死後の世界のあれこれ7
「ジン、どんどん増えてきてるよ‼︎」
「あの門に入るまでだ!なんとか頑張れ!」
ジンとミリーとベンの3人はステージの中心付近にいた。3人はロマーニという世界の
人たちで、3人とも魔法が使える。
「ファイアーストーム‼︎」
ベンの放った魔法によって中心の門付近が一気にがら空きになった。
「ベン、ナイス‼︎」
3人は一気に門に入…ろうとした瞬間に
ブーーーという音がなった。
「な、なんだ!なんの音だ?」
「ハイ‼︎ストーープ。」
天使が上から降ってきた。
「な、なんで天使がここに⁉︎」
「いや〜、ここにも門があるって気付いたのはすごいと思いますよ?ここに門おいたら
面白いかなと思ったのは私たちの方ですし
しかしですよ。さすがにこの門入られるのは困るんですよね〜。だからあなた達には、
地獄へ行ってもらうことにしました!」
「ふざけんな‼︎」
ジンはそういって天使に向かってファイアーボール的な魔法を打ち出した。
しかし、その魔法は天使に触れる直前で消し去った。
「なに⁉︎」
「……そんな魔法程度で天使がやられるわけがないでしょうに。あ〜ここは話の流れ的になんかあなたがたの魔法をすべて受け止めて
絶望させるところなんでしょうけど
ありきたりすぎですよね〜。
ってことでさよなら〜」
天使はそういって3人に向かってなにやら
極太レーザーを飛ばした。
……すげえあれが俗にゆう木っ端微塵って
やつか。
「………な?行かなくてよかっただろ?」
「そうね。でもあれじゃ私たちでも無理じゃない?」
「だから櫓に行くんだよ。じゃあ行くぞ〜……天使に見つからないように。」
俺たちは天使に見つからないように迂回しながら櫓に近づいた。
櫓の入り口には門番らしきものがいた。
身長が高い死神だ。普通の死神は俺らと身長が変わらないのに対しこちらのは確実にその2倍はある。俺は友美に言った。
「ほらな?」
「え?ごめんなにが?」
「あんなやばそうなのがいるってことは完全にビンゴだろ。」
は〜、それにしても飽きてんのにこんなことまでされるとか、俺別に
Mじゃないんですけど。
やっぱりあれだよな〜。
どんなに面白そうなものでも、
ゲームに勝るものはないんだね。
ゲームイズベスト‼︎ゲームイズベスト‼︎
…はい
まぁ、それは置いとくとしてもあの櫓どうしよう。やばいよな?確実にやばいよな。なにあの身長。倒すの無理だろ。いや、ゲーム的に考えろ。と、とりあえずあのセルフを言っておかねば‼︎
「ここは俺に任せて先に行け!」
「いや、あれが邪魔で通れないんですけど」
「で、ですよね〜。」
しまったああああ。あれが邪魔で通れないの忘れてた……。
「じゃあー」
「じゃあ私があれどかすから先行ってね。」
「え?あ、ちょっまっ。」
あー行ってしまわれた。
友美が死神の前に行くと死神は友美に向かって鎌を振り回し始めた。
おおーすげえ。避けまくってるなー。
……やっぱりあいつ、ぱねえわ。
俺は友美が気をひいているうちに櫓の中にそっと入った