表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/25

24 決闘システム

遅れてすみません、新入生の歓迎行事で旅行してました。

俺は今、学校の私有地である、戦闘専用のグラウンドにいる。

広さはざっと東京ドーム2個くらいだ。

観客も相当な数いるようだ。


「いい?! 勝負は一対一のどちらかが降参するか、戦闘不能にすれば勝ちとするわ。 武器は持参したのがあるのなら使ってもいいわ。 ちなみに私はこの杖を使うわ」


なんかポ○モンみたいなルールだな


「ああ、俺も武器は持参したのを使うぞ」


「へぇ、その割には何も持っているように見えないのだけど……まあ、いいわ、それじゃあ行くわよ! サンダレイ!」


杖を前に突き出したかと思うと、天から雷が数本落ちてきた。

観客からは、「中級魔法をむ、無詠唱?! 」や「スゲェ!」などの声が聞こえてくる。

無詠唱ってそんなに凄いことになのか?

頭の片隅でそんなことを考えながらひらりと促す。

軌道の計算が雑なので避けやすくて助かるよ。

降ってくる雷が地面に突き刺さり砂埃が上がる。


「どう? ごめんなさいね、すぐに決めちゃって。あんたの最大の誤算は死角への注意ね。 学園もなんでこんなのを一位にしたんだか……って、えっ?」



俺は傷ひとつつかず、魔法が直撃したであろう場所から現れたのを見て、驚きを隠せないアナスタシア。


「えっ?! あなた、今どうやったのよ?!」


戦闘中に敵に質問するとかこいつはバカなのかと思ったがこの際話してやろうと思う。


「軌道が汚かったから体をひねって避けただけだ

ぞ」


俺には実は、この試合に目標がある。

それは圧倒的な差を見せつけて試合に勝つこと。

俺は、戦闘が大好きなわけではないからだ。

できれば命は張らず、何事も穏便に済ましたいと思っている。

この勝負で力を見せつければ、ランキングを奪いにくる、5位までの人への牽制のようなものになるというわけだ。


「はぁ?! 魔法を見切るなんて不可能に決まってでしょ! まぐれよまぐれ!」


その後も白魔法の中級魔法、サンダレイを連発するも全弾不発。

観客は、「魔法を見切る? そんなのできるわけがないだろ!」や、「でも、傷ひとつ付いてないぞ!」などなど、様々な感想を述べている。

アナスタシアは息が切れ始め、ハア、ハアと言っている。


「ハア……ハア……ハハ、もういいわよ! 私も全力でやるわよ、後悔しても知らないんだからね!サンダレイ・フルバースト!」


魔法の種類は同じだが、さっきまでとは桁違いの量の雷が四方八方から飛んでくる。

観客は、「ヤベェ、勝てっこない……」や、「こんなの死人が出るぞ! 先生呼べ!」と、慌ただしい様子だ。

たしかにこれは避けるだけでは無理そうだ。

俺がただ、我慢するというのもいいのだが、目標は、圧倒的な力を見せつけることのため、無傷で試合に勝利することは絶対条件と言ってもいい。


「私を使えばいいじゃない」


そうだな、ここはレインに任せよう。


「レイン、〈(ブレード)〉」


手の甲に黒紋が浮く。

レインは大剣となり、迫り来る雷を全て切り裂く。

これは〈剣〉の時のレインのユニークスキル、魔力切断で、魔法の核を文字どうり切断している。

核を失った魔法は、たちまち形を失い、消えてるようになっている。

レインは超高速で全ての雷を切断した。


「な、なんなのよそれ! 反則じゃない! そんな武器見たことも聞いたこともない!」


武器持参してもいいって言ったのお前なんだけどな……

アナスタシアの足は生まれたての子鹿のようにプルプルとしていて、立っているのもやっとのようだ。


「もうわかっただろ。 お前と俺では実力が違いすぎるんだよ」


「い、嫌よ! まだやれるわ!」


全然折れないな……

しょうがない、ここは少し強引な手を使うか……

俺は思いっきり踏み込み、一瞬でアナスタシアの懐に入る、アナスタシアは最後の力を振り絞り避けようとするが、俺はそんな隙は与えず、拳を思いっきり振り、アナスタシアの顎、ギリギリで止める。

その時、殺気を全力で放った。

アナスタシアは驚きと恐怖、さらに極限の疲労でそのまま後ろに倒れた。

これは死の恐怖を生きているまま、体験させる技だ。

殺気は観客の方にも届いており、気絶している者、うずくまっている者様々だ。

そこで一人の生徒がラクス先生を連れてグラウンドへ来た。


「先生、ここでレイスラさんがありえない量の雷を起こして、イングラムくんが……って先生、何見てるんですか……は?」

レイスラとは、アナスタシアのことだろう。

生徒がのほとんどが辛そうな顔をしており、気絶している者もいる会場を目の当たりにして、生徒と、ラクス先生は驚愕に目を見開いている。

ラクス先生が、険しい顔をしながらこちらに歩み寄る。


「カナタくん、今から、生徒指導室に来てもらうよ」


「はあ……わかりましたよ」


そう言って俺たちは校舎の中に入っていく。


「なん……だよ……これ……」


生徒は一人、膝を地に立て、嘆いていた。

ブクマ、ポイント評価、感想お願いします。

原動力につながりますので。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ