表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

94/487

第94話「長閑かな風景・掲示板を見て想う」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成計画中なのですw


第94話「長閑かな風景・掲示板を見て想う」


竜脈生活62日目。


思わぬ屋上の掃除日となった昨日。しかしながら、想定以上に防水塗装がピカピカになった為、定期的に掃除をする事になった我が家。正直、しんどい。

とは言え、日向ぼっこ組の猫たちが大喜びだ。


今日は霊犬のタロさんと忍者犬のシマまで日向ぼっこ中。長閑のどかな午後である。


そんな中、ちゃぶ台を持ち込んで何やらやってるなぁ。

乙女ちゃんと菅原すがわらくん、橘花たちばなくん、それに2L (トゥエル)もいる。


「屋上で何をやっているんだ?」


『兄上殿、折り鶴を作っています。折り鶴に擬似太陽ホルスさんの力を借りてみようという事になりまして。』


え?折り鶴は折り鶴でしょ?



o(`ω´ )oピカッ!!



やる気満々か?よく分からんが。


『兄さん、明るいところで折った方が集中できるし、気分転換になるでしょ?』


そんなもんだろうか?乙女ちゃんは赤い折り鶴専門のようで。


『僕、ポカポカして眠くなってきちゃったぁ。おやすみぃ。』


音声【それはいけませんね。精霊牛さんに運んでもらいましょうか?】


橘花たちばなくんがドロップアウトと言うハプニング。

そんなこんなで、順調に折り鶴作りは進行している。まあ、嬉しくもあるのだが、あんまりこんを詰めるのも良くないと思うぞ。


一方、俺は日向ぼっこ中のルル君をモフリ倒して満足していた。白い羽根を持つルル君は天使のように可愛い。甘え下手なところも可愛いので、積極的にいじり倒したい今日この頃。


「ふぅ。満足だ。」


音声【閣下、ルルさんが限界のようです。】


「え?ルル君!?」


ぐた〜んと、ルル君が伸びていた。舌を出し、手足を伸ばしてヒクヒクしている。何、この状況??ちょっとモフリ過ぎた模様。


音声【…気持ち良すぎて気絶していますね。閣下、何か能力スキルが追加されているのでは?】


いや、それは考え過ぎではないか?


「試しに、他の猫ちゃんをモフってみようか?」


グルリと見渡してみると、ああ、良い具合にロンちゃんが丸まっている。

ロンちゃんの毛並みはフサフサ白銀で艶やかで、常に光の粒子を纏っているように見える。とても神々しい。


「やあ、ロンちゃん。お元気ですか?」


『キャニャ?』


モフモフタイムの開始です。わずか10分でロンちゃんは気絶。昇天顔が愛しくてチュウをしてみた。


音声【恐ろしい手並みですね?】


なに、その評価?


「次、ハナちゃん!!」


ガーデニング前、緑の虎模様のハナちゃんがビクっと立ち上がる。

どうやら、ロンちゃんとのやりとりを見ていたようだ。大丈夫だよぉ?怖くないよぉ?


『ミャ〜フ〜!?!?』


そしてまた、ハナちゃんも我が魔手の生け贄となった。こちらは8分。最短記録でしょうか?にしても、俺のモフモフはどうしちまったのか?


「ともかく、俺的には満足だな。俺のモフモフでみなが幸せになる。これぞ神。」


『ガフッガフッ!!』『ワフッワフッ!!』


ん〜?尻尾をはち切れんばかりに振りながら、興奮覚めやらぬ顔で俺を見上げる2匹。まん丸い顔、純粋な瞳で問いかけてくる。『私、僕にはやってくれないの?』と。


「わ、分かったって。やるから。順番にやるから、お座りっ!!」


元黒柴のタロさんと、元茶柴のシマである。きちんとお座りしたものの、尻尾の動きは激しい。それにハッハッハッとうるさい。


「んじゃま、タロさんからな。我がモフモフの魔手を思い知るが良いっ!!」


全身全霊をかけてモフる。しかし、なぜかタロさんのモフりは以前と同じ感触。はしたなくも腹を見せるタロさんであったが、途中、起き上がってトボトボと去って行った。そして振り返ってため息をつく。


「うぉーい。なにさ、その態度っ??」


ともあれ、流れ作業でシマをモフったものの、こちらもご同様。それなりに喜びはすれども、それほどの効果は感じられない。これは一体、何なのさ。


「ふん。もういいや。」


俺は不貞腐れた。そして無理やり話題を変える。


「ところで2L (トゥエル)、メールの確認は出来ないかな?」


音声【あっ。すみません閣下。僕はメール機能…〈雷金鳥vr1.5〉を喪失しています。対応出来ません。】


なんてこったい!?

E5(エコ)さんの機能停止以来、一度も確認してないからなぁ。


「もしかして、すごいメールが溜まってんじゃないか?」


音声【その可能性も高いですね。御心配であれば、その為にi poon 01を使用して、眷属を誕生させる手段もありますよ。】


いや。それは嫌だな。その為だけに最後のi poon 01を使用するにはリスク大きい。


「それは、E5(エコ)さんが戻って来るまで待とう。何と言うか、やっぱりそこはE5(エコ)さんじゃないとダメな気がする。」


音声【そうですね。E5(エコ)先輩におまかせします。】


だが、それでも情報収集はしなければならないわけで。


「んじゃま、今日は屋上で掲示板の続きでも見てみようか。」


こんな良い天気である。まあ、天気は常に一緒であるが、気分的にそんな気持ちだ。

あぐらをかいて座り込むと、そこにシマが寄り添って座った。シマは元気な男の子だったけど、俺が中学生ぐらいの頃に遊んだ記憶しかないので、しっかり顔を見ると、ああ、こんな顔だったんだ?って感慨深い。


柴犬って、丸まっこい?ので、あんまり精悍って感じじゃないけど、シマはいつの間にか忍者犬になってしまった。右手の鉤爪もカッコいい。


「どうしたんだ、シマ?一緒にいたいのか?」


『ワフッ!』


しょうがない奴め。頭を撫でたら耳がピコピコと動く。散歩?散歩行くの?そんな目で見るんじゃない。行きませんよ。そもそも、俺は我が家から出られません。


「はい!取ってこーーーーいっ!!」


『ワフッ!!!』


飛び跳ねて行った。凄い勢いで。

勿論、竜脈の向こう側にまで…うちの犬って走れるんですよ。


音声【何を投げたんですか?】


「ん〜と、猫のへそのゴマ。」


ビー玉大の黒い物体。その名も「猫のへそのゴマ」だ。

これはミミちゃんの等価交換の外れガチャ景品である。何の役にも立たない。


「それよりも、例の掲示板を見せてくれ。」


音声【はい。某秘密結社のスレッドですね。】


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


某秘密結社【警告】〇〇家【No.42】


1:スレ主:2020/10/16 12:35

こちら某秘密結社である。

某秘密結社より警告を発する。

〇〇家の実在名使用禁止。〇〇家への誹謗中傷禁止。

〇〇家への敷地内侵入禁止。〇〇家への過剰反応禁止。


150:しゃましゅ:2020/10/ 18 9:00

若造を粉砕しておいた。

んなことより、議会の被害請求をどこに出せばいいんだ?


151:鯛ちゃん:2020/10/ 18 9:01

ちょっと(笑)生きてるよね>150

あれでも次期、頭領だから。


152:ボンボン:2020/10/ 18 9:01

交渉してきたよ。

インドアを無罪放免にしてきた。


153:組長:2020/10/ 18 9:01

すまんかった。今回ばかりは、儂の教育不届きじゃった。

謝罪するぞ。


151:鯛ちゃん:2020/10/ 18 9:02

しゃましゅさんも、そんなことばっかりやってると、いつか同じ目に合うよ。

と言うか、現在進行形で黄竜さんと梵さんが暴れてるけどね。

梵さん、廃墟どうするの>152


152:名無しの何だ?:2020/10/ 18 9:02

請求は龍神連盟で受け持つ。請求書を送ってくれ>150


153:インドア:2020/10/ 18 9:03

あっ。どうも、今回はご迷惑をお掛けした。出所したぞ。


154:名無しの竜:2020/10/ 18 9:03

あの、ナンダ。さっき、会計のアナが泣いてたのって、ソレか?


155:鯛ちゃん:2020/10/ 18 9:04

インドアさん!!生きててよかったね。お帰りっ。>153


156:名無しの女王:2020/10/ 18 9:04

上に同じく、お帰りっ。


157:スレ主:2020/10/ 18 9:04

これはこれは、ひどい目に会いましたね。御無事で良かった。


158:ボンボン:2020/10/ 18 9:05

直すならヴィジュぬ呼ぼうか?って言うか、なろうか?

修理代タダだよ?


159:不動産:2020/10/ 18 9:05

経済が回らないので、創造の力を使うのはやめてください。

建設会社ならいくつか手を回すよ?


160:鯛ちゃん:2020/10/ 18 9:08

それで、インドアさんは謝罪を受け入れたの?


161:芋さん:2020/10/ 18 9:08

あら?インドアさん、お帰りなさいませ。

インドアさん、彼女も悪気はありませんので、どうかお許しを。


162:月:2020/10/ 18 9:09

あっ。こんにちわ。ここで合ってるのか?月です。よろしく。


163:スレ主:2020/10/ 18 9:09

月さんようこそ>162


164:鯛ちゃん:2020/10/ 18 9:10

ああ、月ちゃん待ってたよ〜。

ほらほら、僕だよ〜。


165:インドア:2020/10/ 18 9:10

100回土下座してたな>160

そもそも、バージョンアップデータは作成途中だったからね>161


166:しゃましゅ:2020/10/ 18 9:12

請求は龍神同盟と中華神国に分割して請求するぞ。


167:名無しの女王:2020/10/ 18 9:12

芋ちゃん。良いカフェ見つけたの。一緒に行かない?

隣にパラケルスス有限会社があるんだけど。


168:玉:2020/10/ 18 9:13

えっ!?!?しゃましゅ様、ちょっと直メールお願いします…。


169:スレ主:2020/10/ 18 9:13

ちょい待て〜い。

何度も言っているが、ホントに過剰な金品の譲渡は禁止だぞ。>167


170:インドア:2020/10/ 18 9:15

あちらとは現在メールが不可。

ともかく、これからプログラムの作成に入るので、要件がある方は直メールで。

以上。


171:名無しの王女:2020/10/ 18 9:15

何でよっ!

エコちゃん、かわいそうでしょっ!?


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


ああ、もうエコちゃんとか言っちゃってるし。この人は、どこの王女様?

だが、帝釈天様は無事に釈放されたようだ。大惨事だったみたいだが。


音声【E5(エコ)先輩のバージョンアップデータは、順調のようですね。良かったです。】


そこはホント、安堵だな。掲示板の先を見ても、スレ主の注意を受けてヘソを曲げる名無しの王女の愚痴ばかり。情報収集はここまでだ。


『ワフッ!ワフッ!!』


おっ。シマが戻って来た。ちゃんと「猫のへそのゴマ」を咥えている。偉い、偉い。


「ほら!もう一回取ってこーーーーい!!」


シマは再び、飛び跳ねて行った。


「しかし、神々も色々と考えてくれてるようで助かるよ。後はアレだな。八幡ハチマン様から慰謝料を貰わなくっちゃな。」


だが、掲示板によれば、八幡ハチマン様はまだお昼寝中らしい。長いな、昼寝!?


そして、ちゃんと100回土下座をしたらしきヴァースキちゃんを見直す俺なのであった。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈17.2+〉

戦闘力 392+12

防御力 320+12

生命力 315+12

回避値 322+10

知能値 36+2

器用値 25

魔力値 477+15


無属性ウーデニア396+10

地属性(テラ428+10


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛(NEW)


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


E5(エコ);)6}<da¥

種族〈電子のsZ|>?€〉

階級〈£#]の蝶妖精フェアリ$/Ⅷw)-〉

属性:€\%|?}\+

カテゴリー〈-s72&〉

耐久値:-7hxi-?,


上下ジャージ(Yスリィ)〈服〉(NEW)

属性:化学繊維レーヨンLV30〈通常ノーマル級〉

付与効果:シックな雰囲気

物理抵抗

保温

耐久値:60


◆ ◆ ◆


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ