死後の世界でのあれこれ5
勉強できるかどうかでその人の個人の能力を測るのって多分勉強が一番才能に左右されにくいからだと思うんだよ。そう思ったら
ちょっと勉強する気になったらいいのに〜。
…はい。
「で?その秘密の門の場所は?わかってるんでしょう?」
「まあね〜。一応ってかおまえも多分わかってるよね?」
そういえばこいつの性格ってなんて言えばいいんだろ?賢いキャラかと思えば、意外と
バカだし。
「え?あー、あっこでしょ?あっこ。」
ほらね?
てかダメだ全然会話に集中できねえな。
さっきから何言ってんのか全然わかんねー。
ラノベが切れてきた。ラノベが読みたいな…
「そう、あっこだよあっこ。…いやいや、あっこってどこだよ。」
元気っ娘?んーなんか違う気がする。…あ、そうか‼︎混ざってるんだ。いろいろ。こういうのを性格がねじ曲がってるっていうんだな
「えーとだから〜…真ん中?」
「そうそう…適当に言っただろ。」
「そ、そんなことないわよ。」
ほらめっちゃ混ざってる気がする。今のは
ツンデレ?ツンデレ要素か?…違うな。
「まあ、いいけど。死神っぽいのってどうも真ん中らへんからきてる気がするんだよな。多分真ん中にリスポーンの門でもあるんだろう。その門に入ったらなんか特典で願いを叶えてやろう。とか言われるかもしれないな。そこで言うんだ。ゲーーーームってね。」
「あんたいろいろ考えてるのにどうして最終的な結論がそこに行き着くんだろうね。
なんか途中まですげーってなるのに
最後に結局ゲームなんだね。
残念感満載だね。」
ひどい言われようだ。……いつものことか!
俺たちは真ん中に向けて向かい始めた。
「天国門あと一つでええす。」
真ん中に向けて歩いているとそういうアナウンスが聞こえる。ってヤベッ死神だ。
「おい、正面突破するぞ。」
「何で!?逃げようよ‼︎」
「どうせ奴らのスポーン地点に行くんだから今から慣れとこう。
あと殴る蹴るが効くのか気になる。」
そう言って俺はわざと
死神の目の前に立った。
「……敵の気配を感じる…」
「アホこと言ってないで
さっさと逃げてー‼︎」
しょうみ、戦闘なんて敵の攻撃避けまくったら勝てるんだよ。ほら、
ヒットアンドアウェイ。避ける。避ける。
殴る。避ける。逃げる。あ、結構余裕だな。でもこんなことしてたら囲まれたときやばいかも。んー弱点どこだ?
死神を観察しているとなんかうなじの部分にマークがあるのを見つけた。…うなじとか
どこの進撃の…いや、何でもない。
俺は死神の鎌を避けて、その部分に肘鉄を入れた。すると、死神が蒸発した。
「おーい弱点みっけたよ」
「た、戦い方が危なっかしすぎる。もっと余裕を持って避けなさいよ。」
え〜紙一重の方がかっこいいのに。
ふと背中がの方から気配を感じた。
いや、まあ気配とか読めないけど、ノリで。
ってかすごい音してたから気づけただけなんですけどね、
振り返るとやつらがいた。
「…よし、逃げながら中心へ行くぞ!」
「ああやっぱり天国いっとけばよかった〜」