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部活紹介

――教室内――

キーン、コーン、カーン、コーン


「結局、あいつ最後まで戻ってこなかったな。」

あれから、すでに20分は経ったがまだ戻ってないので岡崎が気にしだした。


「そうだね。先生に聞いてみようか?」


「そうだな、先生!!」


「なんだ。お前らもさっさと廊下出て並べ。」

これから、部活紹介なので皆廊下に出て喋りながら適当に並んでいる。


「朝日君が戻ってないんですが、どこにいるかわかりますか?」


「あ〜〜〜あいつな。うん、あいつならたぶんもうすぐわかると思うぞ。

だから、お前らもさっさと並べ。」






廊下に並んでみて考えてもよく分からなかったので

「どう思う。」と、聞いてみた。


「うん、僕はだいたい飲み込めたよ。とゆうか、まだ岡崎君わかってないの?

やっぱり少し理解力に乏しいみたいだね。」


「はぁ〜〜っ、じゃあ何でお前はわかったんだよ。」


「それぐらい自分で考えてみたら。」


「俺が考えてわかるようなことなのか?」


「ごめん。ごめん。そういえば君は学校始まって以来の馬鹿だったよね。

心配しなくても先生が言った通り少しすればわかると思うよ。」


「そうか。じゃあ、ちょっと楽しみにして待っとくわ。」

この後、上村の予想はだいたい当たるのだが、

それでも、彼の行動は想像の範囲より何回りも広く、驚き、そしてそんな彼に惹かれていくのである。








――部活紹介――

「・・・・・・・・・これで・・部の紹介を終わりにします。」


<これで、運動部の紹介は終わりです。引き続き文化部の紹介に入りたいと思います。>




フッ、いよいよもうすぐ俺の部の紹介だな。

正直、新入部員なんていらんがこれは、

この部の知名度を上げるのに一番楽な方法と言っても過言ではないからな。


つっても紹介が一番最後だと暇で仕方ないな。

周りの人は全員俺より一個上だから、気楽に声も掛けられんし。


それに何よりかなり真剣なんだよな。俺は別にこんなことやらんならやらんでどうでもいいから今一真剣になれねえから、何か話しかけ憎い。


でも、ホントすごい緊張してる人もいるなぁ。

チラッと見ただけで分かるぐらいだから相当だな。

大方、この紹介で失敗したら人数少なくてやばくなるとかその当たりだろ。



<次は裁縫部です。>


次が俺の番だな。

それにしても部の名前を聞いた時のみんなの体様がかなり気になるな。


「・・・・・・・・・これで裁縫部の紹介を終わりにします。」


<次の部は、・・・さ、裁判部です!!>


(ははっ、打ち合わせはやってた筈だけど司会の人が読むのを少し戸惑ったな。

いつまでも待たせちゃ不味いし、反応を見に行くか)







部の名前を呼ばれ、少しすると体育館のステージの端から、威風堂々とした態度でゆっくりとだが、しっかりとした足取りで歩いて来て、真ん中で立ち止まりどこぞの大金持ちみたいな優雅にみんなの方を振り向いた。


「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。」

突然聞いた事もないような部の名前を言われ、そしてさらに出て来た少年の態度があまりにもしっかりしていたのと、奇麗な顔立ちをしていることも相成って唖然としている。


(皆言葉もでないみたいね。俺もこんな部がいきなり出てきたら確かに驚くわ。

さっきまで小さな声でしゃべっていた人も今は黙ってるしな。それにしても、面白い顔してるな。)


「え〜〜っ、僕がこの部の部長の朝日 明です。

皆さん銘々思うことはあるでしょうが、最初に大まかな事をご説明します。」


「まずは、まあ名前の印象通りこの部で校内で起こった問題を裁きます。

最初に言っておきますが、この部の最大権限は 退学 までに及びます。

だから、この部や僕が生意気だとか言ってあまり反抗的にならない方がいいと思います。

後、裁くと言われてもしっくりこない人は罰を与えると思って下さい。」


「次に細かい内容ですが皆さんからの些細な悩みでも相談してくれれば受け付けます。

それについては2Fのエレベーター付近に箱でも置いとくので入れといて下さい。

他には、まあこれも大事なんですが問題が起こった時にそれを調べたりもします。

で、その後に一様の処理もしますよ。」


「まぁ大体こんなもんです。・・・・・・・・だけど、ボランティア団体ではありません。その辺はご了承下さい。

疑問に思ったことなどがお有りでしたらいつでも聞きますので部室を訪ねて下さい。」


「これで、紹介を終わりにします。」

(ふぅ、少し緊張したな。だけど、これで何が起こるかはわからんが

少なくとも、全校に知れ渡ったのは確かだな。とりあえず第一関門は突破って所だな。)


紹介の間、生徒も先生も終始無言で、皆話しを聞きいっていて終わってからも少しの間静かだった。







「・・・・・確かに先生の言った通り少し待てば何所にいるかわかったけど、

 予想外すぎるだろ!!」

朝日の部の紹介が終わってからしばらくして冷静になってきたので喋り出した。


「確かにね。だいたいの予想は当たってたけど、部活の名前や内容にはかなり驚いたね。」


「だよなぁ。裁判部なんて見た事も聞いた事も無いもんな。

にしても、あいつ転校初日ですごい事するよなぁ。」


「そうだね、でもかなり彼に興味がわいてきたよ。」

 

「お前、・・・・まさか。」


「しゃべる事の内容によっては容赦しないよ。」

”ニコッ”

笑顔だけど笑っていないというような感じである。

(ヒイッ、笑顔怖っ。)


「ゴメンナサイ。ユルシテクダサイ。オネガイシマス。」

(はぁぁっ、情けないねこの子は。なんで今まで友達やってたんだろ。)


「もうそろそろ教室に戻らないといけないみたいだから早くいくよ。」


「お、おう。」













記念すべき最初の紹介となる人物は岡崎 斉です。


岡崎おかざき ひとし


A型 6月14日生 


身長 176cm 体重 67kg


成績 下の上 容姿 中の中 


好きなこと 女の子を見ること 


趣味 ナンパ 嫌いなこと いちゃいちゃと目の前でされること


性格 馬鹿、積極的で普通の人以上に女性が好きで朝日がこの学校に来る前の2週間の間にもう既に2,3人の人に告白したが結果はまあドンマイである。


だが、家柄は結構いいところでお金持ちの部類に入る。

本人はこのことを快く思っていないらしいが・・・・・・・




作「今回最初の人間に選ばれたのですがどうですか?」


岡「いやっほーいって気分です。」


?「クフフッ、まだ全然登場人物がいないからこれからの境遇を察してくれてでれただけでわ?」


岡「え、そうなの。俺これからどうなるの。」


作「頑張ってください。」


今回はこの辺で終わりです、次は上村です。



岡「俺どうなるんだよ〜っ。」




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