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ダッキング


 月曜日の夕方、二日間風邪で休んでいた康平も練習を再開した。


 この日も第二体育館での練習である。



 連日のように形式練習になると思った康平は、健太達と同じく保護具を付けようとした。その彼に梅田が言った。


「高田、お前は俺とミット打ちをするからグローブだけ用意して第二体育館に来い」



 第二体育館に着いた四人は、ここで梅田の説明を受けた。


「さっきも言ったが、高田は俺とミット打ちだ! 残りの三人は形式練習だが、二ラウンド毎にメンバーチェンジだ。あぶれた者はシャドーをしながらタイムキーパーをする。分かったな」



 四人は大きな声で返事をしたが、梅田はミットを嵌めながら一言付け加えた。


「形式練習は返し技メインだが、今は種類が多くなっている。技を返す者は、相手に何を打ってもらって何を返すか一度言ってから始めろ」


 形式練習は有馬と白鳥が最初にコンビを組み、健太はグローブを外してストップウォッチを持つ。


「始め!」彼の声でラウンドが始まった。



 梅田が康平に言った。


「まず先週教えた返し技の復習から始めるが、このラウンドはリターンジャブとブロッキングストレートだ。いくぞ!」



 梅田がミットで左ジャブを康平に打つ。


 康平は右のグローブでそれをブロックし、空いている左手でジャブを放つ。


 梅田が顔の前に構えている右のミットへそれが命中した。


 リターンジャブと教えられた技である。




 今度は梅田が打った右ストレートを、小さく右に捻りながら左腕でブロックする。


 左グローブを左耳の上に持っていき、肘をグッと前に出す。


 顔は左前腕で防御するような形になっている。


 左腕に衝撃を感じた康平は、すぐに右ストレートを放つ。 


 スパァーン!


 梅田が顔の前に構えていた左のミットから快音が響く。


 ブロッキングストレートと教えられた技である。


 梅田が言うには正式な名前ではなく、技を表現する為に、便宜上自分で勝手につけた名前という事だった。



 リターンジャブとブロッキングストレート。この二つの返し技を交互に五回ずつ繰り返す。


 その後梅田が言った。


「今からは不規則になるぞ」



 その途端、梅田が右手で構えていた。


 返し技をしようと待ち構えていた康平は、意表を突かれて動きが止まった。


 スパァーン!


 快音が体育館中に響き渡るのだが、今回は康平の頭からだった。



「今まで何やってきたんだ? 俺がこの構えをした時は、ジャブを打つんだよジャブを!」



「ス、スイマセン」


 久々にミットで頭を叩かれた康平は、思わず謝ってしまった。



「ラウンド中は、声を出すんじゃねぇ!」


 梅田はもう一度康平の頭を叩く。


 スパァーン!




 この日は珍しく、女子バスケ部の方でも顧問の先生から叱責を受けていた。


「そこの二人! 笑ってないで練習に集中しなさい」


 二人が怒られた原因を作ったのが十中八九自分だと思った康平は、羞恥心が更に大きくなった。



 梅田は動揺している康平を知ってか知らずか、構わずミットでポーズを作る。


「……?」


 見た事がない構えに、康平は躊躇してしまった。


 梅田は右手を顔の前に置き、左手を頭の左上に置いているのだ。



 困惑している康平だったが、さすがの梅田も怒らないで説明をした。


「言ってなかったが、この構えを見たら目隠しワンツーを打て! それと今までのように口の前で両手で構えたら、ワンツーじゃなくて右、左、右のストレートだ」



 説明を受けた康平は、すぐに目隠しワンツーを放つ。



 打ち終わった後、間髪入れずに梅田の右ストレートが康平を襲った。


 康平はブロッキングストレートで打ち返す。



 上手く打ち返せたのでホッとした康平だったが、目の前で梅田が構えていた。


 左手を伸ばすように前へ置き、右手の位置は口の前になっている。


 風邪を引く前からこの構えを教えて貰っていた康平は、踏み込みながらの左ジャブを二発打つ。


 一発目の左ジャブを梅田の伸ばしている左ミットへ打ち、二発目は彼が口の前に置いている右のミットへ打つ。


 その直後に、梅田の左ジャブが康平の顔面に向かっていく。


 慌てた康平はリターンジャブではなく、左腕でブロックをして右ストレートを打ってしまった。


 つまり、ブロッキングストレートを打ってしまったのだ。


 幸い梅田は、左ジャブを受ける為に口の前へ右のミットを置いていたので、康平のパンチはそれに当たった。


「バカヤロー! 右と左も分からんのか?」



 梅田の罵声を浴びた康平は、またミットで叩かれると思い、肩をいからせて目を瞑った。


 ところが、なかなか頭に衝撃がこない。


 康平がそーっと目を開けた時、梅田は右のミットを振り上げていた。


「アホ、ラウンド中に目を瞑るんじゃねぇ!」



 スパァーン!


「ラウンド終了!」


 康平が叩かれると同時に健太の声があり、一ラウンド目が終わった。


 ミットで叩かれた康平と健太の目が合う。健太はニヤニヤしていた。



「みんな〜! 笑わないで集中するのよぉ〜!」


 バスケ部顧問、田嶋の声が響いた。


 天然と噂される彼女だが、本人は至って真面目に叫んでいるようである。



 梅田は苦笑しながら康平に言った。


「お前は習い始めだから仕方の無い事だが、笑われたくなかったら早く覚えるんだな。……次のラウンドも同じ事をやるから今からイメージしておけ!」



 その時康平は疑問に思った事があり、梅田に質問した。


「先生が打つ左ジャブと右ストレートは、どちらもブロッキングストレートで防げると思うんですけど」


「……お前が二日間休んで時に他の奴らには説明したからな。高田、俺に向かって構えてみろ」


 普段は怒りっぽい梅田だが、質問されると熱心に教えるようである。


 構えた康平に梅田が話を続けた。


「結論から言うが、今は相手の左パンチは右手で、右パンチは左手で防げ。理由は二つあるが一つ目を今から話す。……ブロッキングストレートよりもリターンジャブの方が説明し易いから、そっちをやるぞ。まずは習った通りにやってみろ」


 梅田が康平にユックリと左ジャブを放つ。康平は右グローブでブロックし、梅田の右ミットへ左ジャブを返す。


 習った通りのリターンジャブである。



「今度は俺が打つ右ストレートを同じ要領でやってみろ。……但し、返す左ジャブは寸止めだ」


 梅田が右ストレートを放つ。康平がそれを右グローブでブロックをして左ジャブを返した時、梅田の左ミットが康平の右頬に迫っていた。


 梅田の右ストレートから返しの左フックだった。



「分かったか? 相手の右パンチを右手でブロックすると、相手の左パンチに対して無防備になる。危険が大きいんだよ。今はリスクの少ない返し技を覚えるんだ」


 梅田が続けて話す。


「もう一つの理由を話すが、今度はブロッキングストレートを打ってみろ」


 彼はそう言って右ストレートを打った。


 康平は少し右へ体を捻りながら左前腕でブロックする。そして右ストレートを返す。


 バーン。


 梅田の左ミットからいい音が出る。康平は右へ捻りながらブロックした為、溜めが効いた強い右ストレートを打てるようだ。


「続けるぞ」梅田が言った。



 梅田が再び右ストレートを放つ。


 康平もブロッキングストレートで返す。



 五回繰り返した後、梅田がまた右ストレートを放った。


 康平はこれも左前腕でブロックしたが、今回は衝撃が軽かった。


 彼はブロックしながら右ストレートを打つ体勢になっていた為、そのまま右ストレートを放った。だがそのパンチは空を斬る。


 梅田は康平の右ストレートをミットで受けずに、彼の右下へ頭をズラして避けていた。


 そして梅田は、康平の右脇腹に左ボディーブローを寸止めで打った。


「高田、俺がやった意味が分かるか?」



 康平は少し悩んでから答えた。


「ブロッキングストレートは危険だという事ですか」


「いや違う。同じ返し技ばかりやると、相手に読まれるという事だ」


「何となく分かりました」


「と言う事はだ、俺が打った左ジャブと右ストレートをブロッキングストレートばかりで返してしまうと、更に相手に読まれ易くなってしまうんだよ」


「はい」康平は納得した表情で返事をした。



「基本的には、一つのパンチに対して二つ以上の返し技を教えるつもりだ。……もうラウンドが始まっているから、休み無しで続けるぞ」


 康平と梅田は、次のラウンドも同じパターンでミット打ちをしていたが、最初のラウンドより少しはマトモにパンチを返せたようである。


 ミットで頭を叩かれる回数も一回だけで終わったが、その直後に、

「集中よ集中!」

と叫ぶ田嶋の声が第二体育館に響いていた。


 次のラウンドから形式練習をしていた二人の内、白鳥が抜けて健太が入った。



 康平は変わらず梅田とミット打ちである。


 梅田がラウンド前に説明を始めた。


「高田には今からダッキングを教える。簡単に言えば屈んで避ける防御だ。俺が右パンチを打ったら左側へ屈め!」



 梅田がユックリと右パンチを打つ。


 康平は避けるつもりで大きく左へ屈んだ。


 梅田が言った。


「それは避けすぎだ! 俺の言い方が悪かったかも知れんが、頭はもう少し小さくズラせ」



 梅田の更に話を続けた。


「右パンチをダッキングする時は、これから話す二つの点を意識しろ。一つは左ボディーを打てる体勢にする事だ。もう一つは避けるよりも右手でブロックするつもりで屈め! そして右ガードの位置はここだ」


 梅田は康平の右グローブを、彼のテンプル(コメカミ)の位置にズラした。


「避けるよりも、ガードしながら無理矢理左ボディーを打つイメージだ。もう一回パンチを打つからやってみろ!」



 梅田がユックリ打った右ストレートを、ブロックしながらダッキングした康平だったが、梅田の右脇の下には左ミットがあった。



「ここに左ボディーを打つんだよ!」



 そこに左ボディーブローを打った康平に、梅田はアドバイスをした。


「今のお前は左ボディーを打つ時に、強さより速さを意識しろ。音にするならタッターンではなくてタターンだぞ」



 理由を知りたい康平だが、ラウンド中に話すとまたミットで叩かれそうなので黙っていた。



 梅田は康平の表情を見て気付いたようだ。


「なぜ速く打つか訊きたいようだな」



 康平が好奇心旺盛な顔をしながら返事をした時、逆に梅田が質問をした。


「お前は右ストレートを打つ時、呼吸はどうしている?」



「……呼吸ですか?」


 予想外の事を訊かれた康平は困惑した。


「分からないようだったら、今素振りをしてみろ!」



 康平が右ストレートを打った時、息を吐きながら打つ自分を初めて自覚した。


 その事を伝えた康平に、梅田が再び話し始める。


「ほとんどの奴は、お前と同じように息を吐きながらパンチを打つんだよ。特に倒そうと思って強振した場合は、息を吐ききっている時が多い」



 興味深く聞いている康平に、梅田は更に話を続けた。


「俺が速く打つように言ってる理由は、相手が息を吐ききった時や、その直後の息を吸い始めた時にボディーを打たせたいんだよ。このタイミングは、腹に力が入らないから効果は倍増する」


「質問なんですけど、強く打たなくても相手に効くんですか?」


「最終的にはある程度強く打たなければならんが、今のお前の段階はまず速く打ち返すリズムを覚える事だ」


「それは、右へダッキングした時も同じなんでしょうか?」


「右へダッキングしろなんて、一言も言ってねぇだろうが」


 パコ!


 梅田は康平の頭をミットで軽く叩いた。


「右へのダッキングはなぁ……。高田、ちょっとシャドーを続けてろ」



 康平に言い残した梅田は、しばらく健太と有馬の形式練習を見ていた。すると、突然二人に近付いていった。


「お前ら二人はその技をあまりしなくていいんだ! もっと他の返し技を練習しろ」



 梅田に言われた二人は、康平が習ったばかりの技、ダッキングしながらのボディー打ちを反復しているようだった。


「えっ、どうしてですか?」健太が訊いた。


「理由は後で説明するから、今は言われた通りに他の返し技を練習しろ」


 二人は少し納得しない表情だったが、ミットで叩かれて笑われるのはさすがに避けたいらしく、素直に別の返し技を練習し始める。



 再びミット打ちを再開した康平だったが、右へのダッキングの事は不明なままラウンドが進んでいった。


 この日の練習が終わり、梅田は一年生全員に話し始めた。


「飯島先生と話し合ったんだが、これから一ヶ月間、お前ら一年生は水曜日が練習の休みになる。そして土曜と日曜は、午後一時から練習を開始する」



 驚いている四人の表情に気付いたのか、梅田は理由を付け加えた。


「二年生は十一月の始めに新人戦があるんだが、お前ら四人は十月からスパーリングの相手をする。休みと時間をズラす理由は、お前らがスパーリング出来るように集中して教える為だ。分かったか?」



「はい!」


 約一ヶ月後ではあるが、いよいよスパーリング(実戦練習)が始まる事を教えられた一年生達は、少し緊張しながら返事をした。



 梅田の話はここで終わらない。


「今日有馬と片桐には、ダッキングしながらのボディー打ちを止めさせたが、それぞれ理由が違うから個別に説明する。まずは有馬からだが、お前は体重の割に身長が高いだろ?」



「はい!」


 身長が百七十一センチで、体重が五十キロの有馬は即答した。


 梅田は彼に言った。


「ダッキングは、相手より低い体勢になって避けるディフェンスだ! フライ級にしては背が高いお前が、相手より低い姿勢になるのは、お前にとって負担のかかる防御なんだよ」


「先生に質問なんですけど、フライ級でも俺より背が高い奴がいるんじゃないですか? だったら……」


「有馬の言いたい事は分かるが、まずは他の者へ説明が終わってからだ。四人共グローブを付けて来い!」



 有馬の言い分を遮った梅田は、一年生に命令した後自身もミットを両手に嵌めた。


 そして、康平を呼んで前に出させてから口を開く。


「まず俺に対して構えてみろ! そして体の向き……いや、足の位置を変えないで俺の左右のミットへ右ストレートを交互に打つんだ!」



 不可解な指示を受けた康平だったが、指示通り梅田に対して構える。すると、梅田は左右のミットを肩幅以上に拡げて構えていた。


 梅田が言った。


「足の位置を変えないで、まずは俺の左のミットへ右ストレートを打て! その次は右のミットだ」



 康平は梅田の左ミット目掛けて右ストレートを放った。


 梅田の左ミットは康平の右側にあり、あまり体の捻りを使えないのでスッポ抜けたような感じでパンチが当たった。


 スパン!



 逆に康平の左側にある梅田の右ミットへは、充分な捻りと共に体重の乗った右ストレートが当たった。


 バァーン!


 大きな音が響くと同時に、康平の右拳へ強い感触が残った。



 梅田の両手に三発ずつ右ストレートを打った康平は、健太と交替する。


 健太は、サウスポーなので左ストレートを打っていた。



 有馬と白鳥も、康平と同じようにパンチを打った。その後、梅田が全員に質問した。



「お前ら俺の左右のミットで、どっちが強く打ち易かったか言ってみろ?」



 健太は左のミットと言い、他の三人は右のミットと答えた。



 梅田は四人の答えを予想していたようで、更に話を続けた。


「片桐以外の者が打ち易いと言った場所は、相手が右へダッキングした時の頭の位置だ! 逆にここへ頭があると、相手の強いパンチを食らい易い。今の段階で、右へのダッキングはやらせないつもりだから覚えておけ!」



 健太は、少し反発するような口調で質問した。


「俺……僕以外の二人、康平と白鳥には、左へのダッキングしてのボディー打ちを反復させてますよね! オーソドックス(右構え)が左へダッキングしたら、サウスポーの体重が乗った左ストレートを喰らい易いんじゃないんですか?」



 意外にも梅田は怒らずに答えた。



「これは、人間の急所に関係があるから全員覚えておけ! オーソドックスが左へダッキングしながら左ボディーブローを打った時は、肝臓に当たる確率が高い。その場所は右のアバラの下で即効性がある。だがサウスポーがオーソドックスに対して、右へダッキングしながら右のボディーブローを打つと、胴体の左側にあるスイ臓に当たるんだが、あまり即効性はない。ブッチャケて言えば、あまり効かないんだよ! ……片桐、俺の言いたい事が分かるか?」



 梅田は、複雑な顔をしている健太へダメ押しのように話す。


「ここはハッキリ言っておくが、お前のオーソドックスへ打つダッキングしながらの右ボディーブローは、リスクの割に効果がない!」


 健太は、納得いかない表情で更に質問をした。


「すると、今まで練習してきた右ボディー打ちは、あまり使う時が無いって事ですか?」


「俺は今の段階でと最初に言った筈だぞ」


「だったら、これからどうしていくか教えて下さい! 頑張りますから」



「俺も努力しますんで、色々教えて下さい!」


 有馬も話に加わった。



「努力や頑張るなんて言葉は、簡単に使うんじゃねぇぞ!」


 梅田の語気が強くなった。


「俺達凡人はなぁ、簡単な一つの技でも、馬鹿みたいに反復練習するのが当たり前なんだよ! それでも試合にその技が出るかどうかも分からん!」



 四人の暗い表情を見た梅田先生は、苦虫を咬んだような顔で話題を変えた。


「お前らが次の段階にいきたいんだったら、まずはラリアットを避ける動作をスムーズにしろ! 但し有馬だけは、次の段階になっても当分ダッキングはしねぇから覚えておけ!」


「え、どうしてですか?」有馬が訊いた。


「お前は、別に覚えなければならない技があるからな」


「有馬だけズルいッスね!」


 パコ!


 健太の頭をミットで軽く叩いた梅田は、時計を見ながら言った。


「お前ら全員に個別の技があるんだよ! 今日は遅いからトットと帰れ」


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