ひ、暇すぎる…
やべえ…ひ、暇だ。
そっか〜、いくらなんでも親対策考えるのに一年は長すぎるよな〜。ってか決意してから数時間後には結論出たし…。
今日からやっと幼稚園だ。まあ、そんなこと言っても特に何も変わらないけどね。
もしこれが異世界とかだったらこの時期くらいから、なんか地球産のなにかを発明したり他の奴が遊んでる間に魔法の修行するみたいな某ラノベを思い出すようなことやって、
成り上がって、なんか幼馴染とかそこらへんとでハーレムつくってイエイ‼︎ってするんだろうなぁ。
おれの場合そもそも、成り上がるとかできないもんなぁ。そもそも働けねえもんな。
あー暇すぎる。
おれはそんなことを言いながら、親と一緒に幼稚園に向かった。ちなみにまだ勉強しろとは言われてない。それと、俺が前世の記憶を持っていることも言ってない。前世の記憶はおれの切り札になるからね、仕方ないね。
「啓介、今日からあなたは幼稚園に通うのよ〜。他の子達と仲良くするのよ。」
この親はまだ他の同年代にあったことがない3歳児にどれだけのコミュ力を求めているのだろうか。…そんなこと言わないけどね!
「うん!わかったよ、お母さん。」
…うーんお母さんも割と子供っぽくないかな?でもママはさすがに…。まぁ、いっか。
ちょっと賢めな子供…だよね?
ゲームができるようになるまでちょっと代わりの楽しいことを見つけねば。
…友美は異世界で楽しんでんのかなぁ。
……ちょっと待ってほしい。
え?なんで?なんで日本?普通ここは魔法が使える異世界とかじゃないの?空気読めよ。
しかも、親が割といい会社の社長とか冗談
じゃないんですけど。
まあ、言っても前世の時と生活自体はさして変わってるところはないか。
問題は私の容姿よね〜。いや、でも鏡を見る限り前世の時より、その、顔のパーツが整っていないってことはないみたい。そこはまぁある程度妥協するしかないかなぁ。
そういえば今日から幼稚園に通わなきゃならないみたいね…。あれ?幼稚園ってなにしたっけ?覚えてないなぁ〜。まぁ、割と面白いことが起きたらいいなぁ。
…例えば、亮太と再会するとか。(フラグ)
…いや〜ないかなぁ。どれだけフラグっぽく言ってもさすがにそれはないかなぁ〜。
………ない…よね?