26話
新しい朝が来た。
そんなフレーズが似合いそうな程の朝日だった。
今日の昼はクランメンバーの顔合わせがあるから、それまでの時間をどう潰すか。
考えたが特に何も思いつかなかった。
「リヒト殿、ギルドに行って手合わせをお願いできないでございませんか?」
いきなり聞かれたのでびっくりしたが話しかけてきたのはいつの間にか起きていたシュバルツだった。
「ん?まぁいいぞ。」
俺とシュバルツは準備をしてギルドに向かう。
今回はちゃんと寝ているジンの横にギルドに行ってくると書いた紙を置いて置いたのでいいだろう。
ギルドについて闘技場にはいり、かるく準備運動をする。
そして|黒狼<<コクロウ>>と|白狼<<白狼>>を出し鑑定する。
種類 魔刀
名前 |黒狼<<コクロウ>>
材料 魔鉱石
スキル【切断】【切れ味アップ】
説明 この◆□神△□◇くっ◆□□の狼□▲■封じ◇□◆物
種類 聖刀
名前 |白狼<<ハクロウ>>
材料 ミスリル
スキル【防御補助】【受け流し】
説明 この◆□神△□◇くっ◆□□の狼□▲■封じ◇□◆物
なんだこれ?
説明の所だけ文字化けしている。
ただ、性能には影響はないみたいだ。
俺は刀二つに炎を纏わせる。
前にガルドの剣でやった時よりもスムーズに出来た。
素材が違うからだろう、多分。
「じゃあやろう。」
「はい。」
俺の問いかけにシュバルツが答えたのを確認して少し離れたシュバルツに切りかかる。
初めてシュバルツと戦った時に無かったスキルが多く今の俺はもっている。
今ならシュバルツの全力を出させさせれるだろう。
俺が放った炎を纏わせた|黒狼<<コクロウ>>はシュバルツには届かなかった。
シュバルツの手足にはいつの間にか黒い膜が覆っていた。
シュバルツは少し後ろに一瞬で飛び俺の間合いからぎりぎり外に出る。
でもよけられる事は分かっていた。
だから俺は刀に魔力をこめた。
炎が刀を延長させる。
しかしシュバルツは咄嗟の判断で左手で守りの体勢にはいる。
これのせいでシュバルツにさほどダメージがあまり与えられなかった。
俺は後ろに下がった。
俺は刀を構えつつもマジックバッグから2つ手裏剣をだす。
<スキル【命中】を獲得しました。>
有難いけど使い方を見てる暇は無い。
この手裏剣は4方向に尖っていて真ん中に丸い穴があるタイプの物だ。
俺は手裏剣の穴に【粘糸】を引っつける。
そして片手ずつに持ち投げる。
手裏剣は孤をかいてシュバルツの方に向かっている。
しかし当たらない。
シュバルツは避けていない。
俺がわざと外したんだ。
手裏剣には糸がついている。
シュバルツは気付かず糸が腕と体に巻きついた。
よしこれならシュバルツは腕を使えない、そう思い一気に距離を縮める。
俺は多分この時に気を抜いたんだと思う。
次の瞬間に飛んできた蹴りを全く予想出来ていなかったのだから。
初めて戦った時も足は防御と移動にしか使っていなかった。
だから俺は蹴りは来ないと勝手な勘違いをしたんだろう。
俺の腹にシュバルツの強力な蹴りがめり込む。
その時あまりの痛さに目をつぶるといつの間にか闘技場の外にいた。
なるほど負けるこうなるのか。
タマには言われていたが自分で確かめた方が安心する。
しかしシュバルツは物凄く強かった。
「おや、君たちもう来てたのかい。」
そう話しかけてきたのは金髪の爽やか系のイケメン、ヴァンだった。
ヴァンがいるってことはもう昼か。
「もう集合の時間か?」
「いや、ちょっと早いかなここでお昼を済ませようと早く来たんだよ。君たちもどう?」
そう言われたのでギルドの中にあった酒場でかるく昼を済ませる。
「みんなもう来ていますか?」
そんな中で息が上がっているジンが来る。
走ってきたんだろう。
「まだ今日紹介したいクランメンバーは誰も来てないよ。」
ヴァンが答えるとジンは安心したように息をつきながら席に座る。。
すると男1人と女2人がこちらに向かってくる。
「おっ、来たね。この3人が今日、紹介するクランメンバーだよ。」
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