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曖昧な言い分
車の方に、戻ってきて席に着く賢二。目は少し虚ろだ。
和明が言う。
「お前、暇もて余してるからって、強引なナンパだったな!まぁ、綺麗なヒトだったけど、あの様子じゃあ、相手にされなかっただろ!?」
「違うんだよな・・」
賢二が、ボソリと呟いた。
「え?何が?」
賢二は、気を取り戻して言葉を返した。
「いや、違うんだよ!話すと長くなるんだけど、あの人、初めて見た人では、ないんだ。いや、正確に言うと、結局は、初めて話した人になるのか・・?」
「うん!?お前の言ってること、サッパリなんだけど。落ち着いて、詳しく話してくれよ」
そう言う和明に賢二は話し始めた。




