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ああああ、ゲームしたい  作者: Ryoですけど
11/22

異世…界?

こんにちは、おれの名前は信田亮太改め

篠田啓介となりました。

…え?なんでそんな日本人みたいな名前なのかって?異世界に行ったんじゃなかったのかだって?

…確かにあの天使は異世界と天国と地獄への門だって言ったよ。でも地球に行かないとは言ってなかったんだわーこれが。

まあ、おれ的には全然いいんだけどね?

だってラノベあるし。だってアニメあるし。

それに何より…ゲームがあるからいいもん。

べ、別に異世界行って、魔法使って、冒険者になって自由に生きるよりゲームの方が好きだし?う、嘘じゃないもん!…はい。

ところで今おれは、とても悩んでおります。

なぜなら、おれは今2歳だからです。

つまりどういうことか、わかるな?

スゲーーー暇。

しかも親がやばいこと言ってる。

これは親の会話を一部抜粋してきたものです。





父「啓介には立派に育ってもらわんとな!」

母「ふふっそうね〜。やっぱりゲームはさせないでいっぱい勉強してもらわないとね〜。」


…ちょっと待ってくれ。嫌だぞ。何言っちゃってんの?馬鹿なの?死ぬの?あなたたちはどこのテンプレ夫婦ですか?こういう親がいるからつまんない子供とかが産まれんだよ。

はー、策を練らないとまた地獄が始まってしまう。幼稚園に入るまで幸いあと1年くらいある。あとはなんか娯楽要素見つけねば。

友美はどうしてるかなー。



友美side


「…あれ?亮太は?」

私は門に入ってから亮太がいないことに気づき、思わず声を上げた。私の声に応えたのは、美少女(美少年寄り、どんな顔かはご想像にお任せします。どちらかといえば眼鏡っ子。)だった。か、かっこいい……。

「ああ、その人ならここにはいませんよ。

もう一つの兄がいる部屋に移しましたので。」

へぇ〜。

私はそれから、およそ亮太が受けているであろう説明と同じ説明がされた。

「…で?」

「いや、ですからあなたは私たちに協力してくれますか?」

え…めんどくさいなぁ。

「そんなあからさまにめんどくさそうな顔

しないでくださいよ…」

…亮太ならここで必ず「それ、面白い?」

とか言うでしょうけど…(言ってません)

賢い私はもっと理知的に言いましょう。

「そうねえ…それで私になんの得があるの?」

ほら!なんか賢そう。

「そうですね。あなたは何が欲しいですか?」

し…しまったああああ!そう切り返されるのは盲点だったわ。ど、どうしよう。早く何か返さなきゃ…。

「ダ…ダンベル?」

「ダンベル⁉︎そ…それは予想外でした。でも大丈夫ですよ。ダンベルでいいんですね。」

げげっ。焦って変なこと言ってしまった…。

立て直さなきゃ。

「ふふっ冗談ですよ。まぁそうですねー。やっぱりやめとこうかな。めんどくさいことになりそうですし。今度気が向いたらあなたの求めに応じることにしますね。」

「ああ…そうですか。残念です。

…では門へどうぞ。」

ふぅなんとか切り抜けれたわ。

門の向こうはどんな世界なんだろう?まあ、なんでもいっか!







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