ブロローク
人には取り戻したい時間、後悔を残した時間がたくさんあるだろう。
これは、そんな時間についての物語。。。
「おい、ハル!この荷物はここでいいのかー?」
「うん。その荷物はそこだね。」
「てかハルも荷物運び、手伝えよなー」
「僕はアキみたいに馬鹿力じゃないから」
「ばっ馬鹿力じゃねぇ!!このクソハルが‼︎」
説明が遅れて申し訳ない。僕はこの話の主人公の桐沢 はるだ。みんなからはハルと呼ばれている。
となりにいる馬鹿力が幼馴染の宇野 秋人だ。通称アキだ。
「アキちゃんもハルちゃんも喧嘩はやめてー!」
そしてこいつは僕の幼馴染の鮫島 夏美。通称ナツだ。
僕たち3人は依頼人と過去の記憶をつなぐ店。通称時間屋をするため、この四節市に引っ越してきたのだ。
「なっナツ!」
「お前、いままで何してたんだよ」
「近くの自販機でジュース買ってきました~✨」
「おおーー‼︎‼︎ハル、俺達も少し休憩がてらに!なっ?」
「そうだな。僕たちもそろそろ休憩しよう」
「それではっ!時間屋誕生を祝して。。」
「乾杯‼︎‼︎‼︎」
「ぷはーっ!うめぇーー!!」
「おいしいねー」
「それにしても急に時間屋をやるなんて言い出すからびっくりしたぜ!ハル。」
「そうだよハルちゃん、時間屋には絶対なりたくないってあんなに言ってたのに」
そうだ僕は時間屋には絶対になりたくなかったんだ。