第108話 特殊個体
ハジメたちが入山する前日──。
「結局あいつ逃げやがったぜ! ウザすぎだろ!?」
叫ぶアレーフ。
「挑発するだけして、勝てないと見るや逃走なんて。 アレーフよりあたま良いんじゃない?」
「そりゃねぇって!」
「あれってたしか“魔笛”でしょ? 魔物を呼び寄せる干渉魔法を使うってやつ」
「俺は魔物図鑑に目なんて通してないから分からねぇよ」
「でも、知ってても対処できないんじゃ意味ないか。 どうする? 追いかける?」
「山の中で一晩過ごしたいってんなら、付き合ってやってもいいぜ」
「……帰る」
「まぁそうだよな。 こんな片田舎で生活なんてゴメンだぜ」
アレーフとルース。 王国勇者であるフミヤ=アレマキとスワ=カミズルは、帰途において魔笛と呼ばれる特殊個体に襲われていた。
「あんな特殊個体、会う方が珍しいのに」
「そうなのか?」
「いわゆる魔物の軍勢だから、厄災に近い被害は出てるみたい」
「ああ、だから侵入禁止の看板があったのか。 死んだ村でもあったんだな」
二人は魔笛と呼ばれる魔物との戦闘で相当な距離を移動していた。 その際、どこかの村に続く道が一つ封鎖されていたのを見ている。
「王国で被害報告がそこそこ上がってるんだけど。 なんで知らないの?」
「興味無いんだって。 どこぞの誰かが死んだところで、俺の人生には何の影響もないからな」
「かわいい女の子がいるかもしれないじゃん?」
「確かにな。 でも王様がクローン人間作ってるみたいだし、俺好みの女なんていくらでも量産してくれるようになるって言ってたぞ」
その言葉に、ルースは驚きとともに呆れ顔を盛大に作った。
「はぁ……。 あんた、ほんと見境無いね。 女の子なら誰でもいいの?」
「かわいくて俺に抵抗してくる女が、どストライクだな」
「あんたの興味とか聞いてないから」
「あの魔人女も良かったなぁ……。 屈服させて犯しまくりたいぜ」
「もういい、喋らないで」
二人は魔物の襲撃を受けたが、結果として傷一つ付けることなく乗り切って見せた。 いくら高名な魔物といえど、勇者を傷つけることは叶わなかったようだ。
「でもなんで、あんな面倒臭そうな魔物が辺鄙な場所で彷徨いてんだ?」
「あんた何も知らなさ過ぎでしょ。 例の先代勇者が世界中にばら撒いてるって噂があるよ」
「確か、テシガワラっつったか」
「あれが王国を裏切ったから、私たちがこんな世界に呼ばれてるんじゃないの。 ふざけんじゃないよ」
「おー、キレてるキレてる」
「私の使命は、テシガワラを殺して地球に帰ることだから。 覚えておいて」
「はいはい、覚えとくよ」
厄災を地域固定の害悪とするなら、特殊個体は移動する厄災と言ったところか。
厄介な存在は、日を追うごとに増加している。 それはつまり、世界のリミットが近づいているという証明。 あらゆる存在が、太刀打ちできない現状に向き合わされようとしている。
▽
「ハジメちゃんが結構ヤバめだ」
突如出現した大岩が、ハジメの頭上から影を落としている。
ハジメは判断が遅れ、悠長に天を仰いだ。 思わぬ事態に身体は硬直。 そこから魔導書を具現化したが、どうあっても魔法発動は間に合わない。
シノンはゴーグルを装着し、すかさず魔導具を取り出している。
魔杖と総称される筒状のそれはあらゆる場面で活用され、攻撃性の魔法もあれば、支援魔法が刻まれていることもある。 一つの魔杖に込められる魔法数は少なく、多種の魔法を使えないのは欠点だが、マナさえ込めれば使用可能な魔法に制限はない。
シノンに魔杖使用を可能とさせるのは、そこに魔石が封入されているから。 今回用いられた魔石とは、ハジメがマナを注入したもの。
魔杖の特徴は、込められたマナの性質を反映して魔法を放出できる点にある。 火属性のマナを込めれば火属性を帯びた魔法を発動できる、という具合に。
「ぅグッ!?」
ハジメの身体が大きく横方向へ吹き飛ばされた。 直後、大岩が響き以て地面に突き刺さっている。
「ギリギリ!」
シノンが魔杖から放った魔弾がハジメにぶつかり、間一髪で大岩は彼を避けていた。
「ハジメちゃんは、エマちゃんと馬と荷物守ってて! こいつらは私とお父さんでやっておくから! あと、ハジメちゃんのマナはゴーグルに記憶してる!」
「り、了解……!」
シノンとトナライはゴーグルの機能を更なるマナ注入で拡張し、魔法的存在を即座に見つけ出していた。 暗視ゴーグルのように敵が映し出されている。
「おおよそ200メートル先に動かない存在が一つあるのう。 そやつから霧状に継続散布されるマナを見ると、これら襲撃と関係性が高いと推察できる」
トナライはシノンを伴いつつ、一直線に敵との距離を詰めながら思考をまとめ上げていく。
「上の大型魔鳥はアレの手下ってところかな」
次々に岩を投下させては逃げ去っていく怪鳥は、体長がゆうに5メートルを超えている。 それ単体でも相当な攻略難度だと言えるが、群れを成していることで危険性は指数関数的に増加する。 それらが安全圏からの攻撃のみに徹していることから、二人の敵把握が加速する。
大岩は怪鳥と同等かそれ以上の大きさを秘めているが、魔物というだけで能力値は極大化するため物理法則などほとんど無関係となる。
「あちらも気づいて動いたな。 あちらの行動がおいたちの行手を阻むことに移行した時点で、底は知れた」
投下される大岩は、直接的な攻撃ではなく進路妨害として機能している。 簡単に大岩を砕く手段は持ち合わせていないので、迂回させられることで敵との距離が空く。
「私たちの戦力把握と分断が狙いだろうね。 ハジメちゃんチームを潰せば、私たちも容易に狩れるとか思ってそう。 馬鹿だねぇ。 私たちより、ハジメちゃんの方が未知数の戦力だっていうのに」
「あまり心配しておらんのだのう」
「まぁね。 だってさ、神の課す試練がこんなものなわけないじゃん。 一般人が簡単に死ぬ程度のイベントなんて、ハジメちゃんには軽いって」
「ま、それもそうだのう」
「遠くにも大型がいるみたいだけど、あれはどっちなのかな?」
「最悪を想定して、全てを一連の敵として対応するのがよかろう」
「それじゃあここからは、楽しい追いかけっこだ!」
シノンとトナライは敵の思惑に乗りつつ、本命を追う。
▽
「《歪虚》! そんでもって……《強化》」
「ハジメさん、まだ危険っす!」
シノンの一撃によって正常思考を取り戻したハジメは、即座に防御術式を展開した。 そのままエマを連れて馬二頭に駆け寄り、安置を確保。 だが──。
「分かってるからエマはしゃがんでろ! あと、危険な範囲が増えたら教えてくれ……!」
強化しつつ範囲を広げている《歪虚》だが、それでもまだ空間の上半分が危険域に含まれている──エマが赤いと表現している。 それもそのはず、大岩が空間に触れて圧壊するまでに時間がかかってしまうからだ。 空間を強化していなければ、処理し切れなかった大岩がハジメたちを圧殺していただろう。
「くっそ! 岩を遠投してやがるから、敵の姿が見えねぇ……!」
弧を描いて精度高く降り注ぐ大岩は遥か向こう側から放られているため、木々が邪魔して敵の姿が見えない。 断続的に投擲されていることから、敵が複数いるのは確実。 そもそも岩をどこから調達しているかが謎だ。
(馬がいるからここを動けないし、逃げようにも乗馬はできないからな……。 たとえ乗馬できても、移動速度に《歪虚》が追随できるとも限らねぇ。 つまりここからは消耗戦で、敵が俺の魔法を凌駕しないことを祈るしかないって状況だな。 その間にシノンちゃんとトナライさんが何とかしてくれるのを期待……いや、それじゃダメだな。 解決策を探さねぇと)
ハジメはいつも通り思考だけがぐるぐると回り、時間けいかでマナは目減りしていく。
「ハジメさん、マズいかもです……!」
そんなハジメの思考を容易に切り裂くエマの叫び。
(対処できない攻撃が来る……! 逃げるか!? いや、そうすると馬たちが──)
「──《歪虚》!」
ハジメは魔導書にマナを大量注入し、空中に向けて魔法を放った。
ブゥゥン……。
中空に《歪虚》の空間が展開された。
「《歪虚》……! 《歪虚》……!」
合計三つの空間が展開された直後、一際大きい岩石がハジメたちの頭上に影を落とした。
ハジメはエマを見た。
「ハジメさん、安全になったっす!」
えまからは安心感を得られる一言が投げかけられた。
ハジメは頭上を注視し、なりゆきを見守る。
空中の超重力空間に触れた大岩は多方面から異常なベクトルの圧縮作用を受けて粉砕。 とはいえ、これまで飛散してきた大岩程度にまでしか大きさは減じられず、それらはハジメたちを直接覆う空間で何とか処理された。
(マジで危ねぇ……。 出せる手札が減る一方だけど、どうする……?)
次々と新たな対応が強いられそうな予感に、ハジメは辟易するとともに気を引き締めざるを得ない。
「エマ、すまん! 何か対策を考えてくれ! このままじゃないジリ貧になる……!」
「じゃあ、えっと……えっとー……この辺りの木が邪魔っす!」
「あ、ああ、それは確かに!」
ハジメはそんな簡単なことにも気づかなかった自身に驚く。 しかしすぐに行動へ移る。
「《過重弾》! 《拡──」
魔弾は真っ直ぐ木々の群れに到達すると、収縮そしてその範囲を大きく広げた。
「──え?」
(俺は指向性を意識したけど、勝手に拡散したぞ……? なんでだ?)
ハジメは思わぬ魔法の挙動に驚く。
「……けど、これはこれで!」
続けて放たれる魔弾によって木々は次々にへしゃげ、倒壊していく。
「ハジメさん、また赤くなったっす……!」
「って、ああ、クソ! 強度を上げても岩の処理がギリギリだったってことか……!?」
上空に設置していたはずの《歪虚》空間が姿を消している。
エマの危機察知が何秒後の未来を表しているかが分からないため、ハジメは魔法発動を急ぐしかない。
「《歪虚》! 急げ急げ……《強化》!」
「ハジメ、さん゛……!」
「うおッ!?」
一つ目の強化空間が出来上がった直後、またもや大岩が降り注いできた。 今回はさらに大きい。
ハジメはエマに無理やり引っ張られ、その側を砕けた大岩の欠片が通り過ぎた。 地面に突き刺さり、遅れるようにして空間の圧壊効果が発揮されている。
「こっちの空間も解けた……! って、ああ畜生!」
それ以上の問題は、馬の一匹が岩の下敷きになってしまっていること。 悲鳴が断末魔のように途切れたのを聞いたため、生存は絶望的かもしれない。
「《闇弾》! 逃げろ!」
馬は二匹とも木に括られていた。 一匹は到底動ける状態ではないため、生存が確かなもう一匹の固定用ロープをハジメは魔法で切断。 馬の即座に逃げ出す様子から、動物的にも切迫した状況だったことが伝わってくる。
「くそ! 言われたことも完遂できてねぇ!」
「今は生きること優先っす!」
「そ、そうだな……。 ひとまず、同じ場所に留まることは悪手だった。 あいつらを処理しないことには状況も好転しない。 だからエマ、君に安全確保を頼んでいいか!?」
「それはもちろん、大丈夫っす!」
「じゃあ俺を誘導してくれ。 俺はまず環境を整える。 《過重弾》!」
魔弾が複数の木々を巻き込んで爆ぜる。 空間に触れた倒木がメキメキと異常な音を立てて砕かれていく。
ハジメが動き始めてからも大岩は飛来しており、空間防御を伴っていないだけに危険性は大きく増している。 尚且つ木々を倒壊させることで狙われやすくもなっているが、そこはエマの危機察知能力が真価を発揮する。
「次は、ここの間で……ッ」
「おいおい、どうする?」
「しゃがむっす!」
地面を埋める大岩と大岩の狭い隙間。 エマはハジメを引き込むと、その頭を引っ掴んで無理やり頭を下げさせた。 直後、激しい接触音が頭の直上から響いた。
「ぉわッ!?」
ハジメらを狙った大岩が、すぐそばの岩の上で弾かれた。 接触の勢いで岩が横にズレて狭い空間がさらに狭くなるが、それでも押しつぶされない紙一重の隙間は維持されている。
「大丈夫っす! 安全っす!」
「そ、そうだよな……」
「ハジメさんは今の間に頑張って欲しいっす。 ずっと逃げ切れるか分からないので!」
「……すまん、頑張る。 《過重弾》!」
ハジメは木々を一掃し、倒木も移動の妨げにならぬよう丁寧に破壊し続ける。 その間にも落石は行われるが、エマの助けもあって大きな怪我はなく攻撃を切り抜ける。
「見えた! あいつか……」
両翅と脚部が異常に発達した魔鳥の姿が見えた。 嘴は縦ではなく横に大きく裂けており、頭部には四つのギョロリとした眼球が配置されている。 後頭部に付属されている二つ眼球は背後を確認することにも対応できており、肉食獣にも関わらず草食獣ばりの視界を備えている。
「デカ過ぎないっすか……?」
「それでも、あれは撃ち落とすしかない。 《過重──」
ハジメが魔弾を手に照準を向けた瞬間、魔鳥が異常な速度で顔を向けてきた。 すぐさまその大きな身体を捻ると、大岩を手放して回避行動へ移っている。
「──弾》……うぇ!?」
まさか先んじて回避を取ってくるとは。 ハジメは魔弾を射出しながら驚くが、すでに魔弾の斜線上から魔鳥は退避している。
「あの鳥、頭いいみたいっす……!
(あの鳥、マナに敏感なのか……? そうすると、魔法を設置しておいて近づいてきたら拡散って作戦は難しいかもしれないな)
「でも、岩を取りこぼしてる! これで──」
ハジメがそう言いかけたところで、エマがハジメにタックルをかましていた。
「あ、危ないっす!!!」
ズガガガガッ──!
押し倒されたハジメの背後で、拳大の岩石が地面に複数突き刺さっていた。
「大岩だけじゃないのか!? どうなってる……?」
「ひっ!?」
後上方では絶叫が響き、魔鳥は煽るようにハジメの頭上に影を落として飛び去っていく。
「一体、何匹いるんだ? でも、このくらいの岩石なら……《歪虚》。 あとは……《強化》」
「ハジメさん、あたし……そろそろ……」
「どうした!?」
見れば、エマは白い顔をして冷や汗を垂らしている。
「ごめん、なさ……い。 なんか急に疲労が……」
「まじか……」
(ああクソ、ここでマナ枯渇か……! というか、魔法使いとして未熟なエマを作戦に組み込んだ俺のミスだな。 これは早急に片を付けないといけなくなった……! 現時点で使用している攻撃手段は役に立たない。 他の手段を考えろ、考えるんだ……)
ハジメは急ぎ魔導書を捲り魔法を探す。
(《強化》、《過重》、《減軽》……違う。 《夜目》、《重量操作》……こんなの意味ねぇ。 《闇弾》、《過重弾》は使ってるとして、《転変》は危険すぎる……。《歪虚》の応用も──)
「──ん……?」
ハジメは思い出したように魔導書を一度閉じた。
「……あるじゃねぇかよ。 なんでこんなこと忘れてたんだ」
そしてもう一度、最初のページを開いた。
(色々と便利な魔法を習得してきたから意識から離れてたけど、これこそ俺の最初の魔法だっただろ)
性懲りもなく、魔鳥が岩石を携えて飛来してきている。 ハジメはギリギリまで敵を観察しながら、エマの腰を抱えた。 抱えたいる方の手に魔導書を持ち替える。
「ハジメさん……逃げて、ください……」
「わかってる。 だけど、少し待ってくれ」
魔鳥もまた、ハジメを注意深く観察しているようだ。 僅かばかり飛行速度を落とし、ハジメが逃げるであろう周囲の環境を確認しているように見える。
(俺がどこに逃げるか、あたりを付けてるみたいだな。 なんとも厄介な知性を持ち合わせているようだし、俺から攻撃するのを待っている感じもするな……。 どうしてこんな化け物とばかり遭遇するんだか)
先に動きを見せた方が負けるだろう。 魔鳥は逃げれば良いだけだが、ハジメは選択を誤れば容易に死んでしまう。 その瞬間まで、ハジメと魔鳥は相手の行動をジッと見つめ続けた。
ぴくり。 ハジメの身体が先に動いた。
ハジメから腕を向けられた魔鳥は、待ってましたと言わんばかりに高速旋回へ移行。 その速度にハジメは身体を回転させて追いつこうとするが、岩を抱えた魔鳥の方が早い。
ハジメが目まぐるしく動き回る魔鳥の方を振り向こうとしているなかで、魔鳥はハジメの背後を取った。
背後を取られた。 そう気づいたハジメの前後には、幾つかの岩石が重なり合っている。
エマという荷物を抱えた状態でハジメの取れる選択肢は、逃走しかない。 想定される動きはその場に留まるか、左右に動くか。 つまり魔鳥にとっては、攻撃成功の確率が33%もあるわけだ。 ハジメの動きと魔鳥の予想が合致した時、攻撃が外れることはないだろう。 魔物としての思考と野生生物としての思考が、そう魔鳥に告げている。
「《改定》」
魔鳥の視界ががぐちゃりと歪んだ。 この時点で、目の前に迫る魔弾を察知できるほどの余裕は魔鳥には無くなっていた。 そのため、黒い波動に飲まれた身体が折り畳まれるのを黙って受け入れるしかなかった。
「……ふう、危ねぇ」
ハジメは背後の木々を壊しながら落下する岩石の音を聞きながら、ほっと胸を撫で下ろした。 岩石の上には、圧縮された魔鳥の血液や肉片が遅れて降り注いでいる。
「魔弾で対応しようとしてたら、間違いなく死んでたな……。 ブラフが効いて助かった」
ハジメは《改定》であれば、他の魔法よりも高いレベルで使用することができる。 《改定》がハジメの固有魔法だからであり、一番最初に覚えたものだったからだ。 使用頻度が多かったからこそ、魔法の効果範囲も大きく広がっている。
「とにかく、まずは一匹。 やっぱ初心に立ち返らないとな」
人間勢の反撃が開始された。
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