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ああああ、ゲームしたい  作者: Ryoですけど
2/22

死後の世界でのあれこれ1

目がさめると白い部屋だった。


「え?えーと……なにこれ‼︎なんか知らんけ

どすごい面白そうだな!」


辺りを見渡すと壁と天井が白い。

あ、友美もいた。

友美は寝ていたのが、起きたらめんどくさいことになりそうなのでほっとこうと思う。

辺りを見回すと、俺のように起きてる人や寝ている人が俺たちの他に7人いた。

しばらくすると、友美が目を覚ました。


「え?え?なにここ、どこ?なんでこんなところにいるの⁉︎」


「落ち着け友美。もうすぐなんか始まる予感がする。楽しそうなことならいいなあ」


「……あんたは気楽そうでいいね。はあ〜」


友美は不安そうにしていたが、幾分冷静になったようだった。

それからまたしばらく経つと、ここにいた全ての人が目を覚ました。中には泣いてる人もいたのがちょっと面白かった。


「はいどーもー‼︎」


突然上の方から声が聞こえた。地味にうざい声だ。見上げると、なんと人っぽい生物が浮いていた。いわゆる天使というやつだろう。

そんなことよりも…なんであんなに顔綺麗なのにうざいのだろうか?

俺がそんな風に考えていると


「え‼︎え〜と…え‼︎」


友美がなにやら慌てていた。割と滑稽だった


「おいおい、友美。落ち着けよ。たかが天使だろ?よくあることじゃん。あれだよ。

いわゆるあるある〜ってやつだよ。」


「意味わかんねえし‼︎ちょっと頭大丈夫⁉︎

病院行けば?頭の。」


落ち着かせようと思って言ったのにずいぶん

ひどいこと言われた気がする。


「大丈夫、冗談だよ。そんなことよりもあの

妙にうざい天使の話でも聴こうぜ。」


天使は無駄に高いテンションだった。

にしても話なげえな。早く家に返してくんねえかな〜。あと2日くらいでゲーム解禁なのに。


「……つまーり‼︎あなたたちは死んじゃったのです‼︎」


……え?今なんて?死んだ?俺が?これまでの人生散々ゲーム我慢してこれからって時に?

あたりは一旦シーンとなった。みんな信じきれないようだ。


「おやおやぁ?その顔は信じきれないって顔ですねえ〜。いいでしょう!ではあなたたちには特別に死んだ時の映像を見せてあげましょう!」


天使はそう言って指をパチンと鳴らそうとしてミスっていた。しかし次の瞬間俺の頭の中に何かが流れ込んできた……

これは……あの公園のあとだ。





「さっさと帰ろう〜帰ってご飯食ってゲームのことについて調べて本5冊読んで読み終わったあと寝る時間なくて後悔しよ〜」


「……そこまでわかってるんならやめればいいのに」


「お前わかってないなぁ。ほら、某スナック菓子も言ってただろ?やめられない止まらないって」


「あ〜はいはいすごいすごい。」


ん?何故か知らないが、違和感を感じる。

まぁ嘘ですけど!そもそも違和感ってーー


「え?」


そこまで考えていた

次の瞬間には宙に浮いていたそして地面に衝突した。



あ〜思い出した。そうだ確かにあの時俺は車に吹き飛ばされたのだ。まじか、ということは12年間も待っていたのにゲームはもうできないのか……。これは…詰みだな。うん俺のやりたいことはなくなったな。あ〜いやでも死んでんだからもう人格も潰されるのかな?

ふと横を見ると友美が青い顔していた。


「そんな…ウソ…」


そんなか細い声が聞こえる。こいつがこんな風になるとは珍しいこともあるんだなあ。

ん〜こういう時はあれか?大丈夫だ!問題ない。と言えばいいのかな?いや、言わないけどね。とりあえず当たり障りないことを言う


「大丈夫か?お前も俺と一緒に吹き飛ばされたのか?」


「ちがうわ。あの亮太が死んだあと降りてきた連中にナイフで…」


「あ〜それはちょっときついな。まあ、あんま気にすんなよ。俺たち死んだみたいだし。もう、関係ないよ。」


俺の言葉で少しは落ち着いたようだ。それにしても、もうゲームできないのになんで人格残ってるんだろ…もうさっさと消してくれればいいのに。そんなこと思ってると、天使は言った。


「さて!これであなたたちが死んだってことが分かったでしょう?それではここで、重大発表しまーーす。ねえ?聞きたい?ねえねえ?」


さっさとしろよ鬱陶しい。しかし周りは死のショックからか静かだった。


「あらー、みんなまだショックから立ち直ってないの?遅いねえ。まぁ、いいか。じゃあもう言いますよ?いいですか?

ではでは言います!

神は私たちが殺しました‼︎」



………ふむ、お、面白そうになってきたな‼︎







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