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第75話「紅葉の決意・真のリーダーとは」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第75話「紅葉の決意・真のリーダーとは」


竜脈生活44日目。


最近は問題発覚多しの我が家である。


特に重大な件が、4R (シリュウ)の怠慢による我が家のプライベートの流出疑惑である。

ちょっとヴァースキちゃんを追求してみたら、最近、連絡を取らない俺が悪いとか言い出しやがったので、問答無用の電源OFFである。

しかし、このテレビは菅原すがわらくんの本体なので、あまり無碍むげにも出来ないところが痛いところである。


『兄上。もう少し進化すれば、僕の方が本体になって独立できるような気がします。』


菅原すがわらくんの場合は進化の前に契約だな。」


しかし、未だに契約の基準が分からない今日この頃である。


地下室に遊びに行ってるメンバーは橘花たちばなくんと乙女ちゃんの2名。クロちゃん弟は屋上で號竜達のお世話をしているそうで。

そろそろ、精霊馬及び、精霊牛とトマト猫にも名前を与えたい今日この頃である。


とは言え、今日の目的は別にある。

先に橘花たちばなくんと乙女ちゃんが行ってるなら好都合だな。


ともかく、俺は所持品を再確認しておこう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《宝物庫〈Ω〉展開》


在庫:23種類


◯1万4千990神貨

◯夜行の刻印〈妖怪大将の任命権〉

◯竜宮城割引チケット×5〈お得な割引チケット〉

碧血ギア七星剣チャイオ

第六周期複合セシウス鋼の大太刀(火)

◯騎士盾槍・第六周期複合セシウス鋼ロング・スピア〈小型〉

第六周期複合セシウス鋼製の針(×8)

第六周期複合セシウス鋼の扇子〈菊華模様〉

第六周期複合セシウス鋼・軟鋼弓〈小型〉

第六周期複合セシウス鋼の大楯〈星〉(×2)

第六周期複合セシウス鋼の鞍 (×1)〈小型〉

◯王桃〈神仙の実〉×1

◯小判〈500円玉等価交換〉×7

◯水風船〈神の遊具〉

◯仙丹〈中級仙薬〉

◯練丹〈下級仙薬〉×4

◯恵比寿の幸札〈幸運を招く御札〉

◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉

◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉

◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉

◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉

◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉

◯布袋の運札〈運命を超える御札〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ぬらりひょんさんから貰った「夜行の刻印」と言う名の御守り袋。

簡易メッセージとして〈妖怪大将の任命権〉とある。使うにしても、何が起こるか予測不能だ。


それでも、俺の足は自然と地下室に向かった。おっと、その前に寄るところがあったっけ。

1階キッチンだ。キッチンの冷蔵庫をガチャリと開ける。


『あ。親方様、ちゃんと〈対竜種防壁「D=N」〉は稼働しているニョロよ。ちゃんと働いてるニョロよ!』


4R (シリュウ)が慌てている。まあ、それはそうだろう。

昨夜、ちゃんと仕事をしないなら、もう子育て禁止を言い渡したのである。

生卵の消費にも繋がるし、ココちゃんとトト君は可愛いけれど、ここは心を鬼としておこう。


「ちゃんと防壁を管理しているならいいが、とりあえず、子育てはその1つが孵ったら中断だぞ。卵の補充方法が見つかるまでだ。」


『わ、分かってるニョロよ。次の子はちゃんと卵を産んでくれるニョロ。間違いないニョロよ。』


本当かなぁ?まあ、期待しないで待っていよう。過度な期待は危険だ。


4R (シリュウ)に別れを告げて、そのまま階段を降りる。後ろは振り向かない。相変わらずココちゃんとトト君は具材準備に勤しむビビさんの頭の上で戯れている。いいなぁ。



さて、気分を変えて覗いてみると、端の方で何やらゴソゴソやっているのは、あれは土霊族ノームのチョメ君ではないか?

妊婦であるユズリハ(化け鼠)に代わり、米を一粒づつ、蜘蛛と蟻たちに手渡している。


こうして見ると、当初よりもこの蜘蛛も大きくなっている気がするぞ。


_________________________________


(*^ω^*)あら、御主人様。そう言えばDSディスさんの報告では、その蜘蛛さんは竜脈解析で〈女郎蜘蛛〉に進化している事が判明していますよ。勿論、妖怪ですね。


_________________________________



「え?って言うと、この蜘蛛は雌ってことか?」


『ちゅっ!?』


あっ。チョメ君に気付かれたか。やあ、と手を上げて俺は出る。


_________________________________


(*´ω`*)チョメ君さん、お疲れ様です。


_________________________________


「チョメ君も頑張ってるなぁ。それに、蜘蛛まで妖怪になってるとは驚きだよ。」


だが蜘蛛さんはそそくさと巣に戻って行った。女郎蜘蛛?とは言っても、ただの蜘蛛にしか見えないぞ。

蟻たちといえば、普通に行列を成している。これもただの蟻にしか見えない。


_________________________________


(*´∇`*)蟻さん達は、まだただの蟻ですね。


_________________________________


そうなんだ。まだ…なんだ。蟻は100匹近くいるからなぁ。


「ところでチョメ君、乙女ちゃんと橘花たちばなくんを見なかったか?」


『ちゅ〜。』


あっ。器用にも指差す方向は、そこはお土産置き場のフロア。妊娠中のユズリハがいる場所だ。最近は中央フロアで付喪神ツクモガミ達が格闘を繰り広げていないのは、多分、ユズリハを気遣ってもいるのだろうな。


そして、毎度の門番、模擬刀の付喪神ツクモガミに挨拶をしていると、そこでバッタリ乙女ちゃんと紅葉モミジに遭遇した。


『あら?兄さん、どうしたの?』


「おう。ちょうど良かった…あれ?橘花たちばなくんは?」


『あの子なら、もう屋上に行っちゃったわよ。』


あっという間にすれ違ったらしい。まあ、乙女ちゃんがいれば良いか。


「じゃあ、とりあえず地下室のメンバーを集めてくれるかな?」


乙女ちゃんと紅葉モミジはコクンと頷く。

そして集まったメンバーは、何事かと騒めき始める。期待と不安が入り混じった表情だ。

地下担当メイドのイシヒメを筆頭に、集まったのは付喪神ツクモガミ一同。

今日は忍者犬のシマは不在のようだ。あと妊婦のユズリハも欠席。


「よし、みんな。今日はみんなに伝える用件がある。」


騒つく一同。


「先日、妖怪の総大将のぬらりひょんさんに会った。」


騒めきは最高潮に達した。


『家主しゃまっ!凄いでしゅっ!!』


もはや、噛みを訂正する事も忘れている紅葉モミジ。可愛いけれども。


「そこでだ、正式に付喪神ツクモガミのリーダーを誰にするのか俺なりに考えたわけだが…。」


俺は紅葉モミジを見詰める。とても小さな着物姿の女の子だ。

その小さい肩に重荷を背負わせても良いものだろうか?少し震えているようにも見える。


_________________________________


(*´ー`*)御主人様、紅葉モミジさんなら大丈夫ですよ。


_________________________________


ああ。紅葉モミジの目は覚悟に満ちている。


「…やはり俺は、紅葉モミジこそがそれに相応しいと思う。まあ、あくまで勘ではあるが。」


『や、家主しゃま…。』


「どうだ?受ける気があるなら、この御守りをお前に渡す。」


俺はぬらりひょんさんから預かった「夜行の刻印」を取り出す。

周囲の視線はそんな紅葉モミジと御守りに集中している。息苦しい。逃げたい気持ち。


『はいっ!私、頑張りましゅっ!!』


紅葉モミジも覚悟を決めたようだ。その小さな手に、俺は「夜行の刻印」を押し当てる。


あっ!?ピカッと光り始めた「夜行の刻印」が、シュンと紅葉モミジの胸に吸い込まれる。どうなるものか?と様子を見ていると、じきに光りは弱まって消えてしまった。


『家主しゃま…わたし…。』


紅葉モミジ…大丈夫か?」


一見、何の変化も無い。いや、ちょっと成長したか?そして直後に、彼女の着物が純白に変化した。まるで雪のような白さだ。

すると、周囲の付喪神ツクモガミ達がたじろぐ。


『あ。私、進化したんでしゅ…です。』


「全然、変わってないなぁ。普通に語尾を噛んでるところも一緒だな。」


俺の第一印象だ。


副音声『旦那様。紅葉モミジは急激に強くなったのです。彼等の反応が、その証拠なのです。』


うん?イシヒメが言うように、5重の塔や達磨ダルマが驚愕する姿が見受けられる。それ程のものかなぁ?


_________________________________


(*^ω^*)御主人様は、もう数値的にもバカになっちゃっているので、そういうのは分からないと思いますよ。


_________________________________


何さ、その言い方。


『家主しゃまっ…どうか、わたしと契約をして下しゃい…。』


お?これは新しいケースだな。無論、俺も紅葉モミジと契約できるものならしたいところである。



ポピコーーーン♪


_________________________________


〈報告〉(`_´)ゞ


相互契約の意思に基づき


地祇《田崎 蓮人》と契約可能な個体が発生しました。


契約可能個体名〈紅葉モミジ


_________________________________



なるほど。相互意思が尊重されるわけか。これは今までの固定概念が覆されるぞ。

ともあれ、俺は紅葉モミジとの契約を交わした。


「それ程、強くなってるようには感じないけど…E5(エコ)さん、契約鑑定を頼む。」



_________________________________


(*゜∀゜*)はい。では紅葉モミジさんの身体情報ステータスです。


紅葉モミジ

種族〈生き人形→座敷童子ざしきわらし〉 (NEW)

階級〈付喪神ツクモガミ→家の精霊〉


カテゴリー〈1.8+〉

戦闘力 10

防御力 20

生命力 15

回避値 10

知能値 15

器用値 16

魔力値 20


闇属性テネブライ18


戦技バトルアーツ

結界術〈防壁〉


固有能力パーソナルスキル

あやかし再誕〈夜行の刻印〉

竜脈補正効果(契約)(NEW)


能力スキル

愛嬌 愛 妖怪 結界 家(NEW)


あやかしの呪法(NEW)

魂魄魅了〈呪縛〉

魂魄下法〈服従〉


称号

妖怪グループ・リーダー


装備

振り袖「雪模様」〈和装衣〉

属性:シルクLV50〈特殊兵装レア級〉

付与効果:耐熱耐寒〈白雪〉

呪詛返し〈反射リフレクト

弱体耐性(無効)

耐久値:100


_________________________________


これは…我が家の執事長、DSディスさんのカテゴリー2.0+に次ぐ数値である。

つまりは、ヤバい。可愛いに反比例した強さである。


座敷童子ざしきわらしとか、都市伝説じゃないか?アレも妖怪だったのかぁ。」


目から鱗とはこのことだ。


こうして我が家に座敷童子が誕生した。とても可愛い小さい座敷童子だけども、そんな彼女は妖怪グループの頭領として活躍することに…なるのだろうか?乞うご期待である。


ちなみに、紅葉モミジの結界術をG3(ジザ)さんも絶賛していたことは別の話だ。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈竜脈種(真種)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈12.5+〉

戦闘力 260+6

防御力 187+6

生命力 253+6

回避値 199+6

知能値 26

器用値 25

魔力値 316+7


無属性ウーデニア274+6

地属性(テラ294+7


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉(NEW)


称号

召喚士


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


中炭素鋼バール(真)〈打撃武器〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV120〈特殊兵装レア級〉

付与効果:物理強靭化・打撃強化〈強〉

破砕〈中心核破壊〉

耐久値:200+α


E5(エコ)

種族〈電子の妖精〉

階級〈緑の蝶妖精フェアリ?〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈1.5+〉

耐久値:500


迷彩柄シャツ〈服〉(NEW)

属性:化学繊維レーヨンLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:隠蔽効果

物理抵抗

耐久値:70


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆


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