第74話 サークルクラッシャー
エクセスの魔弾が地面で爆ぜ、青白いモヤが舞った。 それはエスナが体表に纏っている障壁の一部に触れると、何もなかったように掻き消えた。
(……障壁の減損が無い? ということは攻撃性の低い魔法特性ってこと? デミタスはエクセスの戦闘能力の高さを評価していたからそれはないと思うんだけど、少し変ね)
「娘、逃げ回ってばかりでいいのか? さっさと終わってしまうぞ?」
「女の子は準備に色々時間が掛かるのよ。 老害っぽいし、ちょっとは気を遣うことを覚えたら?」
「こちとら若人と違って寿命も気も長くないんでな。 それに歳上はもっと敬うものだぞ。 《千本麻酔》」
エスナはエクセスの視線を辿り、自身の足元に青白い球体が転がされていることに気が付いた。 先程までは何も無かった、というよりエクセスの魔法の余波が立ち込めていた場所。 そんな何気ない空間に無造作に現れた異物に、エスナの警戒心は最大まで引き上げられる。
「な、に!?」
気づいた時には遅く、球体は爆ぜ、細かい針のようなものが無数にばら撒かれた。 エスナはごく至近距離で大量の攻撃を浴びてしまったせいで痛みの到来を覚悟したが、その身に生じる異変は無い。
「ははっ、驚かしただけだぞ。 しかしそうも反応が新鮮だと楽しくなってくるな。 これぞ醍醐味ってやつだ」
「気持ちの悪い趣味ね」
エスナはエクセスの趣味とともに彼の魔法に不気味さを禁じ得ない。
(全く効果の無い魔法なんてあり得ないわよね。 これは恐らく、すでに水面下で何らかの効力が機能していると見て良さそう。 時限式か蓄積式か、はたまたそれ以外か)
「考え事かね? じっくり考えると良いからな」
「そうさせてもらうわ」
エスナは最大限エクセスの魔法に触れないような立ち回りで回避に徹しつつ、状況判断を急ぐ。
(攻撃を浴びすぎるのはよくないけど、範囲が広すぎて完全に無視するのもできないのよね。 恐らくエクセスは後半で強くなってくるタイプ。 こうやってダラダラとやっている間に準備を整えられて、気づいたら負けているってパターンは想定が容易ね。 かと言って、急いでも大した魔法は出来上がらない。 《断天弾雨》なんて覚えちゃったもんだから、それが逆に選択肢を狭めてしまっているようね)
エクセスが断続的に魔法を打ち続けるせいで、エスナは攻めの機会を中々得られない。 そもそもエスナは防御方面の性格で、攻撃方面に厚いわけではないため、確実にダメージを与えうる手段を欲していた。 そんなところに例の魔法を覚えてしまっては、それに頼るというのも無理からぬ話だった。
「こうも一方的な恋だと、こっちも疲れてくるぞ?」
「変な感情を向けないで。 管理部門って変態しかいないわけ?」
「そこまで言われると流石に悲しくなるなぁ。 なんだ娘、もうこの関係を終わらせたいのか?」
(こちらの攻撃を誘ってる? もしかして、もうあちらの準備は整ったってこと? 私が動くことで機能する魔法だったら厄介だけど、時間をかけるほどに首が絞まることを考慮すれば動かない手はないかな)
「じゃあ、」
「《麻酔針》」
「……?」
ドシュ、と何かの抜ける音がした。 しかしエスナの身体に異変は生じなかったので、そのまま言葉を続ける。
「さっきからずっと何をしたいのか分からないのだけれど、こちらも準備が整ったから開始するわ。 《断天弾雨》」
「フン、《麻酔針》」
なぜかエクセスはエスナを馬鹿にするような表情で魔針を撃ち出している。 そのことにエスナが違和感を覚えるより早く、彼女の身体がガクンと傾いた。
「えっ……?」
今度はハッキリと異変に気が付いた。
エスナの驚きは、二つの事象に対して。
まず一つは、左脚に力が入らず立っていられなくなり地面に倒れ伏してしまっていること。 もう一つは、魔法が発動される兆しがないこと。しかしこれはむしろ分かりやすいものだった。 なぜなら、エスナは右手に魔導書を持っていなかったのだから。
「いつ、手放した……──ゔッ」
エスナの身体が揺れ、呻きのような声が漏れた。
何本かの魔針が押し寄せるのが、エスナにはうっすらと見えた。 そこから次々に、謎の衝撃が彼女に叩きつけられた。少なくない痛みが身体の各所から産声を上げ、そしてすぐに消退してゆく。 それとともに、エスナは身体のコントロールが失われつつあることを感じていた。
(……これは何? 精神操作系? 駄目、身体が言うことを聞かない。 頭だけでも守らないと──)
「……《断絶》……」
エスナは周囲の雨粒から身体の状態を他覚的に確認しつつ、感覚の無い右手にマナを集めて魔導書を具現化。 強度を度外視して、頭部と心臓を保護するような断絶障壁を幾層にも張り巡らせた。
「《断絶》、《断絶》、《断絶》──」
それが功を奏したのか、それ以降に頭部と胸部を揺らすような衝撃は無かった。 それでも危機的状況なのは変わりがない。
エスナはそこからも機械のように《断絶》だけを繰り返した。 その間に考察を進める。
(間一髪、思考はクリアね。 マナ知覚能力も維持されているから今は五感に頼らなくても済んでいるけど、この集中力もいつまで続くか分からない。 とにかく、先手を打たれたのは確実ね)
「普通の人間ならすでに勝負はついてるんだけどな、流石は魔人ってところか。 デミタスが情報を隠匿してなけりゃ、もうちょい楽に行けたってのに。 あいつは後で仕置きだな」
エクセスは、壊れた人形のように奇妙に手足を曲げた体勢で倒れ伏すエスナに歩みを向けた。 歩きながらも魔針打ち続けることを忘れない。
「頭部は抜けねーか。 随分と面倒な防御能力だよな」
今なお針の刺さるエスナの手足や胴体には、継続的に麻酔効果が広がり続けている。 しかし、元より防御層の厚かった頭部だけでなく、魔人であれば核が存在しているとされる心臓部にもエクセスの攻撃は届かない。
(方法は分からないけど、エクセスの攻撃は私の障壁をちゃんと抜けていた。 新規に張っている障壁で攻撃は防げているようだから、これは恐らくそういうことね。 いつからか私が無視していた中の攻撃が効いていたってことでいいのかな)
「おい、娘。 そろそろ抵抗をやめてくれねーか?」
エクセスがエスナの直近まで寄ってきた。
(……さて、困ったわね。 今のところエクセスの攻撃による直接的なダメージは無いけど、ここから手足を刻まれるくらいは覚悟が必要ね。 急所を守らないといけないから下手に障壁を他に回せないし、向こうからデミタスも戻ってきてるようだから状況は最悪ね。 メイがもう少し有能なら良かったんだけど、私がそれを怒る権利なんてないか。 ひとまずここは、リスキーな方法を試すしかないわね……)
「──《断絶》、《断天弾雨》、《断絶》……」
エスナは抵抗する中で一つ魔法を紛れ込ませた。
途端、雨が止む。
「……娘、何をした?」
警戒からエクセスが魔法の手を止めている。
「さぁ? 彼に聞けばどうかしら?」
「彼……? ああ、あいつか」
ここでちょうどデミタスが現場に合流してきた。 エスナとしてはナイスタイミングとしか言いようがない。
「デミタス、意図的な情報の隠匿は厳罰だぞ」
「己れは共有しようとしたがな。 緊急的な指示が入ったからそれに従ったまで。 非は己れではなくそちらにある」
「いつまでも生意気なやつだな。 まぁいい、すでにこの娘は虫の息だ。 デミタスも無事仕事を終えられたのなら、ロドリゲスさんの怒りも多少は治まるかもしれん」
「だと良いがな。 これを以てして虫の息と言い張るのであれば、だが」
「……どういうことだ?」
デミタスは機を窺う中でエスナの魔法をしっかりと聞き分けていた。 目が見えずとも、雨が上がっていることも理解できている。
「エスナ、お前は例の魔法を発動したと認識しているが?」
「……そう、ね。 今度はあれを、上空の雲の範囲で雨として降り注がせる。 今は止めてあげてるけど、私が死ねば魔法は解放されて町は終わりね。 逃げ切れたと思い込んでいる外の人間も、纏めて蜂の巣になるわ」
エスナは倒れ伏したままだが、その目は死んでいない。
エスナは全てを道連れに死ぬと言っている。 言葉に乗ったその意思をデミタスは汲み取った。 気づけば雲は町だけでなくより広い範囲を覆うに至っている。 そして今なお雨の弾丸の強度を高め続けているとしたら、予想される被害は商業区画の比ではない。
「あなたにはもうあれは効果がないから助かるかもしれないけど、他はどうかしら? 例えばそこのエクセスとか、安心し切った上層部の連中とか。 私が死を覚悟した時、あなた以外の全ての魔法使いを使い物にならないようにするくらいのことはしてあげるわ」
「エクセス、やらかしたな?」
「分かるように話せ」
「聞いた通りだ。 エスナを殺せば全員死ぬ。 エクセス、あんたも含めてな」
「はっ、何を馬鹿なことを」
「あくまでもそう思うのであれば、己れは逃げさせてもらう。 死にたくはないからな」
デミタスは踵を返し、町の外へ向けて歩き出した。
「お、おい……!」
そこから一切振り返ることなく歩き続け、外壁の外へ飛び出して消えていった。 エクセスはデミタスのその様子を見て、エスナの発言に対して信憑性を確かなものとする。
「どれだけこの町に忠誠が無いんだ……。 とはいえ──」
エクセスがエスナを見ると、どうにも彼女の表情が勝ち誇ったもののように思えて仕方なかった。 実際はただ不敵に状況を観察しているだけなのだが、エスナがそこに居るというだけで周囲は不安に感じてしまうらしい。
「何か?」
「まったく、末恐ろしい娘だな」
「そう感じたのならあなたの感性は正しいわ。 このまま痛み分けにするなら、私がこの町にこれ以上の被害を起こさないのだけれど」
「随分と上からだな。 娘、お前を逃せば今後もどこかで被害が出るだろーに」
「未来よりも今が大事じゃないかしら? 今のあなたは援護してくれる同僚も居ないのよ」
「あんな愚か者に最初から期待などしとらんさ。 お前が何かを意図する前に殺せば被害は出んと思うけどな?」
「ただ、この魔法は設置型で、十分量のマナを注ぎ込んだ後だから。 それが理解できないのなら、ご自由に」
エクセスはエスナの真意を測りかねている。 彼女を下したのは事実なのに、なぜかエクセスが優位に立てていない。 それはつまり、エスナの動きを封じたこと自体が何ら意味を成していないということ。 言うなれば、二人は傷付かず、向かい合って敵意をぶつけているだけだということ。
「ちなみに、デミタスは本当にこの町から離れてるわ。 新天地に向かうって言っていたし、もう戻らないかな」
エスナはほんの僅かな水音を拾い、そう伝えた。 跳ねる水の様子からして、デミタスの足取りに迷いは無いようだ。
「それを証明する方法は?」
「無いわね。 でも私がここで嘘を吐く必要ある?」
「逃げたい一心だろう?」
「疑り深いわね。 これならデミタスの方がもっと楽しい会話ができてた気がするわ。 はぁ、つまらない男……」
エスナは不快感を隠さず嘆息した。 エクセスはそれを見てマナの操作を強める。
今やエスナの手足は磔刑のように魔針が突き刺さり、地面に縫い付けられている。 エクセスは手元を離れたこれら魔針のコントロールを未だ維持しており、麻酔効果をしっかりと染み渡らせる。
「好きに言えばいいが、立場は理解しなけりゃならねーだろう。 《麻酔針》」
「《断絶》。 あらら、乱暴ね。 これじゃ、いつまでも動けないのだけれど?」
エクセスは語気強めに追加の魔針をエスナに叩き込んだ。 自分が上だと言わんばかりの彼の行動に、エスナは内心ほくそ笑む。
「動かさせてやる気がないからな。 一生ここに展示物として飾るのも良いかもしれんぞ?」
「酷いことするのね」
「少なくとも、全ての賊が退治されるまではこのままだ」
「それならこちらも雨を降らせるしかなヰわネ……ェ?」
エスナは急に自身の声の聞こえがおかしくなったことに、呂律が回らなくなったことに違和感を覚えた。
(筋肉の弛緩効果だけ、じゃな、い……? 脳に、まで……)
「ようやく効いてきたか。 大型の魔物でも数倍は早く効果が出るものだぞ」
「……なニ、を言……っ? テ、て……」
エスナの意識がぼんやりと虚ろい始めた。
ようやく警戒を一段階下げたエクセスは、エスナに近づいて彼女の魔導書を蹴り飛ばした。 魔導書はエスナの手元を離れて遠くに転がって行ってしまった。
「あ、ァ……」
「魔導書が消失しない? となると、相当量のマナを注いでいたことになる。 危うく足元を掬われるところだったが、今回はこちらの勝ちだな」
本来であれば手元を離れた魔導書は具現化が解かれる。 そうならないのは、具現化を維持するためのマナがある程度残されているということ。
魔法使い同士の戦いにおいて、敵の魔導書の具現化を解かせることは大きなアドバンテージとなる。 もし大量のマナをそこに封じていたとしても、具現化が解除されれば中身のマナは無為に吐き出される。 ダメージを負えば集中力が切れて魔導書は維持できなくなるし、魔導書を手元から取りこぼしても結果は同様だ。 一方で、魔導書の維持にマナを回しすぎて無駄になるケースもままあるのでマナの運用が難しい。
「魔導書の維持を重要視し過ぎたな。 その結果、あの魔導書が消えるまでお前は次を具現化させることができない。 手元に魔導書が無ければ、魔法のコントロール権を放棄したも同然だ……っと、もう聞こえちゃいないか。 ひとまず、雨が降り注がなかったのは僥倖だ。 というより、マナを高めて大魔法を発動させるハッタリだったんだろうな。 《麻酔針》、《麻酔針》──」
エクセスは物言わなくなったエスナの頭部に向けて攻撃を放った。 撃つごとに魔針の到達する深度は増し、彼女の防御障壁が徐々に削れていくのが分かる。
「娘、できればお前を持ち帰って記憶を覗きたいところだが、生かしておくことのデメリットがあまりにも大き過ぎる。 ロドリゲスさんのこともあるし、これ以上構っている時間も無い。 残念だが、ここで幕を引かせてもらう。 さらばだ、魔に染まった娘よ」
▽
木の枝が雑に放り投げられた。
「北西ということは……王都か。 あそこであれば、魔人が好き勝手に暴れるようなこともないか? いや、分からんな」
枝の先は王都のある方面を指し示している。
自身で決めたことなので、デミタスはその運命に従って歩き出す。 しかしたびたび立ち止まってはモルテヴァの方面を見遣る。 すでにデミタスはモルテヴァから相当な距離を置いているものの、常にエスナに監視されているような不安感が拭えていない。
「しかしよくもまぁ、エクセスはあのような気色の悪い場所に滞在できるな。 悪意に満ちたマナが足元を這い回っている環境で戦わねばならんなど、今後二度と御免被る」
それから暫くして、凝縮されたマナの波動が一瞬だけデミタスに知覚された。 デミタスがその方面を見ると、場所は恐らく商業区画のあたり。 区画全域を覆うほどではなかったが、それでも相当な範囲を網羅した魔法発動の余韻だったと言える。
「決着か」
デミタスは一つの大きな筒のようなものを見た。 それは無数の細い水柱が密集し、重なり合った集合体だった。
筒が見えたのも束の間、それは薄らと消えてゆく。
「今度の雨は上に降ったらしい」
穿たれた黒雲がすぐに孔を修復する動きを見せたので、デミタスはエスナの勝利を確信する。
「奴が元気になる前に、さっさと移動するか。 これも邪魔だな」
ガチリと音がした後、デミタスの両腕の魔導具が地面に転がった。
そのままデミタスは背後を振り返らず、早足に歩を進めていった。
びしゃり。
ボロ切れのような肉塊──エクセスだった残骸が水たまりに沈み、体液と肉片を跳ねさせた。
「よい、しょ……。 死んでもなお残るなんて、相当な強度の魔法だったのね」
磔刑にされて動けないエスナの周りに水で形成された腕が生え、その身に突き刺さった魔針を一つ一つ丁寧に抜いてゆく。 一通り抜き終わると、複数の水腕がエスナの身体を持ち上げ、立位へと押し上げていった。
少し離れた場所から彼女のもとに移動する水腕が二本。 それらは両手で魔導書をしっかりと保持していた。
エクセスの攻撃がエスナの障壁を貫通する直前、彼女の魔導書のそばに二本の水腕が現れていた。 そのうち片方が魔導書を握って魔法制御力を取り戻し、もう片方は下から大きく掬い上げるように手のひらを動かしていた。 その結果、地面を濡らす水たまりの各所に散りばめられていた《断天弾雨》の弾丸が真上に跳ね上げられ、斜線上に存在していたエクセスを問答無用で引き裂いた。
エスナは、勝利を確信してエクセスが油断する瞬間を狙っていた。 もちろん、その時にはエクセスに魔法を使用できなくする断絶効果のデバフを付与していた。
「馬鹿ね。 水を操る私が、血液を流れて脳に作用する魔法効果を遮断できないわけがないでしょうに」
エクセスの麻酔効果が脳に作用することを一瞬で見抜いたエスナは、その先を想定して一芝居打っていた。 結果、騙し合いに勝利したエスナがここに生存を許されている。
「でも、筋弛緩作用を受け入れざるを得なかったのは痛手ね。 おかげでここからの動きに大きく支障が出てるわ。 出入管理部門の人間を一人町の外に追いやって、もう一人は殺して見せたんだから、働きとしては十分過ぎるんだけど。 これでフエンちゃんがカチュアを下していたら部門は崩壊。 完璧に近い成果ね」
エスナは水腕で周囲の瓦礫を集め、一旦そこに身を隠す。 そのまま腰を落ち着け、今日一番の疲れた息を吐いた。
「ひとまずここで、身を休めなきゃね……。 だいぶ無茶したし、マナもそろそろ限界だけど、雲の維持をやめたらいけない、か……ら……」
すぅ、と。 エスナは一瞬で深い眠りに落ちた。 それでも彼女の右手は魔導書を保持したままであり、黒雲は相変わらず暗がりを降らせ続けていた。
エスナはサークル(出入管理部門)のメンバーじゃないですけども。
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作者の執筆力に繋がりますので、ギモン・シツモン・イチャモンなど、良いものも悪いものもどうかご意見よろしくお願いします。