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初めて降り立つマイホーム
ゆる〜くやっていきます。
気づいた時には、目の前は真っ暗だった。おそらく、なにかに閉じ込めらていた。いや、正確には入れられて蓋をされた。そのような狭い場所だった。僕は無理やりそれを突き破り頭を出す。そこで視界に入ったのは、なんと!!
前を見るとどこまで続いているかわからない人も一切いない大草原。
後ろを見るとどこまで続いているかわからない人も一切いない大草原。
下を見ると、オンボロな木箱の中に足を入れて立っている自分。
上を見ると果てしなく続く空。
右を見るとどこまで続いているかわからない人も一切いない大草原。
左を見るとどこまで続いているかわからない人も一切いない大草原。
そしてわかったことが一つ。僕は今、大草原の真ん中にいる。
って、それだけ!?他になんかないの?!それだけじゃどうしようもないよ!と心の中で叫ぶ僕であった。
(誰もいないなら心の中じゃなくていいだろ。)