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〈42〉

 しかしこの「付き合ってる感」というのはどうしても外に向けてのアピールであるようにしか思えず、率直に言って不快なものがある。このうっとうしいアピールはアピールすることによって自分たちが幸せであると言い聞かせているような、納得しようとしているような節が垣間見え、それがどこまで行っても妥協した方と妥協された方の組み合わせであるということに結局は集約されてしまうのである。

 つまりこの私たち幸せですオーラをわざわざ外に向けて発散するのには、その根にやはりロマンより現実をとってしまったことに罪悪感というか悪魔に魂売った感というか、そういった後ろめたい感情が沈んでいるようにしか見えない。

 現実をとったからにはその中で行けるとこまで行ってしまえという何か投げやりというか開き直りというかそういったものをそのオーラの中に感じるし、幸福度で誰かよりも上回ってやろうと常にヒエラルキーを意識している取り巻きカップルらしい発想ではあるなとも感じるのである。

 しかしそういった様々な葛藤を乗り越えたのであろうと思えば、それだけで1本の恋愛映画を見たような気がしなくもない。

 取り巻きの他の男子からライバルが一人減ったと喜ばれようが、彼氏ナシとアリで女子AとBの間で亀裂が走ろうが、そういったものに負けるなと一周回って彼らを応援する気すらしないでもないのである。

 

 

 

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