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―祖父の遺言書、封の中―

 



 親愛なるルカとレジーナへ


 成人の儀を迎える前に、もし私に不幸があった時には、この遺言書をたずさえて弁護人の元を訪ねること。



―――――――――――――――



 遺言者 オーウェン・メイトスは、次のように遺言する。



 ルカとレジーナが共に十六歳の成人の儀を迎えた時、レジーナの婿としてルカを迎える。

 婚姻の儀を挙げ、以降ルカはメイトス家の家名を負うこと。


 オリバーを廃嫡し、家を継ぐ者としてルカを指定する。

 メイトス家の有する領地、および一切の財産をルカに相続させる。


 

 心を尽くしてレジーナを想い、身に巣くう悪魔をも従えようと励むルカの誠実さと、その努力の末に得た能力の高さを評価して、上記の通りとした。


 ルカとレジーナ二人で手を取り、支え合い、メイトス家および領地に潤いをもたらしていくことを、期待している。



 ―――――――――――――――


 オーウェン・メイトス


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