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第7話「冷凍庫は空っぽ。地下室」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第7話「冷凍庫は空っぽ。地下室」


探索は最終段階を迎えました。


店舗後の工具置き場から、俺は大きなバールを持ち上げる。

中炭素鋼のバール(中)だ。無論、(小)も(大)もある。だが小も大も放置だ。



今から向かう先は、キッチン廊下に逆戻りし、反対側にあるカーテンレールの先。


カーテンレールを開けると右側に洋式トイレが鎮座。


あっ。オシッコしたくなってきた。トイレを見るとオシッコしたくなるのは人間のさがと言うやつか?



ジャジャジャ〜〜〜〜。



ふぅ。すっきりした。


ちゃんと1階も水が流れるし、洗浄剤とトイレットペーパーの補充もOK。

そして眼下には地下室へと通じる暗い降り階段。


子供の頃は怒られて、この真っ暗な地下室に閉じ込められてガン泣きしたことがある。

そう。これはトラウマってやつだ。


しかし、ちゃんと蛍光灯が付いてるんだけどね。

階段の途中にまとめてスイッチがあるわけで。


ポチッっとね。



湿った感が半端ない。

今ではもう使われることが無くなった地下室。


その正体は巨大冷凍庫とプラスチック皿の保存場だ。


もっとも、廃業と共にプラスチック皿は廃棄してあるし、もはや物置き同然。

しかも地下水が湧き出して湿気が半端ない。

台風とか来た日にゃ、一家総出で水汲み労働が懐かしい。


今はポンプが設置してあるんで楽ですがあ。


さて、物置きは父さんの荷物置き場、ならぬ土産物置き場と化していた。

俺はめったに地下室に入らないんで、ここまでジックリ見るのは初めてだ。


しかしまあ、京都土産物なのかな?

ミニチュアの五重塔とかダルマの置き物、木製のお面が置かれている。

お面の種類は天狗とか赤鬼、河童。典型的ですな。


ここ、ネズミとか出た筈だけど、大丈夫なの?まあ、被害はなさそうだ。


少しすすむと行き止まり。目新しいものは無しだ。

あるのは蜘蛛の巣だけ。


お前も取り残されちまったのか…。

足が長い蜘蛛さん。


我が家は蜘蛛は殺さない家系なのである。

バリバリ黒いやつは殺すけどね〜。


さて、巨大冷凍庫に戻ると、とにかく分厚い扉が待っていた。

これはもう、シェルターかと言わんばかりの頑強さ。

分厚さ1、5メートルw


ギギギィと開いてみる。

ステンレス製なんで錆びは無い。


奥行き5メートルぐらいはあろうか。

天井には豆電球。

つけてみるが、これは電球自体が切れてるな。

今時、豆電球って。過去の遺物か。


中は…案の定、スッカラカン。

空っぽの木箱が並ぶ。


昔は冷凍食品…イカとかタコとか、あとは冷凍のマグロを市場から仕入れて、ここに運び入れていた。懐かしいなあ。



…うん。食糧品なし!

全くもってヤバい。



あとは稼働を停止して久しい自家発電機。

ところどころに錆が浮いている。


ちょっと今時の店舗にはない大きさ。何故に、こんなシェルター的な地下室を作ったものやら?


まあ、何故か電気が通ってる摩訶不思議である。多分、冷凍庫も動きそうな予感。

食材があれば保存できるのにぃ…。


ああ、喉が渇いた。


オシッコばっかりして水分補給してなかった。無性に麦茶が飲みたい俺だった。





◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈人間〉

階級〈一般市民〉

所属国〈日本〉


カテゴリー〈1.0+〉

戦闘力 6

防御力 8

生命力 6

回避値 8

知能値 26

器用値 25

魔力値 0


無属性ウーデニア0


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力


称号

一小市民


装備

中炭素鋼バール(中)〈打撃武器〉(NEW)

属性:中炭素鋼カーボンスティールLV60〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理強靭化・打撃強化

耐久値:100


i poon E5〈最新型の携帯機種〉

属性:精密機器LV20〈特殊兵装ユニーク級〉

付属効果:電子機器

耐水機能

耐久値:31


上下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

保温

耐久値:40


◆ ◆ ◆


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