第22話 翻弄される運命
深夜、フリックはクレメント村に戻るや否や村長宅を訪れた。
そして早速、得られた情報の共有を行う。
「朝まで休んだら、もう一度調査に赴くつもりです。 これは短期で解決しなければならない案件のようですので」
「頼んだ。 して、こちらに対する影響はありそうか?」
「放置していれば、いずれ何かしらはありそうです。 あそこが魔物溜まりである以上、場合によっては村ごと焼却しなければなりません」
「そうか……」
「では、今日のところはこれで」
フリックが去り、静寂が室内を支配する。
アーキアが小さく溢す。
「ふぅ……メレドめ、またも厄介事を……」
アーキアは五年前にクレメント村を頼ってきたメレドの姿を思い出していた。
村の男連中が多く死んでしまったという意味不明な供述でアーキアに助力を依頼してきたメレド。 ついぞその詳細を知ることはなかったが、おそらくその延長で今回も悲劇が生じたのだと推測する。
「せめて内内で処理して欲しいものだな」
ヒースコート領南端はラクラ村とクレメント村で運営されている地域。
ラクラ村が開拓を進めて、クレメント村が交易の中継として機能し、どちらも持ちつ持たれつの関係だったはずだ。 それが、五年前からその均衡が崩れ、ラクラ村は義務を事実的に放棄していたと言って良い。
アーキアは嘆息し、胃を痛めつつ眠りについた。
次の日──。
「ハジメ、馬車が出てくよ?」
「ん……?」
早朝、馬の足音と車輪が地面を擦る音でレスカがそれに気づいた。
「戻ってたんだね」
馬車の幌内部は見えないが、そこにはフリックたち四人の姿があるはずだ。 それは昨日と同様にラクラ村の方面へ向かっていく。
(昨夜のうちに帰ってきてもう一度出陣するということは、一日じゃ終わらない仕事だったってことか。 そんでもって補給に戻らにゃならん程の事情……? よくわからん)
「仕事、終わってない」
「そうみたいだね。 大丈夫かな……」
「大丈夫」
「そう、だよね……」
レスカの不安の一方で、事態は動きを見せていた。
「ハンス、どうだ?」
「村人は存在しないな。 試しに一軒覗いてみたけど、確かに生活した痕跡は見られてる。 だけど、誰もいない。 意味がわからないな」
「一軒だけってのもな。 まずは動きやすいように魔物を処理しねぇと」
「それもそうですが……ハンスさん、それらしきものはありましたか?」
「いや、そこまで観察できていないから分からないな。 捜索するにしても邪魔者の排除は必須だと思う」
「……そうですか。 では速度を最優先に」
「それって、あたいに言ってる?」
「ええ、よろしくお願いします」
昨日同様、四人による魔物狩りが始まる。
「ハンス、多すぎる! 連れまわせ!」
「あ゛ー、うっせ。 知らない地形を走り回んの大変なんだから気ぃ遣えよな!」
剣戟と魔法、そして矢が飛び交う戦場。
「ぐあァッ……! こい、つ!」
ダスクが肩口に噛みつかれた。 それを振り払うように振るわれたダマスカス剣は空を切り、獰猛な魔物はすでに飛び退っている。
瘴気の影響を最小限にするために、なるべく村の内部には入り込まずに戦っている。 だが四人の連携を超える勢いで迫る魔物の数々は、少しずつダメージを蓄積させていく。
「こいつらの知性が邪魔してんなァ……!」
「喋ってないでさっさと殺せ。 無理なら死ね」
「てめぇから先に殺してやろうかァ!?」
そうやってダスクが騒いでいる中、高所から矢と岩弾が魔物を打ち砕く。
ダスクとハンスの役割は魔物処理ではない。 それらを後衛に流さないようにしながら、可能であればダメージを叩き込むことにある。 そしてそれは成功している。
フリックが生成した岩柱──それが地上5メートル程まで伸び、その頂上からフリックとカミラが攻撃を仕掛ける布陣が成功している。
魔物も馬鹿ではないようで、岩柱に噛み付いたり突進を繰り返すものさえいる。 やはり、単なる動物を超えた知性を獲得していると見える。
「おい大型が来てる! どうなってんだこの村はァ!?」
「ああ、あれ無理。 ダスク頼むわ。 ほい、回復丸持っとけ」
ハンスが細かい魔物を挑発して距離を取る。
姿を見せたのは、3メートル弱の図体をした赤い目のゴリラ型の魔物。 ナックルウォークで身長はやや低めに見えるが、その圧だけでも十分な脅威だということが窺える。
ゴリラは近くの材木を引っ掴むと、徐にそれを投げつけた。
「あぶねェ!」
想像を倍す速度で迫るそれをダスクは回避した。 しかし、回避した時点でダスクが気が付く。 狙いが自分ではなかったことに。
「《岩──」
気付いたフリックが迎撃すべく魔法を放つが、間に合わない。
目前に迫るそれを見て思わず防御に走るフリックを、カミラが押し倒すような形で抱えてその場から飛び出した。
直後、攻撃を受けて岩柱が砕け散る。
「お前らァ! チッ……!」
ダスクはすぐに思考を切り替え、彼らの心配よりも目の前の脅威に目を向ける。
こいつは恐らく、ここを仕切るボス。 瘴気の影響を受けて増長した悪。
「フリック、全力でサポートしろ!」
「わ、分かりました……!」
返事があり、同意もある。
それだけ聞けると、ダスクは回復丸を噛み砕いて敵に突貫する。
ゴリラもそれを受けて雄叫びを上げているが、動物のそれではないだろう。 どこかしこに知性を思わせる魔物が、動物らしく吠えているだけとは考えられない。
案の定、速攻で材木を両手に握って応戦の構えを取っている。 そこからまず放たれるのは、右腕による横への振りかぶり。
「あぶ……ッ!?」
ダスクは地面に這うような形でこれを回避したが、それを予め想定していたのか、左腕による振り下ろしが迫っている。
「こいつ……! 《怪力》」
回避が無理と悟ったダスクは、右手に刻まれている魔導印に力を込めた。 手甲に覆われて見えないが、その瞬間は接合部分から光が漏れていた。
ダスクもカミラ同様、研究段階の実験に手を貸している。
無造作に振り上げられるダスク右腕は、剣を使わずとも敵の武器を打ち砕き、流れのままにその左腕を切り裂いた。
ギャァア、と敵の悲鳴が漏れる。 しかし獣的な本能なのか深追いはせず、一旦後方へ飛び退っている。
「こいつ絶対ハンスより賢いだろ」
気が付けば、周辺の雑魚は処理されている。 メインターゲットはダスクに任せて、他三人は雑魚に集中していたらしい。 これこそが連携のなせるわざだろう。
「死ねよダスク」
毒を吐きながらハンスが走り出していた。 そのまま敵に近づくと手から謎の粉を叩きつけ、そして脱兎の如く走り抜けていった。 それを追いかけようとした敵だったが、迫るダスクを見て行動を改める。
しかし先程の一件で敵はダスクの攻撃力を見ているためか、付近の物資を投げつけて逃げるという作戦にシフトしている。
「《岩弾》」
「倒れな」
前衛の攻めやすい環境を整えていくのも後衛の仕事。
矢と魔法は敵の逃げ道を塞ぎ、
「おらァ!!!」
そこにダスクの剣が間に合った。
さらに悲鳴が上がり、連携の取れたチームの前に敵は次々と傷を増やし疲労を溜めていく。
突如敵が動きを変えた。 今度は完全に防御と撤退に徹し、身の安全を最優先にしている。
「なんだァ……? なんか知らんが、お前ら仕留めろ!」
「ダスクが生贄にでもならねぇと隙がねぇよ」
次なる矢を番えたカミラの鷲の目が、真っ先にその動きを捉えた。 敵はどこかを目指していたかと思うとある地点で留まり、そこから徐に地面を掘り始めている。
「何かする気だ! 止めろ!」
「命令ばっかすんな、お前が動け」
「無理だから言ってんだろ!」
矢も魔法も全て無視し、一心不乱にそうする敵の姿からは何かしらの必死さが感じられる。
背中に受ける傷も関係なしと言わんばかりのその結果は、手に握った何かだった。
「なっ……ん……!」
フリックが敵を追う足を止め、それを見てカミラも同様に。
「あれは何?」
「分からない……。 ですが、瘴気の発生源なのは確実です……」
「聞いたかハンス、近づくな!」
「聞こえてるっての!」
敵の握る黒く変色したそれは、大きさと形が見方によっては人間のようにも見える。
敵はキョロキョロと周囲を確認した。 かと思えば、驚くべき跳躍で東の山へ逃げていく。
「なぁ、どうする?」
「防戦一方の敵を仕留めきれなかった時点で、逃げの一手の敵を追い切れるわけないでしょ」
「そもそも、ダスクが最初の一撃でやれなかったのが原因だよな」
「てめぇは俺に完璧超人で居ろってのか?」
「それでやっとスタートラインだっつの」
「……えっと、よろしいですか?」
「ハンスが突っかかってきてるだけだ、無視しろ」
「なんだよつれねぇな」
ダスクとハンスのプロレスは無視してフリックが話し出す。
「あれが持っていったもののおかげで、ここはすでに瘴気の影響下にありません。 ですので安全と言えば安全なのですが、あれが戻ってこないとも限りません」
「手負いのやつが早々に戻って来るとも思えんがな。 調査をするなら今なんじゃねぇの?」
「あたいは賛成。 矢が少ないのは気になるけど、あんたらはどう?」
「僕は平気だけど、ダスクは帰って寝てたらいいんじゃね?」
「平気だっつの」
「では安全を確保できる範囲でやっていきましょう」
戦闘に引き続き、四人全員が怪我を抱えながらも調査に移る。
「誰もいないんだけど?」
「それはカミラ、昨日お前が確認した内容だろ?」
戦闘に伴って被害が拡大したわけだが、それでも原型を留めている家屋はいくつか残っている。 その内部はハンスが確認したように生活感がある。
「食器まで用意して、ここで動いてた連中は何なんだ?」
「夜だけやってくる住民かしら? それともオバケ?」
「物理的に干渉できる時点で後者じゃねぇだろ。 そもそも、魔人騒ぎで単に生活感を消しきれないままってだけかもしんねぇしよォ」
「じゃあ何? 夜の連中は見間違いだって言うの?」
「俺は実際に確認できてねぇからな。 実物を見るまでは分からねぇってだけだ」
調査を続けていると、ハンスが周囲の森や山の方面を確認して戻ってきた。
「フリック、瘴気の正確な影響範囲は覚えてる?」
「ある程度は覚えていますが、完全に影響が無いところまでとなるとかなり広く……」
「じゃあ、あっちの家は?」
「あっち、とは?」
ハンスの案内で四人が到着したのは、村はずれの二軒。 そのうち一軒はエスナ姉妹宅で、もう一つはエスナとリバーの家だ。
「荒らされている、というよりは急いで荷物を持ち出したような感じですね。 ここが恐らくエスナさんのお宅ということになりそうですね」
「エスナって言ったら、フリックの教え子だっけ」
「ええ。 ある時期から私の元には来なくなったのですが、ここで件の魔法使いに教えを請うていたのでしょう」
姉妹宅の次は、簡易住居を見て回る。
ダスクが箪笥などを物色し、中身をそこらに散らばらせている。
「衣類は女物がいくつかあるな。 あとは魔石もあるし、魔法使いがいたってのは確かっぽいな」
壁を見れば、魔法陣などが描かれた紙媒体が貼り付けられている。
「色々と試行錯誤していたようですね。 ……エスナさんがここまで魔法が使えていたとなると、成長を感じますね」
「フリックの感慨はどうでもいいとして、ハンスはこれを見せてどうしたいんだ?」
「この辺の地面を確認してから村に戻るよ」
「……?」
四人は再び村の中心に戻ってきた。
「それで、地面がどうしたって?」
「まぁ、家を覗いたのは偶々だけど。 ほら、こっちの地面は色々彫り返されてるだろ?」
ハンスの指差す先には、ところどころ盛り上がって色が変化している地面が散見できる。
「戦闘の余波じゃねぇの?」
「それもあるけど、さっきのあいつも瘴気の発生源?とかいうやつを掘り返してただろ。 だから俺も気になった場所を掘り返してみたわけ」
「回りくどいな。 最初っからそれを言えよ」
「俺がしっかり見て回った結果だってのを知れよ、って話」
「承認欲求の塊かよ」
「まぁ見てなって」
ハンスがとある一箇所を掘り返して、そこに埋まる何かが見えてきた。 小柄なぶん取り出しには苦労したが、彼によって地面に転がされたそれは──。
「聞かせてくれ」
またも夜になってから帰還したフリックは村長宅を訪れていた。
「はい。 結果だけ先に申しますと、ラクラ村に残っていたであろう村民は全て、死亡していました」
「……そうか。 死体を確認したのか?」
「全てではありませんが、地面に埋まっているものを引き摺り出したところでは、生きている存在は確認できませんでした」
「地面に……?」
ややこしい話になりますが、という前置きから調査報告が始まった。
「その発生源を失って以降、動き出す存在はありませんでした。 恐らくあれがその現象の核となっていたようです」
「死体が動いていた、と?」
「死体の体内には魔石が発生していました。 影響を受けていたのは確実かと」
「であれば、村の焼却は確定か……」
「全てを掘り返した訳ではありませんから、そうするのが妥当でしょうね」
「そうなるとこちらの一存では難しいな。 その魔物の再出現を懸念した時間的制約を考えれば、これからでも早馬を出さねばならんか……」
「魔物はラクラ村の東、クレメント村の南の山に逃げ出してしまったことで、問題解決は成っていませんしね」
「……お前たちでの討伐は難しいか?」
「できないとも言い切れませんが、あれは知恵の回る魔物ですので同じ結果にはならないでしょう。 発生源を持っていることも、今後影響を拡大させる要因にはなるでしょうね」
「頭が痛いな……。 焼却に関しては男爵への嘆願を行なって、魔物に関してはベルナルダンにも依頼を出さんとな」
ラクラ村が見舞われた災禍によって、結果的にクレメント村にも影響が及んでいる──及んでしまっている。
今回のことはフリックたちが手を出さなければ起こり得なかった事態とも言えなくもないが、調査の一環で起こった事故と言えば格好も付く。 また、魔物の行動から死体の位置を発見したとも言える。
「人選は如何しましょう?」
「ヒースコート男爵の城下町──モルテヴァには儂が赴かねばならんだろうな……。 ベルナルダンについてはお前たちに任せよう。 いずれにしても儂らがこれ以上勝手に動いて被害を拡大させないわけにはいかぬ」
「それに関しては、魔物を逃してしまい大変申し訳ありません……」
「お前のチームに死人が出なかっただけむしろ救いだな。 そしてその存在と特徴を確認できているのだ。 決して悪い結果ではない」
「そう言っていただけると助かります」
「では早速動いてもらえるか? ああ、そうだ。 これから何かを行なうのであれば、レスカを連れて行け。 あれは魔法使いとして資質十分なのだろう?」
「……この村の魔法使いとして育てるおつもりですか?」
「不満か?」
「いえ……」
「これでお前もベルナルダンからの往復に気を回さずに済むではないか。 そうなれば、お前も本職に集中できるというものだろう」
村から街に魔法使いを出しているということで、クレメント村は多少の優遇を受けている。 それは物資に関してであったり、様々な補助という形で。
フリックを村に抱えておくよりも、外に出した方が総合的な利益を見込めるということでアーキアはそうしたのだった。 これに関してはフリックも望んでいたことで、一生村で使い潰される未来が見えていたからこそ、この提案は渡りに船だった。 ただし、頻回に村にも訪れなければならないという制約をつけられていために、そう上手くは事が運ばなかった。
フリックは同じ憂き目に合おうとしているレスカを案じていたのだが、アーキアの行動は思ったよりも早く、こうして先手を打たれてしまった。
この世界は基本的に、というより絶対的に階級社会だ。 それは村においても同じであり、村長が最も偉く、村民は村長の決定に従わなければならない。 フリックも例に漏れずそこを抜け出せないでいる。 もしそれが叶うとすれば、村の外で要職に就くしかない。
魔法使いは国にその存在が把握されている。 それゆえに逃げ出すということも難しい。
「それは……そうですね」
「というわけだ。 レスカはお前が自由に連れ回すと良い」
「分かりました。 ですが、レスカさんはハジメさんを伴っていない行動はできません。 彼を一緒に連れて行っても?」
ただし、魔法使いとして大成する前であれば如何様にもできるはずだ。
「……いいだろう。 その代わり、確実にレスカを魔法使いとして大成させるのだ」
「畏まりました」
これは、レスカがクレメント村の人間であるという既成事実を作られる前に逃さなくてはならない。
ベルナルダンでもどこでも、村より大きい単位で魔法使いを名乗ることができれば、就職先や将来について憂う心配はなくなる。
問題なのは狭い村という単位で日の目も見ずに消費されて腐っていくことであり、魔法使いという肩書きで出来ることは多い。 その反面戦争などの道具にされる可能性もあるが、この周辺は紛争地帯にも含まれていない田舎なのでその心配はあまりしなくても良さそうだ。
フリックは同じ魔法使い──その候補であるレスカと、謎の力を有したハジメをこんな何もない寂れた村で使い潰されたくはなかったので、早速行動することとした。
「これから一緒にって、いつからですか……?」
「私たちは少々急ぎの要件がありますので、それが終わり次第という話です」
「でも、ラクラ村のことは……」
「ラクラ村のこともその際に説明いたします。 厳密にはまだ全ての調査が終わっていませんので、纏まり次第ということですね」
「でも、あの……」
「大丈夫です、悪いようにはしません。 あなたのお姉さんの先生を信頼してください」
「でも……ハジメ、どうしよう……?」
「俺、レスカ守る」
「……なるほど、ハジメさんの役目は尊重します。 それに関する手配も行なっておきます」
急な話だが、ハジメとレスカのこれからの生活指針が決まってきたようだ。
これからクレメント村で生活するという意気込みを新たにしていたところだが、魔法使いの世話になるというのであれば多少安全性は増すだろう。 そういう考えもあって、ハジメはフリックの提案を承諾した。
「分かった」
「なるべく早くできるように心掛けます。 この村にいてもあなた方に良いことは起こらないでしょうから……」
「……?」
ハジメとレスカはフリックの言葉の意図は汲めなかった。
ただフリックの発言の意図とは異なるが、彼の言葉通りの事態が二人に降りかかることにはなるのだった。
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