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〈32〉

 おそらく美樹は最初、鈴音だけを「学校の友達」にしようとしたのではないだろうか?高校入学のころから美樹はアイドルになることを既定路線(たいした自信だが)に入れていたのだろう。そして無難な高校生活を装うための相棒として鈴音が選ばれたというのが妥当な線ではないか?

 美人の友達は美人になることが自然の摂理であって、それはこちらが勝手に釣り合わないだろうと高を括るからそうなるのである。つまり馬が合う合わないに関係なく女友達とはそういう流れで決まっていくことが多い。

 1年のころからとんでもない美人が同級生にいてクラスは違っても美樹のことは当然知っていた。しかしもちろんあんな美人に同性の私でも気安く話しかける勇気などあるわけがなく、まあ私とは住む世界が違うんだろうと思っていた。というわけで美樹と友人として釣り合うのは鈴音が妥当と本人同士も周りもそう思っていたと思う。

 というのが今までの私の人間観だった。

 蓋を開けてみれば私は鈴音とも美樹ともに月並程度ではあるが一応友人にはなっている。時間が経てば当初の予定など変わって当然なのか、美樹と鈴音は見たところもうそんなに親しそうではない。裏ではどうなのか知らんが。

 ということを金井君に言ったら

 「姐さんとお嬢は立派な友達ですよ。自信持って下さいよ」と言われた。

 金井君からしたらまあそう言うしかないだろう。

 何か金井君からこういう発言を強制したみたいになって悪い気がした。金井よ気を遣わしてすまん。

 

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