表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

プロローグという名の【ご対面編】

俺は柏木啓太。中学3年生、受験生。好きな教科はダントツで体育。特に好きなのはテニスだ。趣味はゲーム。勉強はある程度はできるが得意でもない。それなりに身長も伸びてきて…まぁ、性欲も人並みにあり、彼女が欲しい年頃である。至って普通のどこにでもいろような男子中学生である。


そう、普通の男子中学生である。普通の。


しかしどうだろうか。目の前に広がるこの世界は。

見渡す限り一面の草原。爽やかな風。異様にきれいな青空。そして――



――モンスターたち。


おかしいだろ?おかしいよな。なんでモンスターなんて架空のものが目の前にいるんだろうなぁ。あ、そうか。これは夢か。なーんだ、ったく心配して損した。よし、じゃあさっさと目を覚まそうぜ。


え?いや、俺もちょっとこの面白そうな世界に居たいんだけどさ、ちょっとさっきからモンスターがこっちに向かって攻撃態勢を整えているから身の危険を感じまくってるんだ。夢とは言え、命は惜しいだろ?それにもしも、ってこともあるしな。そりゃ現実ではないとはいえ怖いものは怖い。じゃあ、この世界からさっさと引き上げるか。


俺は目を閉じて右頬をこれでもか、というくらいつねった。

あー痛い。これは痛い。まぁ、これで夢なら覚めるだろ。


おそるおそる目を開くと目の前にはちょーっとだけ怖いモンスターの顔。

ちょ、ちょーっとだけだからね?ちょっとだけだから!!


あれ?なんでモンスターさん達がいらっしゃるのであろうか。


…あ、そうか。



これ夢じゃねぇな。



そう自覚した瞬間、モンスターたちは息をそろえてこちらへと突進してきた。

わー‘どどどどど’って足音うるさいなー。これが地響きというものか。成程、俺はまた一つ賢くなったようだ。




「ふっざけんなぁあああああああああああああああああっ!!!」




全くだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ