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1 俺の能力

こんにちは、処女作です。

ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

転生は3話からさせます。

目の前には、俺の父が立っている。

その手には、血の滴る刀。

意識が朦朧として、焦点が合わない。

胸を見おろすと真っ赤に染まっている。

どうやら、俺は、あの刀で斬られたようだ。


「…まない……俺…こうするこ…できなかった。 許……くれ………」


意識が遠のいていく。


「お兄様!、おに……ま!お兄……」


何でこんなことになったのだろう……


――――――――――――――――――――――――


俺の名前は、相沢彼方。

俺は、妖術の類を扱う家、相沢家の三男で、後継者になる予定だった。

何故、三男の俺が後継になるかと言うと、それは、 俺の持つ特異な能力[言魂]が原因である。

俺がこの能力を発現させたのは、5歳の時である。

家の大切な会議の中に偶然きてしまい、当時、何の期待もされなかった俺は、体罰もしばしばあり、その時も会議に参加していた人の1人が鬼の形相で手を挙げた時だった。


「またか貴様!いつもいつもふざけた真似を!」


その瞬間、俺の頭の中に一瞬の光と謎の言葉が響いた。

時間がゆっくりと進んでいる。


「こんにちは」


「君は誰?」


「ボク? ボクはボクだよ、ごめんね、今は、名前は教えられないんだ」


「 君は何をしにきたの?」


「ボクは、キミに真実を伝えにきたんだよ。」


「真実?」


「うん。このキミの真実をね。 キミの持つ能力を。」


「俺の能力? お父さん達がやってる妖術のこと?」


〈違うよ、キミは神に選ばれたんだよ。ヒントは、声に重みを乗せることだね。ま、ほとんど答えなんだけどね。〉


「声? ヒント? 答え? 何だよそれ?」


その声は、俺の言葉を無視して言った。


「ボクにはキミの心の声が聞こえないな、さあ! 言うんだ! キミの心の声を! 重みを乗せて!」


その時、俺は、選ばれたという優越感から今までのおどおどした態度から口調を強く変え、言われた通り冷静に、言葉に重みを乗せて一言。


「〈黙れよ〉」


誰もが、ただでは済まなくなったと思った。

しかし、誰も予想しないことがその時、起こった。


バタッ!!


男がを目を見開いた直後、大きな音と共に倒れたのだ。

2日後、それは、先祖返りの[言魂]という能力だったことが判明した。

[言魂]の能力は、言葉に重みを乗せることで、相手を操ることができると言うものらしい。

その際、左手に黒い紋章が浮き出る。

当時、三男の俺は、今まで、周りから無関心だったが[言魂]の発現により、周りからは期待の目を向けられた。

俺は、期待に応えようと修行にあけくれた。それから何年も刀術、妖術、後継になるためのあらゆる修行を積んだ。

何度も心が折れそうになったが修行の合間に見るライトノベルとたったひとりの優しい妹、相沢京華が俺の心を繋いだ。

15歳の秋、俺は、高校から帰ると、従者の1人が玄関まで迎えにきた。


「彼方様、お手紙が届いております」


誰からだろう、自慢じゃないが俺は友達が少ない方だ。

携帯も持っているため、手紙の内容は全く見当もつかない。

恐る恐る開けてみると思いもよらぬ内容だった。

〈京華は頂いた。誰にも言わず、明日の夜十時に、裏山に来い。誰かに言ったら京華を殺す。〉

えっ……?

俺の頭の中は真っ白になった。

いかがでしたでしょうか?

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