冬眠することにしたんだが?
それからのんびりとした日が続く。お腹が空いたらシカを狩り食べては寝る。
そうこうしてるうちに1年が経ち、マリアとジュリ両方に赤ちゃんができた。
最近では子育て家事は任せて、一人で狩りをしてマンモスまで倒せるようになった。
不老不死の力ですぐ回復するのでマンモスに攻撃されても一瞬だけ痛いのを我慢すれば超回復ですぐ治るのでほぼノーガードで攻撃に専念し倒す事ができる。
そしていつものよに昼には狩りを終えて洞窟に肉を持っていき、散歩したりして暗くなってきたら帰って、お土産で見つけた美味しい木の実を持って帰ると喜んでくれるマリア、ジュリがいる。
特に不満はない。そんな日が永遠に続くと思っていた。
ある日、狩りから戻ると毛深い男達がゲラゲラと笑いながら我が家から出てきた。
ちょっ?何してたんだっ?嫌な予感がして中に入ってみると、そこにはマリア、ジュリ、赤ちゃんが血まみれになって倒れていた。
周りには白い液体が飛び散っている。
しかも全員脈がない…
いったいこいつらが何をしたというんだ?絶対に許さねえー!
たけしが振り向くと毛深い男たちたちがウホウホ笑いながら槍をこちらに向けてつついてきた。
ウホウホっ!
お前たちみたいな残酷な事を笑ってできる血を未来に残す訳にはいかない!
10名はいる男達から何度も槍で攻撃を受けながら鬼の形相で怯まず突き進んだ。
誰一人として逃がさないと決めて闘いながら出口を背に向けて確実にしとめていった。
無我夢中で殴りまくって気がつくとたけし1人だけが立っていた。
嗚呼ーっ!うわーーーー!言葉にならない思いが溢れている。
こんなに辛い世界にいたくないそうだ冬眠しよう。
血まみれでマリアとジュリと赤ちゃんの墓をつくり終えた後に泣き崩れて冬眠に入った。