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転校初日


読者数と皆さんの感想などを見て次の回を投稿します。


かなり本文を訂正しました。

――4月中旬午前6時――


ジリリリリリリリリリイイン

ガチャッ、

もう朝か今日は記念すべき登校初日だからな遅刻したらシャレにならんし、

起きて準備でもするか、

つっても大体は昨日の内に終わらしているからすぐ終わるだろう。

まぁ、やるか。






――午前8時―――


前の日に学校に来ていたので誰かに道を尋ねるなんてイベントも起きずにすんなり

学校まで来られた。

それにしても人いねえなあ。

少し早く来すぎたので今日の大事なイベントの原稿でもチェックしとくか。

そう思い、中庭まで行ってベンチに座って確認を始めた。




それにしても、少し煩くなってきたな、時計を見るともう15分程経っていた。

もういい時間になったんでそろそろいくか。





――職員室――

なんかここは意味なく緊張するよな、

フゥッ、入るか「失礼します。」さあ、先生は何処かな、と思って周りを見回していると、

[君が転校生かな?]誰かが話しかけて来た。

見た目で言ったら先生としては70点て所だな。俺からこれだけの評価を貰えるんなら大したもんだ。


「はい。僕です、では先生が担任の丸谷先生ですか?」


[察しがいいね、そうだよちなみに君は1−Aだよ

何も質問とかがなければちょうどいい頃合いだし教室に行こうか]


「はい、特にはないので構いませんよ」






――1−Aの教室前――

[僕が呼んだら入ってきてね]

ガラっ、ガラララララッ

(ふうっ、大人と一緒に歩くもんじゃないな。暇で暇で仕方ない

それに肩が凝る。あの人は必要以上に物を喋らんな。)






[今日は、HRの前に大事な話がある。それは――、・・・・・・・あ〜っ、

まどろっこしいのは好きじゃないんでもう入ってきてくれる。]

(はぁ〜〜っ、適当すぎるだろそれまどろっこしいのレベルじゃねぇぞ。それにめんどくさいだけだろそれはーー。でも、まぁここでごねてても仕方ないしなしょうがねぇ、入るか。)


ガラっ、ガラララララッ

タッ、タッ、タッ、タッ、・・・・・・・し〜〜〜〜〜〜ん

めっちゃ注目浴びてるし、しかも、この空気絶対このおっさんの所為やろ。人を評価するのは得意なんだがな。こいつは必要以上じゃねえな、必要最低限の事もしゃべらんタイプだな。それより、どうするか・・・・・・・・・簡単に済ますか。


[え〜〜っと、この子は突然転校することになった、あ〜〜っ「朝日 明です。

よろしくお願いします。」で、質問とかは後にして先にHRをします。

で、君の席は窓際の一番後ろだから」


(紹介も無しか、まあどうせやる気も無かったから構わんが。

席が一番いい所なのが唯一の救いか)


[・・・・・・後は、今日は授業が終わってから”部活紹介”があるので少し下校が遅れます。

もう特に無いのでこれでHRを終わります。]

(フフッ、部活紹介ねぇ。まあ、俺はこの日に合わせてここに来たんだからなぁ。

空回りしない程度に気合い入れておくか。ここの学校は俺の以外にもユニークな部はあるからな。)


「よろしくな、転校生!!」

と、俺が考え事をしているのを遮って前の席のやつが話しかけてきた。

内心少し腹が立ったがそれは置いといた。


「よろしく、俺の事ははどう呼んでくれても構わない、それでおまえの名前は?」


「岡崎 斉だ、んでちょっと周りを見てみ。」こう言われたので見てみる。

(ふむ、何かかなり見られてるな。まぁ、差し詰めいきなり来た転校生の人間観察ってところか。見られるのは嫌いじゃないから構わないが)


「僕は上村 廉よろしく。」

と、隣の子が話しかけてきた。

(まぁなんとも、かわいらしい子が話しかけてきたなぁ)


「ああ、よろしく。」


「ところで、何でこんな微妙な時に転校なんかしたんだ。」

(ククククッ、最初の質問がこんなのとは俺も想像してなかった。)


「突然だな、まあいいけど、転校と言うよりかは入学だな。俺、3日前まで外国にいたから。」


「マジで?」


「ああ。」

(一週間前には日本にいたけどな)


「外国語しゃべれる?」


「いちような。」

(ペラペラだし何か国語もだけど)


「なんか、すげえな。」


「お前も2,3年いたらペラペラしゃべれるようになるぞ。」

(嘘だけどな。俺も頑張ったし。)


「マジでか?」


「無理だと思うよ。岡崎君なんでここに入れるのか分からないくらい馬鹿だから。」

(馬鹿じゃなくても無理だけどな)


「上村、お前さらっと酷いこと言うなぁ。」


「事実は受け止めた方がいいぜ。」


「お前も結構ひどいなぁ。」


「お前のキャラのせいだろ。気にすんな。」


「気にすr<キ――ン コ――ン カ――ン コ―――ン>」


「なんか言ったか。」


「もういい。」


(ふう、なんとか質問の内容はごまかせたな。

まぁ、嘘ついてもいいんだけどなるべく嘘はつきたくないしな。)





*昼まで省きます。

――昼休み――

「今日は明君もいれて3人で食べようよ。」

4時間目のチャイムが鳴ると直ぐに上村が話しかけて来た。


「おお、それでいいか?」


「ああ。まだお前等以外の人知らねえしな。」

(皆俺のことは意識してるらしいが結局誰も話しかけてこなかったからなあ。


「じゃあ、どこで食う?」


「ここでいいだろ。」


「明君今日からちゃんと弁当持って来てるんだね。」


「ああ、昨日来た時に確認したからな。」

(マンガのキャラだけだろ。何も考えずに初日は学食なんて。


「ふ〜ん、それよりだいぶおいしそうだね。」


「そうか?食べてみる」

(まあ、かなり鍛えさせられたからな)


「いいの?」


「ああ。どうぞ。」


「いただきます。」

で、俺のおかずを一つ取った。

見た目と違ってあまり遠慮するタイプじゃないんだな。


「うん。かなりおいしいよ。どうやってるのかなあ?」


「お前も2,3年やったらこれぐらい余裕だぜ。」

(めちゃめちゃ必死でな)


「・・・もしかして、自分でつくってるの。」

(やっぱり驚くわなあ)


「ああ、でも毎日やってるからもう慣れたぜ。」


「ふ〜ん、すごいね。どっかの馬鹿と違って。」


「おお。どっかの馬鹿とちがってな。ハッ、ハッ、ハッ、ハッ。」

さっきまでずっと無視されていたので落ち込んでいて、

話しかけてくれたのが嬉しくて少しテンションがおかしくなっている。

正直少し痛い。


「ねえ、突然だけど明君は何処の部活に入るか決めてるの?」


「ああ。決めてるよ。」

(もう変更も不可能だしな)


「どこに入るの?」


「部活紹介の時まで待てばわかると思うぜ。で、お前らは何処に入るんだ。」


「まだ僕は決めてないよ。今日、聞いてみてそれで決めようと思ってるから。」


「で、お前は。」


「また俺は置いてかれるかと思ったぜ良かった。俺もまだ何も決まってないぞ。」

(最初の方でちょっと危ないことを言った気がしたが。)


「じゃあ、まだみんな何も決めてないんだな。」


「大体の人はそうだと思うよ。」

(そうか、今日に掛けてる部もあるだろうな。


<ピ―ン、ポ―ン、パ―ン、ポ―ン。本日行われる部活紹介でスピーチを行う人はすぐに職員室前に来て下さい。ピ―ン、ポ―ン、パ―ン、ポ―ン。>


「悪いな。ちょっと用事ができたわ。じゃあな。」


ふう、いよいよだな。いっちょ気合い入れて行くか。















次回は部活紹介です。

次でいろんな説明をやろうと思います。


各話のあとがきにこれから一人ずつ人物紹介を書いていきます。





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