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第一話 はじまり
実話入ってます;;
いつか、
いつか、約束をはたそう。
キミに桜が咲いたら、
ワタシを見てくれますか?
いつか、
いつか、のハナシ。
「終わったね〜!!」
ぱぁっと面から顔をあげ、狭い体育館の天井を見上げた。
中体連夏季大会
全国の中学生にとって大体は最後の大会であろう。その何万といる中学生の中の一人が何となく呟いた言葉だった。
「ってかよく3年間も頑張ったよね〜」
疲れたようにユカが言う。
「確かになぁ。こんなクッサイ部活」
笑いまじりに私は答える。
「あ!男子見にいかね?トシさんッ」
スズナが聞いてくる。
「お!いぃねえ〜。トシさんの無様な姿拝みに行くべ」
ユカが陽気に言う。
「しゅっぱーつ!!」
そぅ言って袴姿のまま走りだした。
これが私たち。緑中の剣道部だ。
まだ全然ですね。がんばります。