なる思い込み。と言えなくはないが…


公園に付いたとたん、ポチの足が止まる。

おっとと。

いつもは公園に駆け込んで一緒に公園内を走り回るのだが。


「なんか居たか?ポチ?」

ポチの視線をたどると1匹の黒猫

またまた珍しい。ポチが猫を見つけても吠えない。いつもなら威嚇するのだが。


黒猫がいきなり飛びついてきた。

身構えると、スッと肩に乗ってきた。

さすが猫。身軽だな。

《あちらに向かってください》

黒猫の声か?従っておくか?

しかし黒猫コイツ、どこかで見たような…。


黒猫の声に従って進んでいくと少女の声が聞こえて来た。


「エレム―。エレムーどこ行ったの?」



「お前の名はエレムっていうのか?」

《はい》


この名前には聞き覚えがある。

夢の中で常に俺の傍にいてくれた執事の名前だ。


少女が駆け寄ってくる。

「あ~エレムいた。と、お兄さんがエレム捕まえてくれたんですか。ホントにもう、いつもは私の言う事ちゃんと聞いてくれるのにさっきは急に駆けだすんだもの。お兄さんエレムを捕まえてありがとぅ………」


一気にまくし立てている途中、少女がフリーズした。

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