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鬼蜘蛛は今日も行く  作者: 叢舎 翰哉
街に行こう
19/30

19話

バンパイアからヴァンパイアに変更しろとリアルの友達に言われたので変更いたします。

 誰だコイツ?

 

 「リリー何かやったのかい?」

 

 そう男が言うと女はさっきまでの威勢が嘘のように無くなる。

 

 「お父様、あの男が私に金を寄越せと脅してきたんです。嫌がると暴力を振るおうとしてきたのです。私は冷静に判断し外に出て護衛の方々に助けを求めたのですが、予想以上に相手が強くて……」

 

 コこの女…………リリーと言ったか、親の目の前だと猫被りすぎじゃないか。

 パッと見俺が悪者に見える。

 それにリリーの父親少し若すぎないか。

 童顔にも程かある。

 あの2人は兄妹でも通じると思う。

 

 「はぁー。」

 

 リリーの父親は大きなため息をついた。

 

 「お前には失望したよ。」

 

 そう言い終えた瞬間、リリーの右腕が曲がる。

 関節の反対方向に。

 

 「きゃぁぁぁぁぁ。」

 

 「最近少しそういう行動が目立つよ。少し頭を冷やしたらどうだい?」

 

 大勢の野次馬がいる中そんな言葉をいいながら、自分の娘の瓶に入った液体を飲ましている。

 するとみるみる内に右腕が治っていく。

 

 「すまないね。うちの娘がクズなばかりに。」

 

 そう言い放つ。

 

 「イヤ、さほど気にしてない。」

 

 嘘になるがコイツと戦うのは出来れば避けたい。

 俺の勘が警告を全力で鳴らしている。

 俺の言葉を聞いてニコッと笑うと亀裂の中にいる冒険者3人に声をかける。

 

 「君達の雇い主は僕じゃあなくてあそこにいる僕の娘だっけ?」

 

 「違います。俺達の雇い主はアルフォース伯爵です。」

 

 この男の何とも言えない不気味な笑顔に怖がり必死に答える冒険者3人。


 「分かってるならいいや。だから僕の娘の命令なんか聞かなくていいよ」

 

 今俺は気付いた。

 この男、人ではないジンやシュバルツ達の感じとよく似ている。

 この男、人じゃないのか?

 

 「後で君話をしよう。僕の名前はヴァン ・ザッシュ・アルフォースだよ。君の名前は?」

 

 「リヒトだ。苗字は無い。」

 

 「そうか。」

 

 多分コイツ、ヴァンは俺が人じゃないと気付いている。

 その事について話があるのだろう。

 

 「オススメの店があるからそこに行こう。リリーは大人しくしていてね。1時間くらいで戻るから。」

 

 言われるがままに俺は言われた店について言った。

 ついた先はレストランだった。

 今はもう昼時だろう。

 本当は早く帰るつもりだったので朝飯を食べていなくて腹は減っている。


 「安心しなよ。奢るから」

 

 席につきならがらヴァンはそういう。

 

 「君も人じゃないよね。」

 

 やっぱりこの事か。

 隠して下手に戦う理由にならないように包み隠さず話す。

 だけどジンとシュバルツはふせて。

 

 「オニグモか。聞いたことないね。じゃあ改めてこっちも自己紹介しよう。僕の名前はヴァン・ザッシュ・アルフォース。種族はヴァンパイアだよ。よろしく。」

 

 龍、悪魔、そして今度は吸血鬼か。

 悪魔は俺が呼んだからしょうがないがそれでも人外に会う確率が多いと思う。

 まさか俺はトラブル体質なのか?

 頭の中でふざけたことを言っているとヴァンが話しかけてきた。

 

 「君さぁ、冒険者やってるならうち来ない?」

 

 これは勧誘か?

 そういうのは冒険の妨げになるから避けたい。

 本音は他の二人に迷惑を掛けたくないんだが。

 よし話題を逸らすか。

 

 「と言うか、ヴァンパイアって日光の下を歩いたり出来るのか?他にも聖水とかニンニクとか。」

 

 「ん?普通は出来ないよ。でも僕はヴァンパイアの中でも真祖って言われるヴァンパイアで普通はきくはずの弱点がきかないんだよ。だから人より単純に強いだけだよ。」

 

 上手く話題を逸らせた。

 というかヴァンパイアの弱点ない版ってそれだけで強いだろ。

 

 「やっぱり他のヴァンパイアに血を吸われたからヴァンパイアになったのか?」

 

 「違うよ、僕は生まれつきヴァンパイア、だから貴族で入れてる。僕はこう見えても今37歳だよ。」

 

 どおして37歳でこんなに爽やか風イケメンを保てるのだろう。

 

 「君、ヴァンパイアの性質細かく知ってるいるかい?」

 

 「イヤ、あまり詳しくは知らないな。」

 

 「うん。なら僕が説明するよ。ヴァンパイアそれは東の大陸の方だとでは吸血鬼とも呼ばれていて日光を嫌い鏡に写らず流水に流されニンニクを嫌い若い異性の血を吸い血を操る化け物。そしてヴァンパイアに血を吸われた者はヴァンパイアになる。これが一般的なヴァンパイアのイメージだよ。それで真祖はこれら全部に強い耐性をもつヴァンパイアの事だよ。真祖は生まれつきが多いかな。」

 

 俺の想像していたヴァンパイアとほぼ同じだった。

 しかし血を操るってのはわからない。

 もしかするとジンが前に言っていた種族特有の魔法の属性か。

 

 「血を操るって魔法か何かか?」

 

 「それはヴァンパイアの固有スキル『血魔法』だよ。簡単に言えば血で刃を作ったり剣を作ったり出来る魔法だよ。」

 

 そう言いながらヴァンはポケットから小さなナイフを取り出し自分の親指を少し刺す。

 出て来た血が球体になって空中を舞う。

 

 「こんな感じだよ。血は誰の血でも良いから結構便利な魔法だよ。消費魔力も少ないし。」

 

 ジンからそういう種族特有のはあると聞いて血をいたが実際見ると凄いな。

 

 「じゃあ話を戻そうか。」

 

 コイツ覚えていたのか。

 正直俺が忘れていなのに。

 多分もう1回話を脱線させるのは無理だろう。

 

 「はぁー、話は一応聞こう。」

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