22話
ギルドついた俺達4人は受付に足を運ぶ。
受付にはタマがだるそうにカウンターにもたれ掛かっていた。
タマには2つ言いたい事がある。
「タマ少し話があるんだけどいいか?」
「何にゃ?」
そうだるそうに答えるタマに怒りを感じる。
「もう少しお前は職務を全うしようぜ。行きたい場所を遠回りで教えたり、本来説明しないといけないところをしなかったりそれで良いのかギルドマスター。なぁ、どうなんだよ。」
少しチンピラ風に話しかける。
タマは一瞬何のことみたいな顔をしたがヴァンが近くにいるのに気付いて顔を青くする。
ヴァンはこういう所で顔が売れているみたいだ。
暗躍者的な意味で。
「タマさん?まさか何かやらかしたんですか?」
そうタマの後から喋ったのは金髪美女だった。
確かゴブリンのクエストを報告する時にいた人だ。
「そんにゃ事にゃいにゃ。ちゃんと働いてるにゃ。もうエレナは持ち場に戻るにゃ。」
どうやら顔を青くしていたのはこのエレナと言う女に頭が上がらないかららしい。
てっきりヴァンのあの不気味な笑顔に怯えていると思った。
「自己紹介をしていませんでしたね。私の名前はエレナ・アストレアです。よろしくお願いします。リヒトさん、ジンさん、シュバルツさん。」
「あれ?僕の名前は?」
「何言ってるんですか、少なくとも3日に1回はあってますよ。そんな相手に必要ありますか?」
「連れないねぇ。」
どうやら2人は中が良いみたいだ。
その事を言ったらエレナに全否定されてヴァンはかるく傷付いていた。
「で、タマ何か言うことはあるか?」
「にゃんもにゃいです。すいませんでしたにゃ。」
「分かればよろしい。じゃあクランに入りたいんだけど、どうすればいい?」
クランに入ること、それが今回の目的である。
「どのギルドに入るにゃ?やっぱしヴァンのやってるホウプかにゃ?」
「イヤ、デスペアの方にお願い。」
「分かったにゃ。でも期待の新人を潰すにゃよ。」
何?そんな厳しいの?
日常会話で新人を潰すって会話出るか?
普通は出ないだろう。
それにヴァンはクラン二つも経営してんだ。
さすが貴族。
「デスペアですか、出来ればホウプの方が良さそうですね名前的に。」
ジンがそうつぶやいた。
「どうしてだ?」
「私が説明いたしましょう。ホウプの意味は希望でございます。で、デスペアはその反対、絶望を意味しているのでこざいます。」
シュバルツの説明に納得する。
なるほど、そりゃあタマが忠告する訳だ。
アハハハって笑えるか!
「ちょっとヴァン、何でそんな不吉なクランなんだ?ホウプじゃダメなのか?」
「ははははは」
ヴァンはただ笑うだけで何も答えてくれなかった。
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