表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/25

13 我が家?

――――――――――――――――――――――――

白銀星ディアレイン 女


神器/旋術器

形態・人


体力 1000

筋力 1000

耐性 1000

魔力 1000

魔操 1000

敏捷 1000


追加ステータス

形態・短鍵

なし

形態・人

魅力 50000

形態・大剣

斬撃 50000

形態・双剣

斬撃 25000

装備可

形態・撃槍

刺突 50000

形態・破槌

打撃 50000


形態・ニ砲

魔力撃 一門 25000 ニ門 25000



スキル

家事 料理


ユニークスキル

変幻自在 魔力結合 神気 服従 魅了 断罪


使用制限

旋術士、罪、加護の所持

――――――――――――――――――――――――


「まじか……」


審査員は絶句していた。


「わかってるよな?」


「ああ、絶対に言わない、というか言ったら殺されそう……」


「いや、そんなことはしねぇーよ」


「いや、信じられん」


どんだけ怖がってるんだよ……


「まあ、いいか。そんじゃ俺たちは行くぞ」


「ああ、呼び止めてすまなかったね。 君たち受験生だろ?」


「ああ、レインは違うけどな」


「ところであんたの名前を教えてくれないかな?」


「おっと、これは申し遅れた私の名はミラ・スラットだ、よろしくな」


「よろしく、ミラさん。 俺の名前はカナタ・イングラムだ」


「よろしくお願いします。 アメリア・イングラムです」


「えっ?」


ミラの顔が驚きに変わる。


「? どうした?」


「もしかして、イングラムってあの……殲滅の魔女と、格闘王の?」


「ああ、そうだが?」


「なるほど、そういうことならその馬鹿げた能力の武器も頷けるな」


「父さんと、母さんを知っているのか?」


「そりゃあもちろん最強の五人の二人なんだから!この世界の人なら誰でも知ってることだよ!」


父さんと母さんやっぱすごいんだなぁ。


「まあ、今度こそおいとまするぞ」


「そうか、頑張ってきなよ。 まあ、無いと思うけど、困ったことがあったら私の元にきなよ、助け舟くらいは出してあげれるよ、これでもそこそこ名の知れているものなんでね」


「へぇ、助かるよ、じゃあな」


扉が閉まるまでミラは手を振ってくれていた。

俺たちは無事、審査をクリアし、中に入ることができたのだった。



中に入るとなかなか人で賑わっていた。

前世でもあまり人との関わりがない俺や、家の人としか話したことのないリアは相当動揺した。

レインは特に興味もなさそうな顔をしていた。

しかし、じっとしていても何も起きないと思い、母にもらったこの街の地図を見ながら、街を進む。

途中、レインの魅力に惹かれて何人もやってきたが、その度にレインは毒舌ラッシュで玉砕した。

毎回、その毒舌の中に、「私の体はカナタだけのものよ」と高らかに宣言し、皆、血の涙を流すことになっていた。

俺も、そこまで堂々と言われると恥ずかしくて、相手の顔をよく見れなかった。

それと同時に、毎回聞こえる「チッ」という舌打ちのような音が毎回リアから聞こえるのは気のせいだろうか?

歩か出して20分、 書いてある道のりをたどって行き、住宅街に入る。

さらに5分ほど歩くとようやく家に着く、ずっと目を離さなかった地図から視線を外し、新しい我が家を拝むことにしたのだが……


「ええっと、ここかなっと…………あれ? 違ったな……道、間違えたかなぁ〜?」


そこにあったのはいかにも貴族の住みそうな巨大な門のある館だったのだ。

俺が地図を縦にしてみたり、横にしてみたりしていると、突然レインがその館の門を開けて足を踏み入れる。


「おい、レイン何やってんだよ。 俺たちの家はここじゃないっぽいぞ」


「に、に、兄さん……ここ……」


そう言ったリアが指差しているのは門の隣の壁に付いている表札だ。

そうか、それを見ていけば我が家が分かる!

さすが俺の妹だ。

あれ? なんか様子がおかしい。

リアはこの家の表札をずっと指差したままだ。

俺はまさかと思い、表札を覗き込む。

ま、ま、まさかな、そんなことあるわけないよな!

俺の儚い希望は一瞬で打ち砕かれる。


「で、デスヨネー」


そこにはイングラムとバッチリ書いてあったのだ。

俺たちは恐る恐る中に入り、大きな玄関の扉を開けた。


「「「「おかえりなさいませ、カナタ様、アメリア様、レイン様」」」」


そこには、執事と思わしき人とメイドと思わしき人が二人ずつ、30度ほどのの美しい執事やメイドの模範となるような礼で立っていた。


「「し、失礼しましたーー!」」


俺とリアは驚きのあまりすぐにドアの外に退散してしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ