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〈38〉

 アップが終わってしばらくたってから、スターティングメンバーが両校から1人づつ出て来て、なんかアニメみたいっとひとりでテンションが上がる。

 「鈴音~!」

 「鈴音~!」

 と私と美樹が叫べば

 「荒巻~!」

 「荒巻~!」

 と森本君と金井君もいつもは聞いたこともないような野太い声で叫んで

 「荒巻さ~ん」

 「荒巻さ~ん」

 と舞香と絵美里が私たちにしか聞こえない大きさで小さく応援してて、これもおかしかった。舞香なんかはソフトボール部で大きな声を出すことに慣れてるはずなのに競技が違うからなのか、遠慮気味なこういう一面を見れたのもなんか得した気分である。

 試合が始まると、「金井は13番だろ?」と森本君が言えば「けいっちょ(森本君)は7番だよな?」と金井君が言って、男子2人はもう相手高校の中でかわいい子探しを始めていて、いい感じに最低な会話をしている。

 試合が進むと

 「13番頑張れ!」と金井君が言ったり、

 「7番かわいい!」と森本君がわざと私たちの応援の隙間から言って、こちらが睨めば、すぐにうつむいて知らないふりをしているのを美樹や舞香や絵美里が笑っている。

 13番の子や7番の子がシュートを決めればクソ男子2人が同時に

 「ナイッシュ―!!」

 と言うので私はクソ男子をぶつ振りをしてそれで他3名が笑うのを繰り返しているうちに、接戦を制してわが校が勝っていた。

 その後一応優勝したので軽い表彰式があって。それを見てからちょっと6人で雑談して現地解散して帰った。

 後で鈴音から「ありがとう」の連絡が来たので今日こちら側であったことをちょっとしゃべって寝た。久しぶりに鈴音としゃべったのだが鈴音の口ぶりからも、他のみんなの口ぶりからも、私だけじゃなくそれぞれにあった何かが解けた感じがしたので、やっぱ今日応援に行ってよかったなと思った。

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