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〈33〉

 「えみりんとか師匠(舞香)とかとはこういう話はしないんでゲスか?」

 「まあな、他人の交友関係や恋愛関係の邪推など話題としては下の下だからな、絵美里は大人だし舞香は純粋だから、そういう話をしたら軽蔑されそうでこわい」 

 「軽蔑…そうでゲスか?」金井君は何か言いたそうな含みを持たせた言い方をした。そして空になったジュースの紙パックをくるくる回しながら

 「アテクシとはできるんすね」と言った。

 「てゆーか、金井君としかできないかな。私としてはこういう下世話な話ができることに感謝してるけど」

 「お嬢もこういう話たぶん好きだと思いますがね。それに邪推と言っても別に悪口ってわけじゃないし、そこまで神経質になることもないと思いますが…」

 「まあね。でもその人の肌に合う話題ってあるでしょ。こっちが勝手に気を遣っちゃってるだけかもしれないけど、あえて冒険する必要もないし」

 「姐さんマジメっすねえ」

 「いやいや真面目な人はこういう話自体をしないんだって、悪代官と越後屋は我々だけで十分だろう」

 「ヒヒヒ、姐さんいい例えっす」と金井君の越後屋のマネはなかなかだった。

 私は立ち上がり、尻のホコリを叩いて落とすと、私としては非常にさりげなく

 「そういえば舞香最近やせてかわいくなったよね?」と金井君に聞いてみると

 「師匠は師匠でゲスよ」

 と言われその一言でまあだいたいわかった。舞香よ力になれなくてごめんよ…。

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