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きらきら鶴の約束

作者: 花 美咲
掲載日:2025/12/11

この物語が、凜ちゃんとママの絆、そして金色の鶴に込められた思いを伝える助けになれば幸いです。


(りん)ちゃんは、折り紙がとっても得意な幼稚園の子。


くるくる、ぱたぱた、あっという間にかわいい動物や花を折っちゃう。


でも、一つだけ、まだ折れないものがあったの。



それは、鶴。



鶴は、ママと折る約束だったんだ。


ママは体が弱くて、いつも病院のベッドにいたけれど、凛ちゃんが病室に行くと、二人で折り紙を折るのが一番の楽しみだった。


「 凛ちゃんが、鶴を折れるようになったら、ママはきっと元気になれるよ 」


ママはそう言って、いつも笑顔を見せてくれた。


明日、いよいよママが鶴の折り方を教えてくれる日だったんだ。



でも、その日は突然やってきた。



幼稚園に、いつもの笑顔じゃないパパがお迎えに来たの。


パパの目からは、ぽろぽろと涙がこぼれてる。


凛ちゃんは、なんだが胸がぎゅっとなって、パパの手をぎゅっと握った。



病院の病室のベッドに着くと、いつものママのベッドには、誰もいなかった。



ただ、枕元に、金色のきらきらとした折り紙の鶴が、ポツンと置いてあるだけ。



「 ママはね、お星さまになったんだよ 」



パパが震える声で教えてくれた。


凛ちゃんの目から、大粒の涙が止まらない。


きらきら、きらきら光る金色の鶴は、まるでママの優しい手みたいだった。


凛ちゃんの頭の中に、ママと一緒に折り紙を折った楽しい日々が、走馬灯のように浮かんできた。


「 大丈夫だよ、凛ちゃん。ママは、凛ちゃんの心の中に、ずっといるからね 」



パパが優しく抱きしめてくれた。



凛ちゃんは、金色の鶴をそっと手に取った。


きらきら光る鶴が、ママの言葉のように聞こえた気がした。



「 ママ、私、鶴を折れるようになるよ。ママが教えてくれたように心をこめて、きっと折るからね 」



凛ちゃんの小さな手の中で、金色の鶴は、これからもずっと、ママとの大切な約束を、きらきらと輝かせ続けるのでした。







【 おわり 】






私、折り紙の経験がありません。(笑)

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