表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

生きていくのには辛すぎた

作者: 江川乱龍
掲載日:2021/05/02


ニュースをお伝えします。

T県〇〇村では現在―――

今の所――者は――――




4日目


トントンッ

軽く戸を叩く音が響く。

「アビリタ、朝よ」

母さんの呼ぶ声が聞こえる。

起き上がり、白いシャツワンピースに着替えて

母さんの居るリビングへ足を運んだ。


「おはよう。アビリタ」

母さんがテーブルに朝食のトーストと

ミルクを並べながら言う。

「おはよう。母さん」

椅子に座り、頂きますと言って

トーストを齧る。

「今日、川の方に遊びに行ってくるね」

「わかった。暗くなる前に帰ってくるのよ」


朝食を食べた後、自分の両手ぐらいの大きさの

小さなポーチを下げて、家の戸を開けた。


家の外に出て、川の方に向かって歩いている時に

ベンチに座っている女の子が「()()()

何かを探してるね」

「…」


探している…か。



川の方に歩いているが、薬局の方へと

足を運んだ。


〈薬局〉

「いらっしゃい」

薬局のお兄さんが少し微笑む。

どうも店員はお兄さんだけらしい。


「よく眠れる薬をください」

「最近、よく眠れないのかい?」

小さく頷く。

「はい。9Gね」

薬を受け取り、ゴールドを支払う。

店を出て、家に向かった。


……道草、にはならないかな。



3日目


朝、何時も通り母さんが私を起こす。

今日も何時も通りの朝食。

トーストを食べながら、

今日は村の中を散歩すると母さんに伝えた。


村を歩いていると5歳ぐらいの男の子が

「何で何時もぼーっとしたり、目を閉じてるの?」

「……」

「ねぇ、何で?」

「……」


今日も…見つからなかった。


2日目


朝、天井、壁に赤いものがベットリついている。


「アビリタ、あサよ」


……


「今日は、ちょっと庭の手入れ…するね」

「えエ、わカったワ」


…母さん……



――――T県〇〇村に人工衛星――が

落下し、被害は――



1譌・逶ョ


……いっぱい、赤いものが。

「アビリタ、譛昴#縺ッ繧灘?譚・縺溘o繧」

母さん?に赤いものがいっぱい


鉄クサイ…



妄想性障害…

妄想が長く続いてしまう。

目の前を遮断することで幻覚も…




5日目

……朝…のようだ。

戸を開け、リビングに。

…母さん。居ない。


外に出る。――居ない

…凄く、静かだ。


…薬局に行ってみた。

薬局のお兄さんも居ない――。


今なら、行ける――


〈奥の薬棚に入る〉

熱冷まし…頭痛薬…

―――あった。


楽に死ねる薬(睡眠薬)』が。


9錠、一気に飲む。


母さん…皆……今…行…く…。



T県〇〇村に人工衛星が落下――

付着していたウイルスは

人を肉塊にして死亡して――

村人ほぼ全員が感染し――

中にはウイルスが効かない

特異体質の――

捜索隊によると現在特異体質の人は―――







やぁ、今回は人工衛星に纏わる話だ。


ウイルスに感染しなかったアビリタは

妄想と感覚で生活していたんだね。


昔、彼女も現実世界が汚くて汚くて

兎に角見たくなくて、目を半分以上閉じたまま

生活していたんだ。

ま、今はもう大丈夫だがね。



…どうやら、今は凄いウイルスが

増えているようだね。


何人も死者を出しているとか…

1日でも早く終息するように願うよ。



そろそろお別れだ。

では、また会おう。

最近、筆の調子がとても良いです。

此の調子で沢山書いていきます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 少女の何気ない日常が壊れていく様子がリアルに感じられました。 このコロナ禍という今ならではの作品だと思いました! とても素晴らしかったです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ