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鬼蜘蛛は今日も行く  作者: 叢舎 翰哉
魔の森辺
8/30

8話

 「リヒトさん、炎魔法の習得おめでとうございます。」

 

 「ありがとう。」

 

 炎魔法は慣れれば意外と簡単にできるようになった。

 

 「では僕が教えれる最後の魔法の基本の無属性を教えたいと思います。最初に無属性の説明をします。前に言ったように無属性には適性は要りません。無属性の中にはマジックボックスや召喚魔法、転移魔法など幅広い種類があります。ただし戦闘用の魔法は多くありません。やり方は魔力を圧縮、そしてそのまま使う。要するに普通の魔法の使い方から属性付与を抜いただけです。」

 

 マジックボックスは必要ない。

 俺はマジックバックを持っているからだ。

 しかし召喚魔法は気になる。

 

 「召喚魔法って具体的には何が召喚できるんだ?」

 

 「基本なんでも召喚できますよ。天使だったり悪魔だったり武器もできます。まさか召喚魔法がやりたいんですか?」

 

 「ちょっと気になるなと思って……やれるの?」

 

 召喚魔法となるとなんか魔方陣書いて呪文を唱えるイメージがあるけどこの世界だとどうなのだろう。

 

 「やれますよ。一応悪魔の召喚用魔方陣なら書けます。」

 

 やれるのか。

 じゃあやってみたい。

 そして出来れば見方につけたい。

 強い仲間はいくらでもいた方がいいからな。

 

 「じゃあやろう。」

 

 「わかりました。少し時間をください。」

 

 待つこと10分

 

 「できました。ではこの魔方陣に魔力を流してください。魔力の量が多ければ多いほど強い悪魔が召喚できますよ。」

 

 俺は魔方陣に手をつき、圧縮した魔力をできるだけ多く流す。

 すると魔方陣が黒く光だす。

 俺はさらに魔力を流す。

 そして魔方陣から黒い煙が大量に出てくる。

 煙が無くなると魔方陣の上にいたのは全身黒色の服に黒髪をオールバックにした黒色の目をした男がいた。

 見た目は人だか明らかに異様なオーラを出している。

 歳は20歳くらいだった。

 

 「成功しましたか。」

 

 ジンがそう呟くと悪魔は声をだす。

 

 「私を呼んだのはあなたでございましょうか。」

 

 そうジンに話しかけてくる。

 ジンは

 

 「違いますよ。あなたを呼んだのはそこにいる角の生えた男ですよ。」

 

 そう言われこちらを向く悪魔。

 とりあえず話しかけてみる。

 

 「俺がお前を召喚した。お前の名前は何だ?」

 

 「おっと、失礼しました。私の名前はシュバルツでございます。以後お見知りおきを。」

 

  あっちが自己紹介してきたのでこっちもかるく自己紹介でもしようかな。

 

 「俺の名はリヒトだ。種族はオニグモって変わってるが仲良くしよう。」

 

 「僕はジン・ガードナーです。種族は上位水龍です。よろしくお願いいたします。」

 

 全員の自己紹介が終わったから質問でもしてみようかな。

 

 「シュバルツって闘えるのか?」

 

 戦力になればいいし、もしならなくてもいいが一応聞いておく。

 

 「闘えますよ。」

 

 良かった。

 戦力になるみたいだ。

 

 「シュバルツさん階級と序列は何なんですか?」

 

 ジンはシュバルツにそう質問する。

 階級?序列?意味はわからないがとりあえずシュバルツの返答を待つ。

 

 「私は階級は魔王でございます。序列は第3席でございます。」

 

 そう言われるとジンは驚いた顔を見せる。

 何がなんなのかわからない。

 とりあえずジンに小声で聞いてみる。

 

 「階級と序列ってなんだよ。」

 

 「あぁすいません。説明します。まず階級は上から順番に魔神、魔王、魔将、最上位、上位、中位、下位、最下位があります。で序列と言うのはその階級の中で何番目に強いか表した数字です。ついでに魔王は27体います。」

 

 大体わかった。

 そうなるとシュバルツはとても強くなることになるよな。

 

 「シュバルツって魔物のランクで表すとどれくらいなんだ?」

 

 ジンにそう聞いてみる。

 

 「魔王でしかもその上位ですからSS+あると思いますよ。」

 

 えっじゃあここには平均SSの魔物が話し合ってんの。

 それって人に知られたらヤバイことになりそうだな。

 

 「リヒト殿、少し手合わせをお願いできませんでしょうか?」

 

 小声で話している俺に対してそう話しかけてきた。

 俺は自分がどれくらい強いかの確認とシュバルツの強さをみたいのもあったので了承する。

 

 「いいぞ。やろう。」

 

 そういうとシュバルツが戦闘体型になる。

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