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鬼蜘蛛は今日も行く  作者: 叢舎 翰哉
街に行こう
17/30

17話

 ジンとシュバルツの話を盗み聞きした後俺は深い深い眠りについた。

 そして目が覚めると眠った場所と同じ場所で目が覚めた。

 よかった、また神様の所に行かさせると思った。

 俺は身支度をすませ部屋を出て外にいく。

 別に2人と別れるつもりは無い。

 ただ少しこの世界の常識を知る為に本を見てきたい。

 本は歴史書から伝説などが書いてあるはずだ。

 とりあえず冒険者ギルドで図書館の道を聞いて見よう。

 冒険者ギルドは昨日来た時よりも人が多く、賑わっていた。

 俺は一直線に受付の所に言った。

 そこにいたのは眠そうに目を細めたタマが座っていた。

 

 「タマ、起きてるか?」

 

 「んにゃ?起きてるにゃ。今日はなんか用かにゃ。」

 

 眠そうに話かけてくる。

 ギルドマスターがそれで良いのかと思いつつも図書館の位置を聞く。

 

 「図書館にゃら、ギルドをでて右に行くにゃ。そしたら広場に出るにゃ。そしたら図書館は見えるにゃ。」

 

 お礼を告げ俺はギルドを出る。

 タマに言われた通りに右に行き広場に出る。

 広場は少し高い位置にあり遠くまで見えた

 しかし近くを見渡すがそれらしき建物は見当たらない。

 ん?まさかあれか?

 俺が気になったのは広場からギルドをこして少ししたところにある本の看板が立っている大きな建物。

 なるほどタマはここに来れば見えるって言ってたな。

 確かに見えるしかしギルドを出て左に行けっていばいいじゃねーかよ。

 後であのネコしめよう。

 そう心に決め図書館の方に足を運ぶ。

 図書館は俺が思ってた以上にでかく三階建てだった。

 そこに入って見ると当たりには本!本!棚が倒れていてその中に埋もれてる人!本!

 沢山の本があった。

 お目当ての本はあるかな。

 …………うん。

 見て見ぬ振りはやめよう。

 倒れている本棚に近づく。

 そこには冒険者風の男が3人本棚をどかそうとしていた。

 俺は本棚を持ち上げどかす。

 はさまれていたのは金髪をツインテールにした17?くらいの女。

 顔は整っている。

 見るからに貴族のような高そうな服とアクセサリーを付けている。

 俺は気づかれない内に退散しようとこっそり逃げる。


 「ちょっとアンタ。」

 

 ダメだ気づかれた。

 どうする、首トンでもして見るか?

 やめておこう。

 変な騒ぎになったら困る。

 

 「アナタが私を助けたのでしょう。褒めて上げるわ。」

 

 俺、2つ分かったことがある。

 一つ目はこの後絶対面倒くさくなる。

 2つ目はこういう人を見下したような性格のヤツの大嫌いだ。

 

 「この私を助けたのだからそれに見合う価値の物を上げるわ。何がいいかしら。そうね一生私に従える権利とかはいかがかしら。金払いはいいわよ。」

 

 誰が好き好んでこんなヤツに従えなければいけないんだ。

 

 「遠慮しとく。別に金に困ってないし、俺はC-の冒険者だ。」

 

 いつでもお前を殺せるぞという意味を含めて伝える。

 

 「C-いいわね。ならアナタ私の家、アルフォース家の専属冒険者兼私の護衛にならないかしら。」

 

 アルフォース家?

 知らない。

 何せ生まれたのですらつい最近だし、そもそも何が偉いかすらわからない。

 

 「嫌だね。そもそもアルフォース家なんか貴族か何かか?」

 

 「あなた、私を馬鹿にしているの?うちの家は侯爵家なのよ。アナタなんてお父様にかかれば2度と人前に立てなくするくらい簡単なのよ。」

 

 本当にイラつく。

 親の七光りだけでこんなに偉そうなことを言って。

 

 「ハイハイそうですか。そうですか。ここだと危害をあたえてない1冒険者に命令を聞かなかっただけで脅迫するのが流儀だとは知らなかったな。」

 

 皮肉をこめて言った俺の言葉にたいしてコイツは。

 

 「アナタ身なりからすると平民でしょう。格が違うのよ。格が!もいいわ。あなた達この男に1度痛い目をみさせてちょうだい。アナタ、今ここにいる3人は全員がD+よ。ランクが1つ上でも3対1なら勝ち目は無いわ。もう後悔しても遅いわ。」

 

 「ちょっと待った。」

 

 「まさか、怖気ついたの?」

 

 ゲスな顔で俺に聞いてくる。

 怖気付くはずが無い。

 

 「違う。戦うのはいいが外でやるぞ。それと自分で責任取れよ。」

 

 もしこれで本や建物が壊れたり燃えたりして金を取られるのはゴメンだ。

 

 「当たり前じゃない。」

 

 そう言われて女は図書館を出ていき、元々広かった図書館前の道で男3人に命じる。

 男3人はイヤイヤな感じで引き受けた。

 

 「じゃあ始めよう。」

 

 俺は地面に踏み込んだ。

 全力で。

 そして魔力を纏い男3人の方向に力が進む様に魔力を操作する。

 

 バキバキッ

 

 地面に大きな亀裂が入った。

元々踏み固められた地面だったので割れやすかった。

 亀裂が入った方向には男3人がいた。

 そして3人は亀裂の中に落ちたが深さは3mくらいだったようで怪我はあまり無い。

 1人足を折っているみたいだが関係無い。

 

 「どうしたんだい?すごい音がしたから来たんだけど。」

 

 図書館から来たのは20歳後半くらいの金髪を短くした男だった。

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