第65話「樹霊トラウマ克服大作戦・激闘区」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第65話「樹霊トラウマ克服大作戦・激闘区」
竜脈生活34日目。
今日は反省から始めようと思う。
何を反省するかと言えば、4日前の精霊交流会の件だ。
結果を言えば失敗に終わったわけだ。
そもそも、2階の観葉植物の樹霊達、6姉妹は人見知りが激しく、3階に引き篭もっている状態だった。
精霊交流会を開催し、まずは精霊同士で仲良くなりつつ、屋上に慣れてもらおうと画策したわけだが、駄猫ハッピーの乱入で大混乱のうちに幕を下ろした。
誰が悪いのか?と言えば、それは勿論、ハッピーなのだが、トラウマを植え付けたのはDSさん以下、メイド5人衆 (タロさん除く)であると言える。あと姉猫ロンちゃんかな?
と言う訳で、俺は一同を集めて対策会議を開催する事とした。場所は3階、拡張物置部屋。
仮設の長テーブルに椅子は11個。議長席に座っていると、なんか貴族になったみたいで尻が落ち着かない。なにせ、こちらは生粋の庶民だからなぁ。
「さて、これより6姉妹トラウマ克服対策会議を始める。」
議長はわたくし、田崎 蓮人がお送りします。
右手側の席には、主犯のDSさん以下、メイド5人衆 (タロさんは省く)が着席。
対して、左側には参考人としてG3(ジザ)さん以下、精霊代表の乙女ちゃん、菅原くん、橘花くんが並ぶ。最後の一席には特別枠でロンちゃんが着席。椅子の上でちょこんとお座り。超かわいいです。
『キャニャ〜?』
ふむ。なんで私が呼ばれているの?とな。それは、勿論、ハッピーの肉親代表としてですよっ!
「…ともあれ、証人の入室を許可します。どうぞ!」
事前準備は出来ています。
本来はG3(ジザ)さんの助手である試作妖怪仙人1号が、証人を肩に乗せて歩いてきた。
その証人とは誰かと言えば…。
『…8/,gw….。』
『僕が通訳します。幸運の樹霊、八手です、と言っています。』
通訳は菅原くんだ。
さて、証人の八手だが、彼女は樹霊6姉妹の1人である。
本体は観葉植物のパキラであり、風にたなびく緑色の長髪、端整な小顔に尖った耳と、まんま小説の中のエルフが現れたかのような存在だった。
しかし違和感は、その深緑色の着物…草花模様の打掛けであろうか。
違う。これは違うぞ。俺の中のディー◯リットはこんなんじゃない(涙)。
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(*^ω^*)御主人様。6姉妹さん達は引き篭もっていたんじゃ?
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「ああ。だが、この八手だけは例外でな。彼女はかなり好奇心が強く、外に出たがっているのだ。」
エルフなのに出たがりとか、もう間違いなくディー◯リットですよね??
『6;/ra6…。』
『通訳すると、自分は出たいけど、みんなに止められている。外は怖いからって言っていますね。』
と、こんな感じだ。
「八手が説得出来ないのか?」
『'eisk…。』
『無理ですね。特に葛葉がダメと言っているそうです。』
話によれば、葛葉は6姉妹の長女的な立ち位置にいるそうだ。
「う〜ん。なんとかこちらに引き込める者はいないのか?」
『ski/7:8…。』
『榊と蓬莱なら何とか、と言っていますよ。』
おっ。2人引き込めば3対3に持ち込めるのではないか?
「G3(ジザ)さん、榊と蓬莱の情報は?」
俺は左手の席に座るG3(ジザ)さんに尋ねる。ようやく相談役の面目躍如ってところだろう。
音声《ひょっひょっひょ。榊の本体は月桂樹じゃ。彼女は神官系の樹霊じゃし、それが影響してか穏やかな性格じゃからのう。主を神に見做しておるのじゃ。イチコロじゃろうて。》
イチコロって何だよ。そもそも、俺は神じゃないし。
「蓬莱は?」
音声《そうじゃのう。モンテスラを本体とする蓬莱は酒好きじゃ。まあ、酒は自作しておるらしいのでの、儂も素材として酒精を横流ししてもらっておる。つまりは、ただの酔っ払いじゃ。》
それはどういう説明だよ。酔っ払いってことは、底抜けに明るいってことか?
「だがまずは、彼女達の先達である乙女ちゃんに先に立ってもらうか?」
何と言っても、樹霊の先輩である乙女ちゃんは彼女達から一目置かれているわけだ。
音声《いや、それはどうじゃろう?》
音声『左様ですな。事の発端は、トマト猫に騎乗した乙女殿にも原因があると思われます。』
『…jy(-4;:!?』
乙女ちゃん、突然の追及にしどろもどろ。慌てふためく。
言うに事欠いてDSさんめ、乙女ちゃんに責任転嫁!?
音声『いえ、勿論、こうなった原因はワタクシにあります。執事として、不甲斐ない思いです。こうなれば…』
え〜。なんかヤバそうな雰囲気。ここは俺が身を呈して止めねば!
「…いや。悪いのは俺だっ!!」
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(・ω・`)そうですね。悪いのは御主人様ですね。
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音声《結果的に言えば、ハッピー殿を連れ込んだ主が悪いのう。》
音声『そう言っていただけるなら、しっかりハッピー殿の躾けをお願いします。』
『…6/(?sy!!』
ヲイっ!!お前ら、いい加減にしろ(怒)。乙女ちゃんまで抗議とか、俺の心が限界ですよっ!!
「…確かに、トマト猫騎乗猛特訓で乙女ちゃんを二重人格化させてしまった原因は俺に…それはDSのせいでもあるでしょうがっ!?」
音声『左様で。それは乙女殿、御容赦を。』
こいつ等、俺で遊んでいるのだろうか?
「お前等、話が進まないだろうが?とにかく、1人ずつ行って謝って来い!」
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(*^ω^*)え?先に引き込むって話はどこ行ったんですか?
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音声《それは2階担当メイドのキュライアー殿と、主の弟である橘花殿に任せた方が良いでしょうな。そして順次、1人づつ謝罪に伺えばよかろう?》
そうね。それそれ。確かに、キュラさんなら常日頃、彼女達と接触しているし、橘花くんは柔和で朴訥な弟タイプでお姉さんに好かれやすいと思われる。
「よし!それで行こう。任せたぞ!」
副音声『旦那様。任務了解。作戦行動に移ります。』
結論は出た。当たって砕けろ作戦である。
「…で、ハッピーは?」
音声《試作妖怪仙人2号が相手をしておるのじゃ。1番最後に投入の予定じゃ。》
「全ては計画通り…勝てるぞ。」
俺はテーブルに肘をつきながら、独り言ちた。
一度言ってみたかったんだよね、このセリフ。
◆ ◆ ◆
先行投入。
「GO!GO!!」
俺の指示に従い、2階担当のキュラさんと橘花君が突入する。
俺以下、計画組は2階の階段室の踊り場で待機。ここが最前線である。え。
そして時間経過にして15分、ここで樹精の八手を帰還させる。
「…どうだろうか?懐柔計画は順調に進行しているか?」
音声《ふむふむ。やはり難関は葛葉と、次点で芍薬じゃな。》
「うん?芍薬か?」
予想外の名前が出てきたな。てっきり、葛葉の副官的な千歳が次点かと思っていたのだが。
そしてG3(ジザ)さん、立体映像以外にも、その電脳で監視業務も可能とは、プライベート侵害ですねっ!!
「橘花くんを投入しても籠絡できないとは…ではここで最終兵器の菅原くんGO!!」
『兄上!頑張って来ます!』
意気揚々と純和風美少年の魅力で、やっちゃって来て下さい!!
音声《芍薬は医学系で純粋な引き篭もり研究家肌ですじゃ。ちょっと問題児じゃのう。》
「G3(ジザ)さんにそう言わせるとは、相当厄介な相手だなぁ。」
しかし、ここまで6姉妹が個性を獲得していたとは、正直驚きである。
音声《おや?どうやら千歳がなびいたようですね?ふむふむ。菅原殿とデートの確約ですかな?》
「こらぁ!プライベート侵害だろぉ!?」
とは言え、これで八手、榊、蓬莱に加えての千歳の4名。反対派は葛葉と芍薬に絞られた。
「さあ、ここからが勝負の分かれ目だっ!!謝罪組、GO!!」
音声『はっ。では順次投入いたします。ユナイゼス、次いでビビアンナーシェ、イシヒメの準で待機を。』
副音声『はい!ユナ、行きまーす!!』
そして続々と、謝罪組は2階に突入していく。俺は後ろ姿を見送るのみ。
「ではDSさん、後詰めを。」
音声『行って参ります。全身全霊を以って、対処させて頂きます。』
DSさんの眼光はマジだ。俺には止められない。止めるべきじゃない。これは死を覚悟した者の顔だ。
「頼んだぞ。」
そして彼は突入した。
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(*゜∀゜*)御主人様、これなんの修羅場なんですか?
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「…ただの予行練習だな。」
音声《じゃな。異分子が籠城したと仮定した模擬戦闘じゃよ。》
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Σ(゜д゜lll)ええっ!?初耳ですけどっ!?
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こうして、樹精トラウマ克服大作戦は終わりを迎えようとしていた。
最終案として1日交代の屋上見回り役任じる予定であるが、普通に引き篭もりをやめてくれる方が助かるのだがなぁ。
さて、あとは俺の出番か。俺は乙女ちゃんと共に2階へ突入だ。
「…標的は…芍薬だ。行け、G3(ジザ)さんよ!」
音声《気がすすまんのぉ。》
とか言いつつ、医学話しに華が咲いている様子。似た者同士だからなぁ。
黒髪ショートの眼鏡っ娘である芍薬。あれ?いつの間に眼鏡なんてしてたんだ?
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(´ω`)あの眼鏡はG3(ジザ)さんが前にプレゼントしたそうですよ。本を読みすぎて目が悪くなって相談したらしいです。
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おい!その情報、俺は無いよ!?出来レースじゃないか。
『)/8bsu…?』
「え?芍薬はたまに、G3(ジザ)さんの工房に入り浸ってるって?」
それって、引き篭もりは引き篭もりだが、ちょっと意味が違うじゃん!?その情報、なんで今頃言うの、乙女ちゃん!?
最終結論。葛葉の説得は無事に終わった。
俺の努力の甲斐があったよ。褒めてほしいよ。
『。ja(-8…。』
できる限り頑張ってみます。と、葛葉は項垂れた。美しい金色の髪の美女にそんな顔をさせている自分が憎い。
俺だって、俺だってモテたいよう。例えそれが身長50㎝の美女でもね〜。
そんな俺をイイコイイコと乙女ちゃんが頭を撫でる。嬉しいけど、ちょっと違うんだなぁ。グレートなサイズ感が目の前の葛葉と違い過ぎるんです。
『7-)us!!』
あ、痛い!頭を叩かないで、乙女ちゃんっ!?
俺は頭をポカポカ叩かれながらも、それを見て笑う6姉妹に救われた気分になるのだった。やっぱり美女には笑顔が似合う。
…だが、終わったと同時にハッピーが乱入してぶち壊して行った。
正確には、ハッピーとシマの暴走の結果、2階はメチャクチャになった。止めようとする試作妖怪仙人1号と2号もまた、その場を混乱の極致へと導く。
超最終結論 (?)。トラウマ再燃である。
「コラっ!!ハッピー!!シマッ!!御飯抜きだぞっ!!!」
『ニャビャ〜!?』
『ワフッッ!?』
どうしてこうなった?だが、譲歩案である「1日交代の屋上見回り役」を観葉植物6姉妹に承諾させることが出来て良かったと思う今日この頃である。
勿論、2匹は夕御飯無しとなりました。
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈竜脈種(真種)〉
階級〈主格〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈10.5+〉
戦闘力 199+6
防御力 127+6
生命力 193+6
回避値 139+6
知能値 26
器用値 25
魔力値 244+7
無属性214+6
地属性224+7
固有能力
竜脈適正「高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
妖精言語LV1
宝物庫〈Ω〉
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
称号
召喚士
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
中炭素鋼バール(真)〈打撃武器〉
属性:中炭素鋼改LV120〈特殊兵装級〉
付与効果:物理強靭化・打撃強化〈強〉
破砕〈中心核破壊〉
耐久値:200+α
E5(エコ)
種族〈電子の妖精〉
階級〈緑の蝶妖精?〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈1.5+〉
耐久値:500
厚手シャツ〈服〉(NEW)
属性:化学繊維LV20〈通常級〉
付与効果:保温〈微〉
物理抵抗
耐久値:30
ジーンズ迷彩柄〈服〉
属性:厚地織布LV20〈通常級〉
付与効果:カモフラージュ
物理抵抗
耐久強化
耐久値:65+α
◆ ◆ ◆




